初座長の自己採点は「100点満点中84点」だという鈴鹿央士
最近のドラマは知識を得るのも必要
専門家たちからの評価が高く、観なきゃ損なのが深夜枠のドラマだ。鈴鹿央士(22才)が主演を務める探偵学校を舞台にした『クロステイル~探偵教室~』(東海テレビ・フジテレビ系)だ。
「脚本家は『半沢直樹』(TBS系)などで実績のある八津弘幸さんで、今作はその八津さんが10年もの間温めた企画。それまで熟成させただけあって、見ごたえがあります。
ドラマを観れば盗聴とか尾行といった探偵についての知識が得られるのもおもしろい。探偵に悩みを相談する依頼者のハートフルなシーンには笑いや涙がある。バランスのいいドラマです」(木村さん)
これまでいくつもの名作が誕生してきた探偵モノというジャンルではあるが、古さは感じない。ドラマ評論家の吉田潮さんが続ける。
「お金を払って探偵学校に入るという設定が新しい。ほかのドラマと比べると俳優陣は地味に感じますが、鈴鹿さんはじめ演技力のあるキャストで観れば観るほどハマります。観始めるとおもしろいね、と観続けてしまうドラマです」
このところドラマで存在感を発揮しているテレビ東京では『メンタル強め美女白川さん』が好評だ。仕事仲間や女友達のマウントなどプチストレスを、笑顔と高い自己肯定感で井桁弘恵(25才)演じるヒロインが華麗にスルーしていく物語だ。
「どうやって日々のさまざまな出来事を切り抜けていくのかという要素は、それだけでも観る価値があります。また、人間関係の描写や悩みがすごくリアルなので、感情移入しながら観ることができます」(木村さん)
※女性セブン2022年5月26日号