参院選勝利が見えてくると、次を見据え始めたという(時事通信フォト)
“定数是正ぶっ飛ばし解散”というわけだ。
自民党の長老組が歓迎しているとの情報もある。
「総理の後見人的立場の麻生さんも早期解散論に賛成です。次の総選挙が任期満了に近くなれば、今年82歳になる麻生さんや83歳の二階さんは年齢的に引退を迫られる可能性が高いが、年内選挙であればもう1期やれる。総理が年内解散に傾いているのは、麻生さんの後押しがあるからです」(官邸関係者)
であれば、岸田首相は有権者の「一票の格差」是正より、自分の長期政権の野望を優先することになる。
※週刊ポスト2022年7月22日号