スポーツ紙記者は畠に同情的な見方を示す。
「大量失点で勝負が決している中、最後まで投げさせる必要があったのか……。畠はこの登板を含めて3試合連続回またぎで投げている。負担をかけすぎだと思います。右肘、右肩に不安を抱えていた投手ですし、先発ローテーションで間隔を空けてきっちり投げさせた方が良いように感じます」
ファームに降格し、今月7日のイースタン・ヤクルト戦で先発した際は6回3安打無失点と快投を見せている。先発陣を見渡すと戸郷翔征、メルセデス、シューメーカーは合格点をつけられる働きぶりだが、菅野は不安定な投球で4月30日に右肘の違和感で登録抹消されるなど全盛期の輝きはない。畠が先発要員として再昇格する可能性は十分にある。原監督の決断が注目されると共に、ゴールデンウィークの失速から再浮上を狙う巨人の命運を握る存在になりそうだ。