芸能

亀梨和也が“逃げる男”を好演! 逃走劇『正体』から目が離せないワケ

大倉忠義の交際報道にジャニーズファンたちは祝福ムード

亀梨和也が主演するドラマ『正体』が話題に

 3月12日にスタートしたWOWOWドラマW『正体』に主演している亀梨和也(36才)。事件を起こして死刑判決を受けながら、移送中に脱獄して“逃げる男“を好演している。コラムニストのペリー荻野さんがその見どころについて独自の視点で解説する。

 * * *
『正体』が初回から飛ばしている。主人公の鏑木慶一(亀梨和也)は、ある夫婦の殺人事件の現場で逮捕され、死刑宣告を受ける。

 移送中に脱獄した鏑木は、姿と名前を変えて逃走しながら、潜伏した先で出会った人たちの危機を救うことになる。救われた人々は、彼が指名手配中の死刑囚と知っても「本当に殺人犯なのか?」と疑問を抱くのだった。原作は染井為人の小説。1話2話の演出は亀梨主演の「事故物件 怖い間取り」の中田秀夫監督である。

 第1話では、鏑木は「遠藤」と名乗って、土木作業現場で働いている。労働環境は劣悪だが、ワケアリの労働者たちも多く、改善はされない。だが、遠藤は、同僚の野々村和也(市原隼人)と少しずつ動き出し、信頼関係を築く。二話以降も鏑木は冤罪に巻き込まれた弁護士(上川隆也)やオレオレ詐欺の被害にあった主婦(高畑淳子)らに関わることになる。

 鏑木の事件の唯一の目撃者である夫婦の母親(黒木瞳)は若年性の認知症で事件のトラウマを抱える。出会うのは、一筋縄ではいかない事情の人ばかり。鏑木は問題を起こすのではなく、問題が向こうからやってくるのである。
 
 鏑木は次々外見を変化させていく。一話の遠藤は、長く伸びた髪とメガネ、帽子を深くかぶっておどおどとした男で、護送の目を盗み、猛ダッシュで脱走した鏑木とはまるで別人のようで驚いたが、今後、鏑木は金髪青年や眼帯をした姿で出てくる。

 ここ数年、亀梨は『ストロベリーナイト・サーガ』の菊田刑事をはじめ、『レッドアイズ 監視捜査班』の特別捜査官、『正義の天秤』の変わり者弁護士など、事件を追う側だった。追われる側になって、どんな男になるか。

関連キーワード

関連記事

トピックス

12月9日に亡くなった小倉智昭さん
【仕事こそ人生でも最後は妻と…】小倉智昭さん、40年以上連れ添った夫婦の“心地よい距離感” 約1年前から別居も“夫婦のしあわせな日々”が再スタートしていた
女性セブン
去就が注目される甲斐拓也(時事通信フォト)
FA宣言した甲斐拓也に辛口評価 レジェンド・江本孟紀氏が首を傾げた「なんでキャッチャーはみんな同じフォームなのか」
NEWSポストセブン
10月1日、ススキノ事件の第4回公判が行われた
「激しいプレイを想像するかもしれませんが…」田村瑠奈被告(30)の母親が語る“父娘でのSMプレイ”の全貌【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
NBAレイカーズの試合観戦に訪れた大谷翔平と真美子さん(AFP=時事)
《真美子夫人との誕生日デートが話題》大谷翔平が夫婦まるごと高い好感度を維持できるワケ「腕時計は8万円SEIKO」「誕生日プレゼントは実用性重視」  
NEWSポストセブン
元夫の親友と授かり再婚をした古閑美保(時事通信フォト)
女子ゴルフ・古閑美保が“元夫の親友”と授かり再婚 過去の路上ハグで“略奪愛”疑惑浮上するもきっぱり否定、けじめをつけた上で交際に発展
女性セブン
六代目山口組の司忍組長。今年刊行された「山口組新報」では82歳の誕生日を祝う記事が掲載されていた
《山口組の「事始め式」》定番のカラオケで歌う曲は…平成最大の“ラブソング”を熱唱、昭和歌謡ばかりじゃないヤクザの「気になるセットリスト」
NEWSポストセブン
12月9日に亡くなった小倉智昭さん
小倉智昭さん、新たながんが見つかる度に口にしていた“初期対応”への後悔 「どうして膀胱を全部取るという選択をしなかったのか…」
女性セブン
激痩せが心配されている高橋真麻(ブログより)
《元フジアナ・高橋真麻》「骨と皮だけ…」相次ぐ“激やせ報道”に所属事務所社長が回答「スーパー元気です」
NEWSポストセブン
無罪判決に涙を流した須藤早貴被告
《紀州のドン・ファン元妻に涙の無罪判決》「真摯に裁判を受けている感じがした」“米津玄師似”の男性裁判員が語った須藤早貴被告の印象 過去公判では被告を「質問攻め」
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン