稲垣吾郎

結婚観について語る稲垣吾郎

稲垣:そりゃあ、楽しみですよ〜。でもまだ本領は発揮してないですね。美しいキャストと花に囲まれながら粛々と稽古に励んでいるところです。

山田:ところで吾郎サン自身は、これまで、恋に落ちた経験と落とした経験、どちらが多かったんですか?

稲垣:う〜〜ん……、どうだっただろうなぁ。実は惚れっぽい性格だと思うんです。たとえば映画館で涙するとか、本を読んで感動するとか、ワインを飲んだ一瞬で想像をめぐらせたりとか、背景に影響を受けたり、グッと気持ちが引き込まれたりすることは、日々、けっこう多いんです。だけど、“対女性”という意味では、ぼくは落ちるより落とした経験の方が多いかもしれないですね。こう見えて、けっこう積極的なんですよ、ぼく(笑い)。

山田:でも、その勢いで結婚に至ることはないんですよね? 先日、『不可避研究中』(NHK・第4金曜日23時50分〜)で「結婚って、した方がいいの?」というテーマで放送したときにも、前のめりで皆さんのお話を聞かれていましたけれど(笑い)。

稲垣:そう、そうなのよ! もう、「待ってました」、「このために『不可避〜』をやってまいりました」ってカンジだったんだけれど……。

山田:どこかで冷めている吾郎サンもいらした。

稲垣:バレましたか?(笑い) たとえば“結婚は正義”という圧力について女性ディレクターが調査してきてくれたときも、ぼくはそもそも“圧”を感じたことはないしなぁ……と。未婚者と既婚者を分ける必要はないんじゃないかとも思ってしまって。時代によって結婚観は変わってきたし、さらにいまは自由な世の中になってきたし、いろんなカタチがあっていい。今後はさらに変わっていくだろうって思うし……、ねぇ。どうなんですか、先生、教えてくださいよ。

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