娘を亡くしてふさぎこんでいた
「元夫の神田正輝は生放送の旅情報番組『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)の司会を務めていますが、沙也加さんが亡くなった直後の放送も休まなかったので、そのプロ意識に対して視聴者から称賛の声が寄せられました。気丈に振る舞う神田の姿を見て、プロ意識の強い彼女が“私も頑張らなくては”と感じたとしても不思議ではありません。
聖子と沙也加さんとの関係も、復帰に大きく影響しているでしょう。聖子は10代の頃から芸能界のトップで輝き続けてきましたが、プライベートはとにかく波乱万丈でした。スキャンダルで世を賑わせた回数は数知れず、スキャンダルを糧にして芸能界を渡り歩いてきたような印象さえあります。
ただ、どんな時でも歌うのをやめることはありませんでした。聖子と沙也加さんの間には距離が生まれた時期もありましたが、同じ歌手という道を選んだ娘に対し、類まれなるプロ意識を見せることが娘へのエールでした。そう考えると、聖子が今回再びマイクを握ったのは、“どんな時でも歌う”という親子の約束を果たす意味があったのかもしれません」(石田氏)
悲しみを乗り越えた歌声は、より一層ファンの心に響くに違いない。