(写真/Getty Images)

笑うことは脳にさまざまな良い効果をもたらすという(写真/Getty Images)

 脳でいうと、集中力や知的柔軟性が高まっているという研究結果があります。価値判断やスケジュールの組み立てなど、社会生活を行う上で重要な役割を担う『前頭前野』という部分の働きが、笑うことで高まったからだと考えられています」(枝川さん・以下同)

 ストレス解消や免疫力の向上には、口角を上げるだけの「作り笑い」でも効果がある。しかし、脳に関する影響は、声を出して心から大笑いしなければ効果が期待できない。

「人の脳には『ミラーニューロンシステム』があり、笑っている人を見ると自分も楽しい体験をしているように感じる。一緒にテレビを見ている人がゲラゲラ笑っていたり、出演者が楽しそうに笑っている雰囲気が伝わると、鏡に映し出すかのように自分も楽しい体験をしていると感じられるのです」

 人間の脳は、一日の間に何万回もの判断や意思決定を無意識に繰り返しており、しだいに疲労がたまってくる。最もスッキリした状態が朝だという。

「朝に暗いニュースを見ると、考え込んでしまったり、精神的に落ち込みやすい。そのようなニュースは、気持ちがリラックスする昼食後に見るのがいいでしょう。そういう意味で、明るい気持ちになれる『ラヴィット!』を朝見るのはいいかもしれません。

 ただ、脳がさえている朝は最も知的な作業に適している時間でもあるので、本来なら本や新聞を読んでアイディアを詰め込んだり、重要な判断が必要な会議を行ったりするのが理想的です。ちなみに私は、ニュースは自分のペースで触れることができるウェブでチェックすることが多いです」

 テレビの見方1つでも1日は変わってくるかもしれない。

※女性セブン2022年4月28日号

関連記事

トピックス

女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚することがわかった
女優・趣里の結婚相手は“結婚詐欺疑惑”BE:FIRST三山凌輝、父の水谷豊が娘に求める「恋愛のかたち」
NEWSポストセブン
タレントで医師の西川史子。SNSは1年3ヶ月間更新されていない(写真は2009年)
《脳出血で活動休止中・西川史子の現在》昨年末に「1億円マンション売却」、勤務先クリニックは休職、SNS投稿はストップ…復帰を目指して万全の体制でリハビリ
NEWSポストセブン
中川翔子インスタグラム@shoko55mmtsより。4月に行われた「フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート2025」には10周年を皆勤賞で参加し、ラプンツェルの『自由への扉』など歌った。
【速報・中川翔子が独立&妊娠発表】 “レベル40”のバースデーライブ直前で発表となった理由
NEWSポストセブン
『ザ・ノンフィクション』に出演し話題となった古着店オーナー・あいりさん
〈一緒に働いている男性スタッフは彼氏?〉下北沢の古着店社長・あいりさん(20)が明かした『ザ・ノンフィクション』の“困った反響”《SNSのルックス売りは「なんか嫌」》
NEWSポストセブン
“凡ちゃん”こと大木凡人(ぼんど)さんにインタビュー
「仕事から帰ると家が空っぽに…」大木凡人さんが明かした13歳年下妻との“熟年離婚、部屋に残されていた1通の“手紙”
NEWSポストセブン
太田基裕に恋人が発覚(左:SNSより)
人気2.5次元俳優・太田基裕(38)が元国民的アイドルと“真剣同棲愛”「2人は絶妙な距離を空けて歩いていました」《プロアイドルならではの隠密デート》
NEWSポストセブン
『ザ・ノンフィクション』に出演し話題となった古着店オーナー・あいりさん
《“美女すぎる”でバズった下北沢の女子大生社長(20)》「お金、好きです」上京1年目で両親から借金して起業『ザ・ノンフィクション』に出演して「印象悪いよ」と言われたワケ
NEWSポストセブン
奈良公園で盗撮したのではないかと問題視されている写真(左)と、盗撮トラブルで“写真撮影禁止”を決断したある有名神社(左・SNSより、右・公式SNSより)
《観光地で相次ぐ“盗撮”問題》奈良・シカの次は大阪・今宮戎神社 “福娘盗撮トラブル”に苦渋の「敷地内で人物の撮影一切禁止」を決断 神社側は「ご奉仕行為の妨げとなる」
NEWSポストセブン
“凡ちゃん”こと大木凡人(ぼんど)さんにインタビュー
《“手術中に亡くなるかも”から10年》79歳になった大木凡人さん 映画にも悪役で出演「求められるのは嬉しいこと」芸歴50年超の現役司会者の現在
NEWSポストセブン
花の井役を演じる小芝風花(NHKホームページより)
“清純派女優”小芝風花が大河『べらぼう』で“妖艶な遊女”役を好演 中国在住の実父に「異国まで届く評判」聞いた
NEWSポストセブン
第一子を出産した真美子さんと大谷
《デコピンと「ゆったり服」でお出かけ》真美子さん、大谷翔平が明かした「病院通い」に心配の声も…出産直前に見られていた「ポルシェで元気そうな外出」
NEWSポストセブン
2000年代からテレビや雑誌の辛口ファッションチェックで広く知られるようになったドン小西さん
《今夏の再婚を告白》デザイナー・ドン小西さんが選んだお相手は元妻「今年70になります」「やっぱり中身だなあ」
NEWSポストセブン