芸能

磯村勇斗の華麗なる“年下男子力”と“後輩力” 『じぞ恋』放送中にトレンド入り多数

磯村勇斗にしかない魅力とは?(時事通信フォト)

磯村勇斗にしかない魅力とは?(時事通信フォト)

 上野樹里演じるヨガインストラクターと、松重豊演じる父親の“ダブル婚活”を描いて話題の連続ドラマ『持続可能な恋ですか?』(TBS系列、毎週火曜22時〜)。ドラマオタクのエッセイスト小林久乃氏が注目するのは、ヒロインの相手役ではなく、放送中からSNSで話題になる“恋の当て馬役”の磯村勇斗(29)だという。小林氏が、その真意を綴る。

 * * *
『持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜(以下、じぞ恋)』の放送中、SNSで“磯村勇斗”がトレンド入りしていることを知っているだろうか? しかし磯村さんは主演俳優ではない。いわば恋の当て馬ポジションなのに、トレンド入りをするほど人気を博しているのには理由がある。

 多くのユーザーが反応しているのが、主演の上野樹里さんに恋心を抱き、着々と距離を縮めている年下男子……というシーンの連打である。この演技が非常に素晴らしく、私を含めた世の女性たちの心を仕留めているのだ。さらに掘り下げていくと、彼にはもっと類いまれな魅力が見えてきてしまった。これは相当深い沼のようだ。

疲れた女性たちの心を癒す“年下男子力”

 まずは、『じぞ恋』の磯村さんがどのような役どころなのかを確認したい。

 沢田杏花(上野)は独立を目指す、ヨガのインストラクター。起業セミナーで出会ったシングルファーザーの東村晴太(田中圭)との恋が動きそうで……動かない……という渦中にいながら、父と暮らす家に幼馴染の不破颯(磯村)が引っ越してくることになった。颯は、幼い頃から好きだった杏花への思いが止まらない……これが、第5話(5月17日放送)前の簡単な内容だ。注目したいのは、杏花に対する颯の猛プッシュ。年下、幼馴染、同居中という3種の神器をフルに使っている。

 杏花が結婚をする余裕がないと言えば「杏花ちゃんを助けてくれる人と結婚すればいいじゃん……いるよ、ここに(ここ=自分)」と、ストレートなプロポーズ。年上女性に“ちゃん”づけができるのは、旧知の仲である証拠……と、感動している暇はない。さらに颯は居候の身であることを理由に、家事全般を担当している。交際前に特技を披露できるのは、同居の特権だ。「今日はご飯いる?」と出勤時に聞いてくれて、帰宅すれば「よく頑張ったね」の台詞付きで、肩揉みをしてくれる。何ここ? 天国ですか??

 実は磯村さんの華麗なる年下男子ぶり、『じぞ恋』が始めてではない。2020年の『恋する母たち』(TBS系)の赤坂剛役では、年上で既婚の上司・林優子(吉田羊)と恋愛(不倫)関係になっていた。最初のベッドシーンで、剛が敬語から、タメ口になるシーン。あれはコロナ禍で疲弊していた私たちの心を救ってくれた。29歳の実年齢よりも若々しく見えるビジュアルも手伝って、磯村さんの演技は頑張る女性たちの、サプリメントになっている。

関連キーワード

関連記事

トピックス

佳子さま、手話を使う人々の間で“アイドル的存在”に 『オレンジデイズ』『星降る夜に』の手話監修者が明かした「佳子さまの手話」の美しさ
佳子さま、手話を使う人々の間で“アイドル的存在”に 『オレンジデイズ』『星降る夜に』の手話監修者が明かした「佳子さまの手話」の美しさ
週刊ポスト
未成年誘拐の容疑で逮捕された小坂光容疑者(26)と、薬物中毒で亡くなったAさん
「春先から急に“グリ下”に......」「若い中高生らを集めて遊んでいた」未成年3人誘拐の小坂光容疑者のSNSに残されていた「亡くなった女子高生の青い舌」
NEWSポストセブン
藤澤五月(時事通信フォト)
ロコ・ソラーレに新たな筋肉ムキムキ選手、藤澤五月超えの“肉体”目指す人気選手 ボディビル系トレーニングを控える「暗黙の了解」
NEWSポストセブン
小倉將信・前こども担当相の政治資金に目を向けると…(時事通信フォト)
【小泉進次郎氏の“相棒”】小倉將信・前こども担当相 献金元がパチンコ・パチスロ、ラブホテル…“子供が入れない業界ばかり”のなぜ
週刊ポスト
郵便局員が郵便物を配達せず捨てていたことが判明(時事通信フォト)
約3000通の郵便物を捨てた10代新入社員、背景に「昼休みを取れず残業が横行…」元職員が明かす“ブラック職場”疑惑 日本郵政は「労働力の確保に苦労している」
NEWSポストセブン
制度的に辞職に追い込む方法はあるのか(時事通信フォト)
“無敵の人”斎藤元彦・兵庫県知事、強制的に辞職させるのは簡単ではない 不信任決議には「議会解散」、リコールには「66万人の署名」の高いハードル
週刊ポスト
カラになった米売り場の棚(AFP=時事)
《令和の米騒動リポート》足りないのは安い米?米は本当に不足しているのか 米農家は「価格の知覚がおかしな消費者が増えた」と悲痛
NEWSポストセブン
小柄女性と歩く森本レオ(81)
《今でも男女は異文化交流だと思う》森本レオ(81)が明かした世間を騒がせたスキャンダルの真相「女性に助けられた人生でした」
NEWSポストセブン
酒井法子、異次元の若さを保つアンチエイジングの代償
《顔や手にびっしりと赤い斑点》酒井法子、異次元の若さを保つアンチエイジングの代償か 治療したクリニック院長は「長くて4~5日程度、注射針の跡は残ってしまいます」
女性セブン
現地のパパラッチに激写された水原一平被告(BACKGRID/アフロ)
《妻との大量買い出し姿をキャッチ》水原一平被告、大谷翔平の「50-50」達成目前で際立つ“もったいなさ”と判決言い渡し前の“いい暮らし”
NEWSポストセブン
かつて不倫で注目を集めた東出昌大が松本花林と再婚(時事通信フォト)
《東出昌大に急接近の新妻・松本花林》一定の距離感保った女優仲間3人の“暗黙の了解”が崩れた「6月事件」
NEWSポストセブン
森本レオ(時事通信フォト)
《表舞台から消えた森本レオの現在》元女優妻との別居生活50年、本人が明かした近況「お金を使わず早く死んでいくのが人生のテーマ」
NEWSポストセブン