1日の終わりに10分かけてその日を振り返る
メジャーリーガーの大谷翔平選手(27才)は、夢を叶えるために、目標達成シートを事細かく記していたという。
同じくメジャーリーガーの菊池雄星選手(30才)も、ノートに「本日の自己分析」や「感謝の気持ち」を記録していたと語っている。
このように、一流と呼ばれる人は、その日の出来事や体調などをノートに記していることが多い。
「特に“漠然とした不安感がある”という人は、寝る前に、その日に起こったことを、順に思い出してみるといいですね。そして出来事に応じて、そのとき何を思ったか、どんな気持ちだったかを記入しておきます。『いいお天気で気持ちよかった』『食べすぎた』など、些細なことでも構いません。このとき、体調についても『よい』『いまひとつ』『よくなかった』などと書いておくと、内受容感覚を把握しやすくなります」
また日記だけでなく、「ひと言メモをとることを習慣化すると、内受容感覚をより把握できます」と、高畑さんは言う。
「トップアスリートの中には、練習でつかんだ感覚を“ストーン”“ギュギュ”のような感覚言語でメモに残す人もいます。自分の中で起きた感覚をメモしておくと、思考の整理になるのです」(高畑さん)