さまざまな場面で快投を見せた大阪桐蔭・前田悠伍投手(撮影・藤岡雅樹)
大阪大会は参加校数で愛知、神奈川と並んで激戦区だ。それでも、北大阪と南大阪の2代表制になるのは、夏の甲子園においては10回に一度の記念大会などに限られる。
「大阪を含めて参加120校を超える府県では、東西から1校ずつの東京や南北で1校ずつの北海道のように、通常大会でも2代表制になるという噂が毎年のように出る。それが実現すれば大阪桐蔭のいない南大阪に進む球児は増えるかもしれないが、大阪桐蔭に加えて強豪・履正社が含まれる北大阪の高校には、中学生がなかなか進学しない状況は変わらないだろう」(前出・スポーツ紙記者)
すでに球児の進学先で“大阪離れ”があるとする見方だが、大阪桐蔭がセンバツを圧倒的な強さで優勝したことで、ますます拍車がかかることになるのだろうか。
大阪桐蔭高校の西谷浩一監督も存在感がある
鋭いまなざしが印象的な前田悠伍投手(撮影/藤岡雅樹)