「結婚」についても語った
「あはは!(小声で)お恥ずかしい……出番のないキッチンスペースは、今も変わらずバスタオル置き場になっていますが、それでも結局、結婚はできていないですからね。われながら面倒くさい性格ですが、どこかで“結婚している場合じゃないぞ”という危機感があるんです。ひとりで孤独に歯を食いしばれというか、幸せな結婚生活を築いたら、仕事への何かを削がれてしまうんじゃないかって。
37才で独身だと、周囲から気を遣われて、“結婚制度に意義申し立てをしているタイプなの?”なんて聞かれますが、そんな大仰なものではないんです。ただ、どこまでいったら結婚の時期なのかは自分でもすでによくわからなくなっていて(苦笑)、年齢と共に気持ちも弱っている。コロナ禍を通じて、玄関を開けた時に“おかえり”と言ってもらえる生活はいいなぁ、なんて純粋に思ったりもしていますよ」
遠ざけていた料理にもラジオでは挑戦するとか。土曜日の午後はきっと本人もまだ知らない、新しい井上アナの姿に出会えそうだ。
取材・文/渡部美也 撮影/平野哲郎
ラジオでは料理にも挑戦するという
ラジオではメガネを着用する