肝心なのは夜の食事法
逆流を防ぐ「食べる時間」と調理のコツ “「何をいつ食べるか」で症状緩和を成功させよう”
「朝と昼は大腸のための食事を、夜は食道のことを考えた食事を」
前出・島田教授はこう推奨する。たとえば繊維質が多い食材は、胃での停滞時間が長いため、食道や胃に負担をかける。いっぽう、大腸では便通を促進する良い効果がある。となると、食物繊維の多い食材は朝と昼に食べておきたい。睡眠時までに、どれだけ胃を鎮めておくかがポイントなのだ。ただし、食材に対しての反応には個人差があるので、口にしてみて症状が出たら、自分で記憶しつつ夜の食事から排除していこう。
なお、げっぷとともに胃液逆流が起きやすくなる炭酸飲料、食道を刺激するアルコール、胃液の分泌を促すカフェインは時間帯にかかわらず避けるべきだ。
甘いものが食べたくなったら「甘麹」