芸能

朝はワイドショーではなく『ラヴィット』を見るほうが健康的? 笑いと脳の関係

loveit

独自路線を貫く朝の情報番組『ラヴィット』

 新型コロナウイルスやロシアによるウクライナ侵攻など、私たちの生活にも密接する世界的ニュースが続く昨今。朝の情報番組で最新の報道に触れることは自身の生活を守ることにもつながるはず。

 そんななか独自路線を貫き、令和の『笑っていいとも』とも呼ばれているのが『ラヴィット』だ。TBS系で放送されている同番組は、朝の情報番組でありながら、ニュースやゴシップなどを一切扱わないのが特徴。東京五輪開催中も、各局が日本のメダルラッシュを報じる中、『ラヴィット!』は五輪の話題にまったく触れることなくテーマパーク特集を放送したことが話題になった。会社員の石野紗栄子さん(仮名。33才)が言う。

「『ラヴィット!』を見ていて、ニュース速報が出たら『モーニングショー』にチャンネルを変えることもあります。深刻なニュースを見た後、再び『ラヴィット!』に戻すと出演者たちが大喜利で大笑いをしていて、ホッとした気持ちになります」

 早稲田大学理工学術院教授で脳神経科学者の枝川義邦さんは、笑いが健康に与える影響についてこう語る。

「笑うことは、適度な運動に匹敵する影響を心と体に与えるといわれ、『笑いは内臓のジョギング』と表現されることもあるほど。ニュースを見て心を痛めたり、SNSの書き込みを見てイラっとすると、交感神経が優位になり、血圧が高くなったり、呼吸が浅くなったりします。声を出して笑うと腹式呼吸になり、呼吸が深くなる。それによって、自律神経のバランスを整える効果が期待できます」

 さらに、免疫への関与についても研究が進んでいる。

「『ナチュラルキラー細胞』という、免疫における重要な物質があります。漫才や落語を3時間ほど見た後では、この細胞が活性化しているという報告もあることから、笑いは免疫力を高めると期待されています。

関連記事

トピックス

世界中でセレブら感度の高い人たちに流行中のアスレジャーファッション(左・日本のアスレジャーブランド「RUELLE」のInstagramより、右・Backgrid/アフロ)
《広瀬すずもピッタリスパッツを普段着で…》「カタチが見える服」と賛否両論の“アスレジャー”が日本でも流行の兆し、専門家は「新しいラグジュアリーという捉え方も」と解説
NEWSポストセブン
浅香さんの自宅から姿を消した内縁の夫・世志凡太氏
《長女が追悼コメント》「父と過ごした日々を誇りに…」老衰で死去の世志凡太さん(享年91)、同居するスリランカ人が自宅で発見
取締役の辞任を発表したフジ・メディア・ホールディングスとフジテレビ(共同通信社)
《辞任したフジ女性役員に「不適切経費問題」を直撃》社員からは疑問の声が噴出、フジは「ガバナンスの強化を図ってまいります」と回答
NEWSポストセブン
子宮体がんだったことを明かしたタレントの山瀬まみ
《“もう言葉を話すことはない”と医師が宣告》山瀬まみ「子宮体がん」「脳梗塞」からの復帰を支えた俳優・中上雅巳との夫婦同伴姿
NEWSポストセブン
愛子さま(写真/共同通信社)
《12月1日がお誕生日》愛子さま、愛に包まれた24年 お宮参り、運動会、木登り、演奏会、運動会…これまでの歩み 
女性セブン
海外セレブの間では「アスレジャー
というファッションジャンルが流行(画像は日本のアスレジャーブランド、RUELLEのInstagramより)
《ぴったりレギンスで街歩き》外国人旅行者の“アスレジャー”ファッションに注意喚起〈多くの国では日常着として定着しているが、日本はそうではない〉
NEWSポストセブン
虐待があった田川市・松原保育園
《保育士10人が幼児を虐待》「麗奈は家で毎日泣いてた。追い詰められて…」逮捕された女性保育士(25)の夫が訴えた“園の職場環境”「ベテランがみんな辞めて頼れる人がおらんくなった」【福岡県田川市】
NEWSポストセブン
【複雑極まりない事情】元・貴景勝の湊川親方が常盤山部屋を継承へ 「複数の裏方が別の部屋へ移る」のはなぜ? 力士・スタッフに複数のルーツが混在…出羽海一門による裏方囲い込み説も
【複雑極まりない事情】元・貴景勝の湊川親方が常盤山部屋を継承へ 「複数の裏方が別の部屋へ移る」のはなぜ? 力士・スタッフに複数のルーツが混在…出羽海一門による裏方囲い込み説も
NEWSポストセブン
アスレジャースタイルで渋谷を歩く女性に街頭インタビュー(左はGettyImages、右はインタビューに応じた現役女子大生のユウコさん提供)
「同級生に笑われたこともある」現役女子大生(19)が「全身レギンス姿」で大学に通う理由…「海外ではだらしないとされる体型でも隠すことはない」日本に「アスレジャー」は定着するのか【海外で議論も】
NEWSポストセブン
中山美穂さんが亡くなってから1周忌が経とうとしている
《逝去から1年…いまだに叶わない墓参り》中山美穂さんが苦手にしていた意外な仕事「収録後に泣いて落ち込んでいました…」元事務所社長が明かした素顔
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)(Instagramより)
《俺のカラダにサインして!》お騒がせ金髪美女インフルエンサー(26)のバスが若い男性グループから襲撃被害、本人不在でも“警備員追加”の大混乱に
NEWSポストセブン
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏の人気座談会(撮影/山崎力夫)
【江本孟紀・中畑清・達川光男座談会1】阪神・日本シリーズ敗退の原因を分析 「2戦目の先発起用が勝敗を分けた」 中畑氏は絶不調だった大山悠輔に厳しい一言
週刊ポスト