社民党ブースでは、参院選に立候補を予定している村田しゅんいちさんが
ガーシーをテレビに出そう!
ガーシーこと東谷義和さんは、YouTuberとの揉め事をきっかけにYouTubeチャンネルを開設。ガーシーchと名付けられたチャンネルでは、これまで自分が見聞きしてきた芸能人の裏話を忖度なく発信し続け、暴露系YouTuberの代表格となった。
週刊誌やネットメディアがガーシーchの暴露話に飛びつくも、テレビは黙殺を続ける。芸能人がトーク番組などで「ガーシーチャンネルか!?」とツッコミに使うフレーズが精一杯で、テレビが具体的に東谷さんを取り上げることはない。
東谷さんが時の人といえども、彼が主張する暴露話の内容は、いつ名誉毀損などに問われるか分からない。真実性の証明も難しい。さらに、みずから認めている金銭問題もある。そのため、彼や彼の話はグレーゾーンとなる。これを取り上げることは、テレビ局にとってリスクが高い。いくら面白い話でも、テレビ番組で真正面から取り上げたり、ましてや出演させることができないのだ。
しかし、政権放送なら話は違う。公職選挙法の第150条で定められているとおり、選挙期間中、定期的に流れる政見放送は原則として話の内容をそのまま伝えなければならない。東谷さんを政見放送に出せば、東谷さんの話を流すことができる。それだけでNHK党の注目度は上がるだろう。
「ガーシーが政見放送に出れば、NHKのどの番組よりも視聴率を取れるかもしれない」(立花党首)
すでに、立花党首はツイッターのDM機能などで連絡を取り、政見放送については電話などで相談・打診するという。そんな考えがあることを披瀝し、「協力してくれるなら、条件によっては最大3億円まで出す」という内実を明かした。
だが、立花党首は参院選にNHK党から出馬を要請するといった考えには固執していない。ガーシーが立候補者10人を集められるのであれば、NHK党とは別の政党を立ち上げてもいいという。なぜなら、「あくまでも、ガーシーをテレビに出すこと」を目的にしているからだ。