ワクチンによる負荷に加え、入浴でさらに体に負荷をかけることで副反応が強まる恐れが考えられる。医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏が説明する。

「動物実験による研究ですが、ワクチン接種後に運動をすると、免疫の効果が強まるという報告があります。効果が強まることは副反応も強くなると考えられる。入浴も運動と同じで体温を上げる行為ですので、副反応の出にくい高齢者にも、強い副反応が生じる恐れがあります」

 3回目を接種する場合は、「接種当日から翌日の夜までは念のため浴槽には入らずにシャワーだけにしておいたほうが賢明です」(早坂教授)とのこと。接種による効果とリスクを量る材料にしたい。

※週刊ポスト2022年3月18・25日号

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