国内

昭恵夫人が明かしていた、安倍晋三さんが政界引退後に思い描いた意外な「夢」

昭恵夫人は亡くなった安倍元首相との写真をインスタグラムに頻繁にアップしていた

昭恵夫人は亡くなった安倍元首相との写真をインスタグラムに頻繁にアップしていた

 安倍晋三元首相が、参院選で応援に訪れていた奈良市で銃撃され、緊急搬送先の病院で亡くなった。67歳だった。昭恵夫人は普段着と思われるグレーのワンピース姿で病院に駆けつけたが、残念ながらその思いは届かなかった。

 天真爛漫で自由奔放な言動を繰り返すファーストレディーと、その妻を“叱れない夫”という世間的なイメージで捉えられる面もあった2人。1987年6月に結婚し、一時は報道などで不仲説もささやかれたが、35年という年月を添い遂げた。昭恵夫人がInstagramにアップしてきた安倍元首相のプライベート時の写真は、いずれも柔和で優しげな笑顔を浮かべたものばかりだ。

「2人の出会いは1984年、昭恵さんの勤務先の上司の紹介でした。そのとき、昭恵さんは待ち合わせに30分遅刻し、8才年上の晋三さんは不快感を抱いたといいますが、話してみると好印象。それから昭恵さんに惚れぬいて猛アプローチをかけて交際に至ったんです。昭恵さんの職場に迎えに行くなど情熱的な一面があったり、かと思えば新婚時代には、カーテンの陰に隠れて昭恵さんが帰ってくるのを待ち、ワッと驚かせるというおちゃめな一面もあったり。つまり、ベタぼれですよね」(永田町関係者)

 昭恵夫人も過去のインタビューで、そんな新婚当時のことを振り返りながら、夫のプライベートの姿について語っている。

〈もともとお茶目で、面白い人なんですよ。ゴルフに行くと、1ホール1ダジャレといって、みんなにダジャレを言わせて。ダジャレを考えるのに一生懸命になるとスコアが悪くなるという、そこが狙いらしいんですけど。自分は日頃から考えているから、同じような、つまらないダジャレがいっぱい(笑い)〉(女性セブン2014年5月8・15日号)

 首相とファーストレディとなってからも2人の関係は変わらず、第1次政権のあとは一緒にゴルフをプレーしたり、ダイビングのライセンスを取りに行ったりするなど、共通の趣味を楽しんでいた。

「それでも第2次政権に入ってからは内外に問題が山積し、首相として多忙を極め、昭恵さんも森友問題で渦中の人に、かつてのように一緒に週末を過ごすことはままならなくなり、バラバラの生活が続いたそうです。昭恵さんはその頃よく『(夫が政界を)引退したら、ふたりで一緒にできることをしたいなあ』と話していました」(前出の永田町関係者)

 昭恵夫人が安倍元首相と一緒にやりたいと夢想していたこと──それは、趣味のゴルフやスキューバダイビングでもなく、旅行などでもない。なんと、映画制作だった。

 昭恵夫人は語っていた。

「主人は、映画監督になるのが夢なんですよ。DVDを見ながら、『おれだったら、こう撮るのにな』とか『このセリフはいらない』なんて言ってますよ(笑い)。だから、総理大臣を辞めて、議員も辞めた後は、映画監督に……」

 戦後最年少にして憲政史上最長の在任日数を誇った総理大臣は、夢を叶えることなく凶弾に斃れるという最悪の結末を迎えてしまった。

情報提供募集

「NEWSポストセブン」では、今回の件について、情報を募集しています。下記の情報提供フォーム、または「公式ツイッター」のDMまで情報をお寄せください。

・情報提供フォーム:https://www.news-postseven.com/contact_post

・ツイッターアカウント:https://twitter.com/news_postseven

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
“進次郎劇場”で自民党への逆風は止まったか
《進次郎劇場で支持率反転》自民党内に高まる「衆参ダブル選挙をやれば勝てる」の声 自民党の参院選情勢調査では与党で61議席、過半数を12議席上回る予測
週刊ポスト
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
衆院広島5区の支部長に選出された今井健仁氏にトラブル(ホームページより)
【スクープ】自民広島5区新候補、東大卒弁護士が「イカサマM&A事件」で8000万円賠償を命じられていた
週刊ポスト
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
悠仁さまが学園祭にご参加、裏方として“不思議な飲み物”を販売 女性グループからの撮影リクエストにピースサイン、宮内庁関係者は“会いに行ける皇族化”を懸念 
女性セブン
V9伝説を振り返った長嶋茂雄さんのロングインタビューを再録
【長嶋茂雄さんロングインタビュー特別再録】永久不滅のV9伝説「あの頃は試合をしていても負ける気がしなかった。やっていた本人が言うんだから間違いないよ」
週刊ポスト
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト
自民・公明・立民が成立させた年金改革法案に重大問題 「厚生年金の減額期間」をこっそり延長、法案採決に欠席した河野太郎氏は「国民の年金への信用を失う」と憤慨
自民・公明・立民が成立させた年金改革法案に重大問題 「厚生年金の減額期間」をこっそり延長、法案採決に欠席した河野太郎氏は「国民の年金への信用を失う」と憤慨
マネーポストWEB