指定されたスポットの何もない壁面にスマホのカメラをかざすと……

指定されたスポットの何もない壁面にスマホのカメラをかざすと……

「弊社は国内の企業で唯一、“ARクラウド”の研究開発を行なってきました。ARクラウドとはインターネット上でAR空間を共有するための技術で、一言でいうとAR開発を大幅に簡単にするための仕組みです。それがようやく実用段階に至ったため、今回の『ある珈琲店からの挑戦状』は初めて弊社のARクラウドをベースに作ったゲームになりました」

 AR技術は謎解きのミッションだけでなく、広告表示にも活用されている。例えば指定されたスポットの何もない壁面にスマホのカメラをかざすと、人気シリーズ『歴史探偵コナン』の巨大な映像が出現するのである。初めて体験した人は不思議な臨場感が溢れる動画に思わず驚きの声を上げてしまうかもしれない。

 ゲームをクリアするまでの所要時間は約2時間。だが行く先々で魅力的なレストランや古書店などを目にすることになるので、街めぐりをしながら、じっくりと時間をかけて楽しむのも一興だろう。ゲームのスタート時間は12時~15時と指定されているが、制限時間は設けられていないので、途中で食事や買い物をすることもできる。

 前出の担当者によれば今回のゲームのターゲット層は「謎解きゲームや街のイベントが好きな方々と、通勤や通学で神保町によく行く方々」とのことで、家族連れでもカップルでも、もちろん一人でも楽しめる。謎解きはそれなりに難易度が高いものの、ヒントも用意されているので謎解きゲーム初心者であってもチャレンジできる。今後の展開についても話を聞いた。

「今回は神保町がテーマですが、ゆくゆくは東京に限らず地方の観光地を含め、様々な場所をメディア化していきたい。“ARタウン”のプロジェクトは日本全国どこでも企画可能です。AR技術とコンテンツの組み合わせで、見慣れた街でも楽しくワクワクするようなイベントを実施し、街そのものを活性化していけたらと思っています」(プレティア・テクノロジーズ担当者)

「ある珈琲店からの挑戦状」は3月31日まで開催。見事に最後までミッションを終えたあかつきには、謎解きをクリアした達成感に包まれるだけでなく、神保町という街の見え方もこれまでとは少し違った新鮮なものとなっていることだろう。

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