ショッピング帰りか
一方、日本でもメンタルヘルスの意識は高まってきている。毎週月曜から金曜まで朝の情報番組『グッド!モーニング』(テレビ朝日系、午前4時55分)の総合司会を務めながら、ほかにも数々のバラエティー番組のレギュラーを持ち、ここ数年は『TV番組出演本数ランキング』女性部門1位など上位の常連。日本屈指の忙しい女子アナウンサー新井恵理那(32才)も、4月末のラジオ番組で「メンターに相談して、どうやって気持ちを高く強く持ち続けることができるか修行しているんですよ」と告白。毎朝、元気な笑顔を届けている新井アナも、裏では「心理学を学んでいる感じもあって、そういうノウハウを学べることがいいと思っているんです」と、自分で対策を立てていた。
ある芸能関係者は「韓国エンタメ界では、昔からスポーツ選手でも芸能人でも悲しい出来事がしょっちゅう起きていて『劣悪な環境なのかな』と、他人事に捉えていました。ところが、日本でも近年は悲劇が続いています。所属事務所とタレントのトラブルも増えてきた。もう『コロナうつ』で片付ける問題では無くなっていて、我々も第三者のメンタルヘルス講師をタレントたちに会わせ始めました」と明かした。
一昨年には、三浦春馬さん、芦名星さん、竹内結子さんらが、昨年末には神田沙也加さん、そして渡辺裕之さんに上島竜兵さん──もはや個人任せにせずに、“心の逃げ場”の常設が当たり前の時代に入ってきている。
前出の芸能関係者は「米国では、5月は『メンタルヘルスケア意識向上月間』とのことで、メジャーリーグの大谷翔平選手もユニホームの胸に賛同する緑のリボンをつけて試合をしていました。日本の芸能界でも、もっと意識の向上を図っていきたい」と語った。
真剣に議論や対策を進める時期に入ってきている。
タクシーを降りた新井恵理那
メンタルケアにも取り組んでいるようだ
キャップを被る
BTSメンバーもメンタルヘルスについて発信(EPA=時事)