愛妻家であり、『新婚さん』の司会にもぴったり
芸人としてのスキルは高く、特定の“色”はついていない
バラエティー番組や音楽活動で芸人仲間とともに仕事をすることが多い藤井だが、その一方で“特定の派閥”に属しているイメージがないとも言われる。
「藤井さんは完全に独自路線だと言われていますね。頻繁にバラエティーのひな壇に出て、いわゆる“団体芸”を積極的にやるタイプではないのですが、でもいざひな壇に座ったら、団体芸にも対応できる。つまり、芸人としてのスキルは高いけど、いい意味で特定の“色”がついていない。その結果、派閥など関係なく、幅広い芸人さんと共演ができる。
また、バラエティー番組でも、誰かを強くイジるようなこともなく、基本的には“優しい”スタンスなんです。そんななかでも時には毒を吐くこともあり、視聴者をスカっとさせるような部分もある。誰にも嫌われない芸風だし、物腰も柔らかいし、多様性を認める現代の流れにフィットする芸人さんなんです。だからこそいま、注目を浴びているのでしょう」(前出・テレビ局関係者)
そんな藤井だが、吉本新喜劇の座員としてブレイクした当初は、下ネタ系のギャグや“オネエキャラ”を披露する機会も多かった。
「今でもたまに“ホット!ホット!”のギャグを披露することはありますが、だからといって下ネタにつながることはまったくない。“オネエキャラ”については今の時代では完全にNGでしょうが、その一方で藤井さんはジェンダーレスな感覚の持ち主で、さまざまな価値観を理解する人なのだろうというイメージもあります。まさに時代に合わせてしっかり変化してきたのが藤井さんなんですよね」(前出・テレビ局関係者)
変化する今のテレビ界に必要な人材といえる藤井隆。今以上に注目の的となる未来は近そうだ。
カジュアルなスタイルで夜道を歩く藤井隆(2020年)
おしゃれなコートは「UNDERCOVER」
『ナンダカンダ』から20年
俳優や音楽活動も評価