二階俊博一覧

【二階俊博】に関するニュースを集めたページです。

安倍氏、麻生氏、菅氏は何を思うか(時事通信フォト)
岸田派ら主流3派と安倍派の対立で強まる二階俊博氏の影響力「副総裁で復権」はあるか
 岸田政権において、かつての威光は消えてしまったかのように見えるのが二階俊博・元幹事長。だが、自民党内の対立を機に、水面下では虎視眈々と復権の時を狙っている。日韓関係の修復のため、観光業界に声をかけて1000人規模の訪問団を編成する準備を進めているともされる。また、業界団体からの陳情の来客は今も引きも切らない。 そんな二階氏に勝負の舞台が用意されようとしている。国民の関心がウクライナ情勢に釘付けになっている中、自民党では「金融緩和・財政拡大」のアベノミクス路線の継続か、それとも「利上げ・財政再建」へと転換するかをめぐって、岸田首相と安倍晋三・元首相の大決戦が水面下で始まっているからだ。国民生活と政権の命運にかかわる今後の政局の最大の焦点といっていい。 発端は物価急騰だった。 ロシアのウクライナ侵攻で石油など資源価格が上昇し、世界的に物価が高騰、米国は大幅利上げに転じた。だが、黒田東彦・日銀総裁は「円安は日本経済にプラス」と金融緩和路線をとり続けている。その結果、さらに円安が進行し、国内の物価上昇に拍車をかけた。 これを岸田政権は「悪い円安」(鈴木俊一・財務相)と批判し、アベノミクスの中核でもある黒田総裁の金融緩和路線の転換に乗り出した。手始めに行なったのが、日銀の金融政策を決定する政策委員の人事だ。 現在、日銀政策委員会(9人)の顔触れは黒田総裁を含めてアベノミクスの金融緩和路線を推進してきたリフレ派が5人と過半数を占めているが、今年7月23日にリフレ派の論客として知られる三菱UFJリサーチ&コンサルティング出身の片岡剛士氏の任期が切れる。岸田首相はその後任に反リフレ派(財政再建派)の高田創・岡三証券グローバルリサーチセンター理事長を指名、国会承認(3月25日)を得た。これで7月から政策委員会の勢力はリフレ派が少数となる。金融界では「官邸が黒田路線を転換、利上げに転じる布石を打った」(金融エコノミスト)と受け止められている。 自民党内でもそれに呼応する動きが起きた。 アベノミクス否定派(転換派)の牙城となっているのが岸田首相(総裁)直属の「財政健全化推進本部」で、“財務省の守護神”と呼ばれる麻生太郎・副総裁が最高顧問、本部長は茂木派の額賀福志郎・元財務相など岸田派、麻生派、茂木派の主流3派が中心だ。この2月には茂木派のプリンセス、小渕優子氏を小委員長に「次世代のための財政戦略検討小委員会」を立ちあげて若手議員への勢力拡大に乗り出し、小委員会メンバーの後藤田正純氏がSNSでアベノミクス批判を延々と展開した。 これに激怒したのが安倍氏である。 安倍派に食い込んだ取材で知られる元産経新聞政治部長のジャーナリスト・石橋文登氏が語る。「安倍さんが怒っていることを知って、小渕小委員長と額賀本部長がご説明に来た。安倍さんは『アベノミクスが問題というなら説明せよ』と求め、額賀氏はギリシャの財政破綻などの例を挙げたが、ことごとく安倍さんに論破された。小渕氏は何もいえなかったそうです」 アベノミクス推進派も巻き返しに動く。 安倍氏の肝煎りで2月に4回生以下の若手をメンバーとする「責任ある積極財政を推進する議員連盟」を発足させ、安倍派など若手議員71人を集めて対抗した。“政敵”と次々会談 時系列でいえば、そこに岸田首相が日銀政策委員会人事で安倍氏に“パンチ”を見舞った形だ。 アベノミクス路線を転換するか否かをめぐって、最大派閥の安倍派(95人)と、岸田政権を支える岸田派(45人)、茂木派(53人)、麻生派(49人)の主流3派が対立する構図ができつつある。 政治ジャーナリストの野上忠興氏は、「安倍氏と盟友関係だった麻生氏はいまや岸田政権の後見人的存在に収まっている。反アベノミクス政局は、これまで手を組んで党内を安定させてきた安倍氏と麻生氏という2大実力者の立場が分かれたことで、党内を二分する大きな権力抗争に発展することを予感させる」と指摘する。 その戦いのキャスティングボートを握るのが第3勢力の二階氏、そして二階氏と連携する菅義偉・前首相や森山派、旧石破派などの反主流派連合になる。菅氏が準備を進め、二階氏がバックアップする菅勉強会は旗揚げを参院選後に先送りしたものの、麻生派の河野太郎・元行革相や無派閥の小泉進次郎・元環境相ら岸田首相と対立する有力政治家が次々に参加の意向を表明し、「参加者は80人を超える」(菅側近)という見方が強い。 安倍派VS主流3派の勢力争いは、二階-菅連合がどちらにつくかで形勢が決まるといっていい。 さしずめ、現在の二階氏のポジションは、羽柴秀吉と明智光秀の山崎の戦いの際、「洞ヶ峠」にとどまって形勢がどちらに転ぶかを見極めようとした筒井順慶や、関ヶ原の合戦で様子見を決め込んだ小早川秀秋に似ている。 二階氏と岸田首相の関係ははっきりいって悪い。 岸田氏は昨年の総裁選で「二階幹事長のありように国民が関心を寄せている。風通しの良い政党にする」と二階氏の党運営を批判して出馬し、「幹事長は1期1年、連続3年を限度とする」と歴代最長の5年以上幹事長を務める二階氏外しを公約して当選した。 二階氏はその恨みを忘れていない。「派内の会合で岸田内閣の支持率が高い理由がわからないという話題になった時、二階さんはボソッと、『何もしていないからだろう』と吐き捨てるように言い放った。幹事長下ろしをされたことを決して忘れてはいない」(二階派幹部) 一方の岸田首相にすれば、安倍氏との政治決戦を前に二階氏を“野に放った”ままにしておくのは不利だ。そこで二階氏の懐柔に動いた。 首相はまず二階氏肝煎りのGo Toトラベルについて「再開の準備を始める」と表明し、手始めに都道府県内の観光や飲食に使える県民割クーポンを4月1日から拡大。それを“手土産”にその夜、都内のホテルの日本料理店で首相になって初めて二階氏と会談した。 この日の会談は〈夏の参議院選挙での勝利に向け、政府と党が結束していくことが重要だという認識で一致し、ウクライナ情勢や新型コロナ対応などについても意見を交わした〉(NHK)と報じられたが、二階派幹部によると、「二階さんは総理の話をうん、うんと聞き流すだけだった」という。 その後、岸田首相は“政敵”である菅氏を議員事務所に訪ねて25分間会談(4月22日)し、同日夜に二階氏の片腕と呼ばれる森山派会長の森山裕・総務会長代行と会食するなど、自ら二階・菅連合の有力者と次々に会談して動向を探っている。争うほど影響力は強まる だが、前出の石橋氏は、首相の懐柔は成功していないと見る。「二階氏は幹事長を引きずり下ろされた岸田首相のことが嫌いなので、支持することはない。菅さんは補正予算をめぐる岸田首相の対応に批判的だ。今国会で成立した本予算はロシアのウクライナ侵攻の前に編成したもので、いまやフェーズが変わった。 経済対策を打つなら本格的な補正予算を組む必要があるのに、首相は公明党の山口(那津男)代表の要求で表向き今国会で補正を組むといいながら、内容は予備費を積み増すだけで済まそうとしている。菅さんはこれに相当怒っている。岸田首相がいくら二階・菅陣営とメシを食っても、岸田支持になびくことは考えられない」 安倍政権時代から「国土強靭化」を推進してきた二階氏は積極財政派で、菅氏も基本的にアベノミクス推進派だ。 だからといって、老練な二階氏が簡単に安倍氏と手を組むとは限らない。前出の野上氏が語る。「政治的遺恨というなら、二階氏と菅氏は、昨年の総裁選で岸田首相の菅・二階下ろしを裏で支持した安倍氏のことも信用していない。アベノミクス転換をめぐって安倍派と主流3派が激しく争うほど、キャスティングボートを握る二階氏の影響力が強まり、菅勉強会にも人が集まる。 夏の参院選は自民優位と見られているが、コロナの再拡大や物価がさらに上昇して国民生活に大きな影響が出れば、いつ情勢が自民苦戦になるかわからない。そうなれば岸田政権の先行きは危うい。二階氏は当面、洞ヶ峠を決め込み、情勢をよく見ながら、最後に流れを決めるつもり。そうして副総裁などで復権することを視野に入れているのではないか」 どんな状況でも権力を諦めない、まさに“不死身の政治家”である。※週刊ポスト2022年5月27日号
2022.05.17 16:00
週刊ポスト
二階派に動き?(時事通信フォト)
二階俊博・元幹事長に不気味な存在感 日韓関係修復で総理を出し抜く計画か
「落ち目」といわれる“自民党のドン”二階俊博・元幹事長がここにきて不気味な存在感を示している。 表面的には、二階派からは離脱者が相次ぎ、「二階王国」と呼ばれる地元・和歌山でも、二階氏が推進したカジノ(統合型リゾート)計画案が県議会で否決されるなど、求心力の衰えは否めないように見える。 二階氏の“引退近し”と判断した和歌山選出の実力者、世耕弘成・参院幹事長は「林(芳正・外相)さんは参議院から衆議院へ移ってトップ(首相)を目指すという姿勢を示しました。私も地元の皆さんのご理解をいただければ、そういうことも考えていきたい」と衆院への鞍替えに意欲を見せ、二階氏の選挙区を虎視眈眈と狙っている。 しかし、二階氏は何度も逆境をはね返し、蘇ってきた老獪な政治家だ。2009年総選挙では二階派議員の全員落選という絶体絶命のピンチに立たされながら、わずか3年後には旧伊吹派を飲み込み、二階派を再建して政界を驚かせた。83歳の高齢となった今もその闘志は消えていない。「訪韓の準備はどうなっている」 最近、二階氏が派内に号令を掛けているのが韓国訪問だ。「1000人を引き連れて韓国に行く」 幹事長時代の2020年1月、二階氏は来日した韓国議員団との会談でそうぶち上げたが、直後からのコロナ感染拡大で訪韓計画は保留となっている。 折しも、その韓国では5月10日に日韓関係修復を掲げる尹錫悦(ユン・ソンニョル)・新大統領が就任。コロナ感染者数は日韓とも減少傾向にある。「話を進めるには頃合いはいい」と判断したようだ。 韓国の新政権は大型連休前に国会副議長を団長とする韓日政策協議代表団を日本に派遣したが、裏で根回しをしたのが二階氏だったことはあまり知られていない。 二階氏は今年1月、側近の武田良太・元総務相を日韓議連幹事長に就任させ、4月には政界引退した側近の河村建夫・元官房長官(前任の日韓議連幹事長)をソウルに派遣、尹大統領側近の秘書室長らと政策協議団の来日を調整させた。 その甲斐あって韓国の代表団は4月24日に来日し、林外相らを表敬訪問した後、二階氏や武田氏ら日韓議連幹部と会談した。「岸田総理は自分が外相時代に結んだ慰安婦合意を韓国が反故にしたことに遺恨を持っていて、関係修復には消極的だ。代表団と面会した時も写真撮影にさえ応じなかった。二階さんは“それならオレがやる”と大訪問団を引き連れて韓国を訪問し、日韓関係を修復して総理を出しぬくつもりだ。韓国のコロナ入国規制の緩和のタイミングを見ながら、観光業界に声を掛けて1000人規模の訪問団を編成する準備を進めている」(二階派議員) 健在ぶりを示しているのは外交面だけではない。 自民党国土強靭化推進本部長でもある二階氏は連日のように党本部に顔を出して部会などの会合に出席、その合間に役人のレクチャーや県知事、市町村長、業界団体などの陳情を受ける。「二階さんは総務会長、幹事長時代を通じて業界の利害調整を一手に担ってきた。今の自民党には他にそんなことができる政治家はいない。だから幹事長を辞めても業界団体や役人は二階さんに相談するし、陳情の来客は引きも切らない。対照的に茂木敏充・幹事長の部屋の前にはほとんど陳情客はいない」(大手紙の自民党担当記者) 自民党の「票とカネ」の源泉である業界団体を握るドン・二階氏の威光はなお健在なのだ。※週刊ポスト2022年5月27日号
2022.05.16 16:00
週刊ポスト
【動画】片山さつき氏告白「二階俊博」の名を修正テープで消した理由
【動画】片山さつき氏告白「二階俊博」の名を修正テープで消した理由
 自民党二階派からの退会をめぐり派閥と対立していた片山さつき議員。 4月11日に開催するパーティーの案内状の発起人から、二階俊博元幹事長の名前が修正テープで消されていました。 これについて片山議員は「二階派を離れることはご了解いただいていると思っていましたので、政経セミナーの発起人をお願いすることとしました。しかしその後、退会勧告通知が出てきた。了解されていないとも考えるようになり、1月21日以降に関しては、二階先生のお名前を発起人から外すようにした」とコメントしています。【↑ 上の写真クリックで動画へ】
2022.04.06 12:00
NEWSポストセブン
片山さつき
片山さつき氏が告白 「二階俊博」の名を修正テープで消した理由
 夏の参院選まで3か月あまりに迫り、大型連休前後は政治資金集めパーティラッシュだ。4月26日に茂木派、5月16日には二階派など、各派や候補予定者たちがパーティーを予定している。 ある自民党議員の事務所スタッフは、送られてきたパーティーの案内状を見て違和感を感じたという。ズラリと並ぶパーティー発起人のうちの1人の名前が、わざわざ修正テープで消されていたからだ。発起人名の訂正など珍しい。何事が起きたのか。 確認のために慎重に修正テープを剥がしてみると、そこには、「二階俊博」という名前があった。やっぱり──。 この案内状は夏の参院選で改選を迎える片山さつき・自民党総務会長代理が4月11日に開催する政経セミナーのもの。会場はホテルニューオータニ「鶴の間」、安倍晋三・元首相の「記念講演」が行なわれることが書かれている。  片山氏といえば、二階派からの退会をめぐってこの2月に大騒動が起きたばかりだ。二階派は片山氏が昨年12月から派閥の会合に出席せず、安倍派入りの観測が流れていたことから、2月21日に「二階派に所属する国会議員の信用を著しく失うものであり、かつ何ら是正も見られない」という内容の異例の退会勧告通知書を送ると、片山氏は2月23日に「事実関係を訂正する」と“緊急会見”し、「昨年12月24日に二階先生に(退会の意思を)はっきりお伝えした」と反論。「(通知は)完全に嫌がらせ」「明確に(派閥を)離れるという人に、後ろから石を投げている。身に覚えのないことで。これは完全に人権侵害」などと二階派の対応を猛然と批判した。それに対して二階派も片山氏の主張に「事実無根」と再反論するなど泥仕合となり、二階派との関係がこじれまくっている。 そうした経緯があるだけに、片山氏のパーティーの案内状の発起人から二階俊博・元幹事長の名前が消されていたことも、さもありなんと受け止められたのだ。もっとも、案内状の発起人には二階派会長代行の中曽根弘文・元外相の名前があり、修正テープで消されていたのは二階氏の名前だけだ。二階氏から発起人を断わられたのか、それとも片山氏の判断で消したのか。「どこからもクレームなど入っていません」 片山氏が名前が消えた経緯を詳細に説明してくれた。「二階派の件については、私自身は二階先生から了解をいただいているという認識だったんです。昨年12月24日に二階先生と20分に渡りお話しをさせていただきました。そもそも政界って言うのは、来るものを拒まず、去る者を追わずじゃないですか。しっかり私も派閥を離れることをお伝えして、それで了解を得たと考えていました。 ところが2月21日に手紙(編集部注・退会勧告通知)が来るわけです。それを見て、私の認識がちょっと違っていたのかと考え直しました」 片山氏は政経セミナーの発起人の件についてはこう話す。「私は12月に二階派を離れたわけですが、政経セミナーの発起人に二階先生が入っているのは二階派の長としてではなく、元幹事長ですし、私とのお付き合いもあるので、そういう意味で発起人になっていただくことにしたんです。二階派では中曽根弘文先生も発起人にいらっしゃいますが、これも二階派の関係ではなく、参議院会長をお務めになられていたので、参議院ということで発起人をお願いしています。二階派だからという人選ではないんです。 12月のお話で、二階派を離れることはご了解いただいていると思っていましたので、1月に政経セミナーの発起人をお願いすることとしました。要請は事務所同士で行なっており、二階先生の事務所にご了承いただいたということなんです。発起人をお願いしたいという要請に、『どうぞ』と受けていただいたということなんです。 ところがその後、手紙(編集部注・退会勧告通知)が出てきた。それで私のほうも、了解されていないとも考えるようになり、1月21日以降に関しては、二階先生のお名前を発起人から外すようにしたんです。これは誰から要請を受けてと言うことではなく、あくまで私の自主判断です。どこからもクレームなど入っていません。 ですから、1月21日よりも前にお配りした分(編集部注・案内状)については二階先生のお名前がありますが、それ以降に配布したものについては、修正テープでお名前を外しています」 ちなみに、片山氏は2月の緊急会見の中で「3月13日の自民党大会までに新たな所属派閥を明らかにする」とし、安倍派入りについて「今から手続きを取っていく。安倍晋三・元首相に任せている」と語っていたが、正式に入会を果たしたという。 派閥の勢力を競い合う自民党では議員の引き抜きは派閥間の揉め事のタネになりかねないが、片山氏の今後や如何に。
2022.04.01 18:00
NEWSポストセブン
中曽根元首相から教わったこととは?
高市氏、小池氏、辻元氏と競わされ…「初の女性総理候補」野田聖子氏の30年
 日本初の女性総理候補と目される政治家たちの本音を聞く連続インタビュー。第3弾に登場するのは、過去に何度も断念した自民党総裁選に昨年やっと出馬を果たした野田聖子・男女共同参画担当相(61)だ。「週刊ポスト」の新シリーズ《女性総理、誕生!》から飛び出したスピンアウト企画。第1弾(高市早苗氏)、第2弾(稲田朋美氏)に続き、ノンフィクションライターの常井健一氏が斬り込んだ。【全5回の第3回。第1回から読む】──昨年の自民党総裁選では国会議員票が34票にとどまり、4人中最下位でした。あの結果はどのように受け止めましたか。「『純粋にスゴイな』と思いますね。田崎史郎さん(政治ジャーナリスト)は、野田の議員票は20を割るだろうと言ってたの。私は特定派閥の応援はまったくなく、前代未聞のインディペンデントなんですよ。だから、『34人』は謎のままにして、墓場まで持っていくの。だって、派閥から造反して私の名前を書いてくれたわけだから」──そのうちの20人は推薦人だから名前は明らかだけど、残り14人は誰なのかも把握されているのですね。「それはわかっていても、言わないのが礼儀」──「34」は票読み段階よりも増えました?「増えた。だって、ホントにナイナイづくしで推薦人集めをしましたから。それまでお話ししたこともない人、たとえば、JA組織内議員の山田(俊男・参院議員)先生もそうで、私の思いを聞いてくれて一気に応援してくれたわけです。 だけど、私の出馬表明は告示の前日だったので、遅かったんですよね。スタートを切った時には、地方の党員票は他の陣営に取られちゃっていたから、もう行く先々で、遅いよ、もう入れちゃったよって。だから、そんな中では上出来だったかな」──総裁選に出た際、閣僚名簿まで用意したようですね。「ノートに書いたもので、半数は女性で、民間人の登用も考えていました。これは、中曽根(康弘)大勲位に『常に自分が総理になった時のシミュレーションをノートでしておけ』と昔教えられました。『岸田ノート』みたいな“聞く力”じゃなくて、野田聖子政権の組閣名簿です。 たとえば、外相を誰と書くじゃないですか。でも、不安要素が見えてくると『×』をつける。それをずっとやっていく。だから、自ずとその人の姿勢や発言を観察して、信用できるか考えています。かつ、委員会で総理の答弁を聞いて、自分だったらどう答弁をするか、シミュレーションしています」二階俊博氏は“来る者拒まず”──岸田内閣では首相臨時代理第2位。閣議では首相の右隣。高みに立つと、今までと違った景色が見えるものですか?「いや、私自身は初当選から主義主張も変わらないので、どこに座っていても同じなんですけど、前まで麻生太郎さんのいらしたところに野田が座っているということで、周りがすごく変わります。役所の態度なんて最たるもので、景色のほうが変わった感じ。 でも、『今だけ』と冷静に受け止めています。郵政民営化の時、国民の9割が熱狂して、人が変わったように造反者を叩いた。そういう民族なんだって思っているので、高みに立とうと一歩引いて見ています」──総裁選では高市さんと明暗が分かれました。議員票は114票で野田さんの3倍。その差の理由は、いったい何だったのでしょう?「安倍(晋三)さんの必死さでしょう。安倍さんがどうしても河野太郎さんが嫌だという、その表われですよ。ホントは安倍さん自身が出たかったのかもしれませんが、まったく同じ主義主張でやり切れる高市さんを立てた。安倍さんにとっては理想通りの結果だったと思います。 一方の私は何度も総裁選に出ようとトライして、派閥の論理で引きずりおろされてきた。今回も女性が私一人だったら消去だったんです。高市さんの出馬効果で出られた。だから、私は高市さんにお礼を言わなきゃいけない」──どういう意味ですか?「高市さんは完全に保守だから、そうじゃない男性議員もいっぱいいるわけですよ。その人たちが党内のバランスを取ろうと私の周りに集まった」──野田さんの推薦人20人中8人は二階派の所属議員でした。二階俊博さんがバックについて今回出馬ができた?「いや、まったく。勘違いされているけど、二階さんは独裁者ではなく、受け止めるリーダーなんです。来る者は拒まず、去る者は追わずだから、誰かを絶対落としてやろうという発想がない人ですよね。でも、河野さんや高市さんの周りにいた人たちは……。最も熾烈だったのは、その二者の争いだったと思います」──野田さんの腹心の三原じゅん子さんが総裁選の間に、他陣営からの恫喝や引き剥がしがあることをほのめかしていました。「彼女はずっと痛い目に遭ってきたのよ。たとえば、『次の選挙の公認を出さない』と言われたりね。私を応援した人は大概意地悪をされていますよ。入閣待機組には『次は大臣だけど、野田をやったらなし』とか、平気で言われるの。いい人だって言われている人ほど、しれっと恫喝しますよ。30年も永田町にいるといろんなものが見えてくる」──今まで3回も出馬を見送ってきた背景には、そんなことがあったんですか!「みんなに泣きながらごめんって言われるのがつらくてね。ホントに気の毒なことをしました」──仮に、「野田聖子」が男だったらなかったことですか?「関係ないと思うけど、ただ、私が女だから応援しづらい面はありますよ。『あの女を好きなんだろう』みたいに、えげつなくからかわれるから」──愛人説が流れたり。「ずっと言われてきました、光栄なことに。一緒にいるだけで愛人にされちゃう。私ってそんなにモテるんだと錯覚するくらい(笑)」──この連載第1弾(週刊ポスト3月18・25日号)では高市さんも同じような悩みを吐露しました。ふたりは、1993年衆院選の初当選同期ですね。「初めは政党が違ったな」──高市さんは新進党などを経ての自民党入りでしたね。おふたりはこの30年間、なにかと比べられました。「VS高市早苗、VS小池百合子、VS辻元清美、VS佐藤ゆかり……。マスコミではいつも女性とVSにされて、私たちは、またか~って思っていますよね」──高市さんとの違いは?「バイオロジカルには同じ女性だけど、極端に違いますよ。たとえば、私は祖父が政治家、彼女はまったく無縁のおうちで、松下政経塾で修業したけど、私はノンポリで、自分は政治家になろうと思ってなかった。お互い離婚も再婚も経験したけど、私は子どもを育てている。彼女はずっと宿舎住まい。私生活と仕事を切り離したい私からすると、宿舎は絶対あり得ないので、民間の賃貸マンションに住んでいる。 見た目は彼女のほうがアクティブに見えるけど、すごく勤勉な人だと思います。お酒もあんまりたしなまない。夜はずっと宿舎にこもって勉強されているイメージ。私は毎晩、いろんな人と飲みに行って、やんちゃだね、秘書が困るくらい。仕事熱心さでは彼女だけど、私にはアンテナがいろいろある」(第4回につづく)【プロフィール】野田聖子(のだ・せいこ)/1960年、福岡県生まれ。上智大学外国語学部比較文化学科卒業後、帝国ホテルに入社。1987年、岐阜県議会議員(当時最年少)に。1993年、衆議院議員に初当選。その後、郵政大臣、総務大臣、女性活躍担当大臣、マイナンバー制度担当大臣、幹事長代行などを歴任。現在は、男女共同参画担当大臣。衆院岐阜1区選出、当選10回。【インタビュアー・構成】常井健一(とこい・けんいち)/1979年茨城県生まれ。朝日新聞出版などを経て、フリーに。数々の独占告白を手掛け、粘り強い政界取材に定評がある。『地方選』(角川書店)、『無敗の男』(文藝春秋)など著書多数。政治家の妻や女性議員たちの“生きづらさ”に迫った最新刊『おもちゃ 河井案里との対話』(同前)が好評発売中。※週刊ポスト2022年4月8・15日号
2022.03.30 07:00
週刊ポスト
菅義偉・前首相の協力も必要か(時事通信フォト)
岸田首相 公明党との協力体制のために菅・二階氏に頼るしかない構図
 超短期決戦を選んだ岸田文雄・首相だが、総選挙情勢は「大敗ライン」の自民党単独過半数(233議席)を割り込むか、なんとか単独過半数を維持できるかの瀬戸際に立たされている。 そして、総選挙後の政権運営にも不安は残る、これまで連立相手の公明党と太いパイプを持ち、連立を維持してきたのは菅義偉・前首相と二階俊博・前幹事長だ。「二階さんは公明党との交渉窓口、菅さんは創価学会中枢と強く結んで重要政策の根回しから選挙協力まで話し合ってきた。岸田首相に公明や学会中枢とのパイプは全くないし、甘利明・幹事長はじめ現在の党執行部にもそれができる人はいない」(自民党3役経験者) 今回の選挙戦でもそれが問題になった。公明党が選挙協力をする自民党候補に推薦を出すにあたって、“言うことを聞かなければ推薦しない”とよりによって選挙の指揮をとる甘利明・幹事長を第1次と第2次推薦者リストから外して揺さぶりをかけたのだ。 自民党側が折れて比例名簿順位で公明党の希望する自民の候補を上位に置いたことで甘利氏も公示ギリギリで公明推薦をもらうことができたが、自民党幹事長を推薦しないなど菅・二階時代には考えられない事態だった。「これまでは自民党の言うことをおとなしく聞いていた公明党が、菅さんと二階さんが失脚した途端に牙を剥いてきた」(同前) 菅・二階連合とパイプが太い公明党が岸田政権の力を削ぐ方向に動き出した。岸田首相が自公連立を円滑に維持していくには、ここでは菅・二階氏に頼らざるを得なくなる構図だ。※週刊ポスト2021年11月5日号
2021.10.26 07:00
週刊ポスト
二階俊博氏(時事通信フォト)
二階俊博氏が力を失って…群馬選出「総理の孫2人」の天国と地獄
 10月31日投開票の総選挙を目前に、一部の選挙区で自民党の公認候補調整が大揉めに揉めている。10月11日に自民党は295人の一次公認を決定。小選挙区の公認候補271人の顔ぶれが固まったが、複数の自民党議員らが立候補を目指している選挙区については調整が間に合わなかった。そのうちのひとつが尾身朝子氏と中曽根康隆氏という現職2人が出馬を目指す「群馬1区」だ。総選挙直前の総理交代によって、“令和の上州戦争”が思わぬ展開を見せている。 前回2017年の総選挙で群馬1区から出馬して当選したのは尾身氏で、中曽根氏は比例単独(北関東ブロック)での立候補で議席を得た。全国紙政治部記者が解説する。「細田派の尾身氏の後ろ盾は、同派に大きな影響力を持つ安倍晋三・前首相で、尾身氏の集会に姿を見せるなどして支援してきた。一方の中曽根氏は二階派所属で、二階俊博・前幹事長が後押ししてきた。二階氏が幹事長として取り仕切っていた2017年の総選挙では、複数の自民党議員が出馬を表明した選挙区で、党がいずれの候補も公認せずに無所属で戦わせ、当選したほうを追加公認するといった強引な“二階裁定”があった。二階幹事長が健在なら、今回はそういった豪腕で中曽根氏を当選に導くとみられていた」 それが総選挙を目前に菅義偉・首相が退陣。二階氏は幹事長を外れ、その二階氏を批判したことで支持を集めた岸田文雄氏が新総理となり、流れは大きく変わった。群馬1区の候補者調整はギリギリまでもつれ、「中曽根氏が前回総選挙のように北関東ブロックの比例名簿順位30位といった扱いであれば、今回は当選ラインに届くか分からない」(同前)という状況だ。 群馬では、自民党議員同士での限られた椅子の奪い合いの歴史があるが、その歴史がまた繰り返されることになった。県連関係者が言う。「もともと群馬県は中曽根康弘、福田赳夫、小渕恵三という3人の総理大臣を輩出し、福田氏の息子の康夫氏も首相の座に就いた自民党王国です。中選挙区時代は旧・群馬3区に中曽根、福田、小渕の3氏が並び立ち、自民党同士の激しい票の奪い合いは“上州戦争”とも呼ばれたが、小選挙区制が導入されて旧・群馬3区は新たに群馬4区、5区に分割されました。“3人の議員に対して選挙区は2つ”となり、群馬4区にすでに代替わりしていた福田康夫氏が、5区に小渕氏が振り分けられ、中曽根康弘氏は自民党比例北関東ブロックの終身1位というかたちになったのです。過去のその経緯が、現在の公認争いにつながっているという見方もできる」 その後、群馬4区は福田康夫氏の長男・達夫氏が、同5区は小渕恵三氏の次女・優子氏が世襲し、現在に至っている。両氏は今回も盤石の戦いで当選は堅いとみられている。一方で比例に転じた中曽根康弘氏の長男・弘文氏は参院議員から衆院に鞍替えするチャンスがなく、その息子の康隆氏もいま、小選挙区からの出馬を巡るいざこざで窮地に立されている。「菅氏の退陣とともに中曽根康隆氏が二階氏という後ろ盾を失った一方、総裁選を前に派閥横断的に若手を集めた『党風一新の会』を立ち上げ、結果的に岸田氏の総理就任を側面支援したかたちとなった福田達夫氏は、当選3回ながら異例の党総務会長に抜擢された。“総理の孫”である2人の間で、明暗がはっきり分かれた格好です。小渕優子氏が組織運動本部長のポストに就き、政治資金スキャンダルによる経産相辞任(2014年)から着々と復活の歩みを進めているのも、“中曽根一家の苦境”とは対照的です」(自民党関係者)“令和の上州戦争”はどういった結末に向かうのか。
2021.10.14 07:00
NEWSポストセブン
2F(二階氏)はどうなる?(時事通信フォト)
64才女性記者「下の世代に教えられることは何もない」の意見に納得
 人は次世代のことを考えて、よりよい未来を作るために頑張らなければならない──そう頭でわかっていても、実践できている人はどれほどいるのだろうか……。『女性セブン』の名物“アラ還ライター”、オバ記者こと野原広子が、「親も政治家も……とかく先人たちは一皮むけば目先の欲得ばっか?」をテーマに自身の思いを綴る。 * * * 前から疑問に思っていて、いまだに解決しないことがある。それは、人は次世代のことをどのくらいリアルに考えられるのか、ということ。 たとえば家を建て替えるとき、親子ローンを組んだりする人がけっこういるじゃない。あれなんか、どうなのよ。 経済力のない30代夫婦に、退職金が入った60過ぎの親が話を持ちかけて建て替え計画が始まって、最初はいいのよ。でも、親子それぞれの希望や思いがだんだんズレてきて、最後は抜き差しならない親子げんかに──というケースを実は何組も見てきたの。「自分たちはいいから、あなたたちの住みやすいようにすればいい」と鷹揚に構えていた親たちが、話が具体的に進むにつれ、「私が長年使ってきたあのたんす、リビングに置けないかしら?」と母親が言い出し、「庭道具も入れときたいから、ガレージをもっと大きくしろ」と父親が要求し始める。そのたびに若夫婦のローンが膨らみ、夢や希望が萎んでいく。 それでも、資金援助をしてくれるんだからと、その都度、若夫婦は親の要求を呑み込んでいくんだけど、親の言葉の端々に老後の世話も期待されていることが滲んでくるにいたって、「……話、違くね?」となるわけ。 そんなトラブルを目にするたび、人は誰もきれいごとを並べてみても、最後はやっぱり私欲や保身を越えることができないんだな、と思うわけ。 で、最近思うのは、そうしたことは国家レベルでも起きているんじゃないかということ。 手当たり次第の土地開発にしてもそうだし、原発や地球温暖化の問題もそう。国の借金も、省庁の人事もそう。一見、国の先々を考えて語っているように見えて、フタを開けてみれば、目先の欲得ばっか。年長者は若手に助言しているように見えて、その実、マウンティングに必死だったりする。 こういうと「いまの政治家は質が低下している!」と言う人もいるけど、世間の大概の人は私と同じように、「いまの政治家は先のことを考える能力がないのでは……」と思って絶望するのよ。 自民党の二階俊博幹事長は82才。元総理の麻生太郎氏は80才。3年前から私は衆議院会館でアルバイトをしていて、おふたりを何度もお見かけしている。最近もあるパーティー会場の受付で、二階さんを検温する栄誉(?)を授かっちゃった。「検温をお願いします」と言うと、グルリと囲んでいるお付きの人の輪から歩み出て、二階さんが検温器の前に出てきてくれたの。それはそれは眼光鋭く、並の迫力じゃない。かと思えば、別のパーティーで語ったスピーチは感動もので、「働く母親の姿を見て育った」というテレビでは聞けない内容が胸にズシンときた。個人的にいうと、けっこうタイプ(笑い)。いや、ほんとよ。 だけど、仲よしの秘書や番記者との雑談で二階さんの名前を出すと、10人中10人が「もう充分でしょ。やるべきことはやったでしょ」とため息交じりなんだよね。このところ永田町では、“コロナ禍選挙”をせずに引退を表明した70代の議員が何人も出たけど、「だよね~」といちいち納得よ。コロナ禍が落ち着いたら、時代が大変革することだけは確かなんだから。 そういえば、こんな話も。 実は私、ラジオの『テレフォン人生相談』(ニッポン放送)を聴くことを日課にしているのね。その中で60代の姑が、30代の嫁が気に入らないと嘆いていたのよ。「ちっとも頼ってくれないんです」という姑に、回答者が「どんなことを相談されたいの?」と聞くと、「息子の好きな料理の作り方とかを教えたいのに、スマホをいじってるばかりで」と言うんだわ。 すると、相談者と同世代だという回答者の女性は大笑いしながら、こんなことを言ったの。「あのね、気持ちはわかるけど、私たちが40代から下の世代に教えられることは何ひとつないということを、あなたは知るべきです。だって、ほとんどの料理は、初級者向けから本格料理人のレシピまでユーチューブに出ていて、とても上手に教えてくれるもの」 そうだ、そうだ! でも、「世の中の仕組みや人づきあいのコツも何もかも、あなたが人生で会得してきた知恵は、通用しないと思った方がいい」とまで言われたら、正直、私も相談者と一緒に腰から下の力が抜けたわよ。ひと昔前までは“おばあちゃんの知恵”が重宝されてたのに、それが無力だなんて、あんまりじゃないの。 で、その後、考えた。これといった成果もなく、43年もライター商売をして、19年連れ添ったのはオス猫の三四郎だけ。社会のはぐれ者の64才の私が下の世代に教えられることは本当に何もないのだろうかと。 う~ん。そうだなぁ。今日は大失敗しても、息を潜めていれば明日こそは何とかなるかも。明日はダメでも明後日は……ってことくらいかしらね。ちなみにオバちゃん最大の失敗は結婚詐欺師に引っかかったこと、かな。えっ、その話、聞きたい? ハイ、お後がよろしいようで。【プロフィール】「オバ記者」こと野原広子/1957年、茨城県生まれ。空中ブランコ、富士登山など、体験取材を得意とする。※女性セブン2021年9月23日号
2021.09.10 19:00
女性セブン
(写真/時事通信フォト)
「明かりが見えない」ことを露呈した菅首相と二階幹事長の言葉
 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、コロナ対策が後手に回りつつも、自民党総裁選挙に前向きな菅義偉首相について。 * * * あんな力なく淡々とした口調で「明かりははっきり見え始めています」と言われても、菅首相には、どこに明かりが見え始めているのかと首を傾げたくなるだけだ。緊急事態宣言の対象地域は北海道、宮城、岐阜、愛知、三重、滋賀、岡山そして広島の8都道府県にまで広がった。これで宣言の対象地域は21都道府県になり、まん延防止等重点措置の対象地域は12県になった。 首相の目に見えている“明かり”は、どんなものだろう。日々の対策で疲労困憊なのは分かるが、ぼんやりしたような眠たそうな生気のない目で言われても、「見えているものは本当に明かりなのか?」と問いたくなってくる。日々見聞きしている情報やニュースからは、残念ながらそんな兆しはまるで見えてこないのだ。 8月25日の会見で菅首相は、「これまでに経験のない感染拡大が継続しています」、「子供たちの感染が増えています」とも言っている。それなのに明かりが見え始めているとは。ちょうどこの日の昼、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が、衆院厚生労働委員会の閉会中審査で「私ども専門家の分析よりは、時々やや楽観的な状況分析をされたのではないか」と苦言を呈していたが、尾身会長の言葉通り、まさに楽観的な見方だろう。 思い返せば3月にも、緊急事態宣言解除の会見や定期党大会で「必ず先に明かりが見えてきます」と“明かり”という言葉を使った菅首相。この時は声に張りがあって力強く、目も見開いて前をしっかり向いていたから「近いうちに少しは先が見えてくるのかもとと楽観視させるところもあった。 東京五輪についても、「人類が新型コロナに打ち勝った証となる大会」なんてのたまい批判を浴び、さすがにそれはないだろうと思ったが、蓋を開ければ世界中でデルタ株による感染者が増加し、日本には第5波が襲来。こんな事態になるとは予想出来なかったのか、想像しなかったのか。政府のコロナ対策はこれまでも後手後手に回り、何度も同じようなことを繰り返してきた。尾身会長の言うような楽観的な状況分析が染みついてしまったのだろうか。 22日に投開票された横浜市長選の結果もそうだ。菅首相のお膝元で首相が支援した前国家公安委員長の小此木八郎氏が惨敗。「この人なら戦える、勝てる」という自民党の読みは外れた。だが首相は、この結果を「大変残念な結果」、「謙虚に受け止める」としながら、9月29日に投開票が決まった自民党総裁選挙への出馬に意欲を見せているという。 予定通り行われれば、次期衆議院選挙は10月以降に実施される。地方では横浜市長選の結果を受け、“菅首相では衆院選は戦えない”との声が強まっているが、二階俊博幹事長はこれを「誰々さんでは選挙は戦えないとは失礼な話だ」と一蹴、「誰がやっても難しいときです」と述べたのだ。 はたから見ると、こういう時だからこそ“誰々さんしかいない”と自民党が一枚岩になって結束を固める時だろう。「誰がやっても」などという言葉が二階幹事長から出てくるのは、満場一致で次期総裁なれるだけの人物がいないという党内事情をさらけ出しているだけに聞こえる。 企業経営では、成功してきた企業ほど、変革に必要なコストが大きくなるため変革しない方が合理的という“不条理”に陥ることがある。まさに今の自民党はこんな感じではないだろうか。菅首相や二階幹事長の言葉は、今のままの体制では危機対応も問題解決も難しいことを露呈させた気がする。「ピンチはチャンス」とも言う。今がこのような見方、考え方を劇的に変える「パラダイムシフト」の時ではないだろうか。
2021.08.27 07:00
NEWSポストセブン
安倍晋三・前総理と麻生太郎・副総理(写真/共同通信社)
安倍・麻生氏 自民総裁選に対抗馬出し菅首相無投票再選の阻止狙う
 9月末の自民党総裁選挙では、安倍晋三・前首相側近の高市早苗・前総務相や岸田文雄・前政調会長の出馬が取りざたされているが、そこには菅義偉・首相の再選を阻みたい安倍氏や麻生太郎・副総理の思惑があるとされる。 安倍、麻生、菅の3氏は安倍政権の7年8か月、“同じ釜の飯”を食ったいわば政治的同志であり、昨年の総裁選で菅義偉・総裁(首相)を誕生させた。つい3か月前にも、安倍氏は「当然、継続して首相の職を続けるべきだ」と菅首相の総裁再選支持を表明していた。 それがなぜ、対立候補の出馬を促して事実上の「菅降ろし」に舵を切ったのか。 きっかけは菅首相と二階俊博・幹事長による総裁選「強行突破」作戦だ。自民党は8月3日の総裁選挙管理委員会の初会合で、党員投票など規定通りの総裁選実施を決め、「9月29日投開票」の日程が有力視されている。二階氏はこの日の会見で「複数の候補になり得るかどうか見通しがない。現職が再選される可能性が極めて高い状況なのは誰もが承知の通りだ」と最終的には総裁選を行なわず、菅首相の無投票再選になることを強く示唆する言い方をした。二階派の閣僚経験者が語る。「予定通り9月に総裁選を実施すれば、対抗馬はいない。安倍さんがポスト菅の候補に名前を挙げた茂木敏充・外相、加藤勝信・官房長官、下村博文・政調会長、岸田前政調会長の4人はいずれも派閥の複雑な事情を抱えて出馬は難しい。世論調査で人気の高い河野太郎・行革相や石破茂・元幹事長も準備をしていない。二階さんは菅総理に、支持率が低くても9月に総裁選をやれば無投票再選できると持ちかけ、強行突破に動いた」 このことが安倍、麻生両氏を“菅はオレたちの言うことを聞く気はない”と強く刺激した。政治評論家・有馬晴海氏が語る。「菅首相のコロナ失政が続いても、自民党に代わりの有力な総理総裁候補がいないのは事実。だから安倍氏と麻生氏は菅再選を支持する条件として自分たちの言うことに従わない二階幹事長の交代を要求していた。ところが、菅首相は要求を飲まないばかりか、逆に二階氏の戦略に乗った。無投票再選なら二階氏がこの先も幹事長続投になってしまう」 安倍氏らは早急に総裁候補のカードをつくる必要に迫られた。「(7月30日に行われたとされる)安倍・麻生会談では、誰でもいいから総裁選に出馬させて菅首相の無投票再選を阻止することを確認したはずです。2人が高市支持に回るとは限りません。総裁選に複数の候補が出馬しさえすれば、自分たちが誰を支持するかでキングメーカーになれるし、評判の悪い菅首相はどんどん不利になっていく。それが彼らの狙いです」(有馬氏)「女性」「無派閥」「安倍側近」で担ぎやすい高市氏は、安倍・麻生氏にとって総裁選実施に持ち込むためだけの“捨て駒”候補ということのようだ。残された道は解散か 自民党は今回の総裁選で「党員投票」を実施する方針だ。党員票が議員票と同数に換算されるため、派閥の数合わせだけでは決まらない。それだけに、高市氏の出馬をきっかけに総裁選は女性候補や若手が入り乱れた大乱戦になる可能性が出てきた。「高市の出馬宣言で、“女性総理候補の最右翼”を自任する野田聖子も親しい議員に声をかけて推薦人集めを始めた。若手からも、河野太郎に近い議員たちが『政策論争を戦わせるべき』と主張して候補擁立の動きを見せている。選挙に弱い議員は誰が首相になれば選挙に有利になるかで選ぶから、収拾がつかなくなる」(閣僚経験者) そうなると無投票再選のつもりだった菅首相は一転、絶体絶命のピンチに立たされる。 だから二階氏が進める「9月29日投開票」という総裁選日程は、無投票再選が無理な場合も想定して、菅首相が政権の緊急避難のために解散ができるように組まれている。「いざというときは、総裁選投票日前に衆院を解散することで総裁選を強制的に中止し、総選挙後に改めてやり直すことになる」(二階派議員) 前出の有馬氏は言う。「高市氏が推薦人20人の確保にメドが立てば、岸田氏ら他の候補も出馬に動くでしょう。菅総理はパラリンピック閉会後、総裁選が無投票にならないと判断した段階で解散を打つに違いありません。総選挙を乗り切ってみせるしか生き残る道がないからです」(前出・有馬氏) しかし、自民党は総選挙で苦戦を免れない。 一方の麻生、安倍氏はたとえ菅首相が総裁選を回避して解散しても、総選挙に敗北すれば、それを理由に政権から引きずり降ろそうと逃げ道を塞いでいる。 かつて政権を共に支えた2人との戦いは、菅首相にとって厳しいものになりそうだ。※週刊ポスト2021年8月27日・9月3日号
2021.08.18 07:00
週刊ポスト
小池百合子・東京都知事(写真/共同通信社)
都議選敗北で自民党に激震「反小池派」と「小池受け入れ派」に分裂も
 東京都議選敗北の激震が止まらない自民党。党内からは都民ファーストの会を復活させた小池百合子・東京都知事との連携を真剣に検討すべきとの声もあがっているが、その小池氏は都議選翌日から政界工作に動き出していた。 7月5日に二階俊博・幹事長と公明党の山口那津男・代表と相次いで会談、表向きは自公両党に「今後の都議会運営への協力」を要請したことになっているが、真相は違う。「第1の目的は五輪の無観客開催への根回し。落ち目の菅(義偉)首相に付き合って有観客開催にすれば民意に反し、都知事も批判を浴びる。菅さんとの一蓮托生は避けなければならない。 第2は総選挙と自民党総裁選のタイミングを探るため。そして最大の狙いは都議選での実績を強調し、“菅より選挙に強い”と今後の自分の利用価値の高さを2人に認めさせることにあった」(小池ブレーン) 工作は成功したようだ。山口氏はその夜、「総選挙前の総裁選実施」に言及して菅首相に最後通牒を突きつけ、二階氏は小池氏の国政復帰を促した。 五輪の無観客開催にも、山口氏が大きな役割を果たす。7月6日の記者会見で、「無観客も対象として検討すべきだ」と有観客開催にこだわる菅首相に注文をつけた。「都議選敗北と公明党に外堀を埋められたことで総理は緊急事態宣言発出と無観客開催を受け入れざるを得なかった」(菅側近) 菅首相と距離を置いた小池氏が注視しているのは自民党内の権力バランスの変化だ。 自民党では安倍晋三・前首相、麻生太郎・副総理、甘利明・税調会長の3Aトリオと二階氏(2F)が主導権を争い、「3A対2F」の対決構図がある。二階氏が小池氏と近いのに対し、麻生氏が小池氏の入院を「自分で撒いた種でしょうが」と酷評したように、3Aは「反小池」の立場だ。 党内勢力に勝る3Aは菅首相に続投を条件に二階氏の更迭と甘利氏の幹事長起用を要求し、二階氏は劣勢とみられていた。 ところが、都議選敗北で菅続投シナリオは事実上消え、情勢は混沌としてきた。政治ジャーナリスト・角谷浩一氏が語る。「劣勢だった二階氏にとっては巻き返しのチャンスで、小池カードがますます重要になっている。自民党では選挙に弱い若手議員や東京選出の議員から小池氏に頼りたいという期待が高まっている。 中谷元・元防衛相や船田元・元経済企画庁長官のように安倍長期政権で冷や飯を食ってきた中間派のベテラン議員からも、小池氏との連携を求める声が出てきた。いまや自民党内の勢力図は政権内の主導権争いを超え、今後の政権の枠組み変更までにらんだ“反小池”と“小池受け入れ派”に二分されつつある」もう一つの自民党 国政復帰の機会をうかがってきた小池氏には自民の分裂状況は好都合だ。 前回総選挙で「反自民」の希望の党を立ち上げた小池氏は、今回都議選で与党批判を封印し、五輪でもコロナ対策でも政府・自民党との対立を避けて連携を見据えているからだ。 国政政党を持たない小池氏に、「保守合同」へのシナリオはあるのか。 元希望の党の無所属議員は、「小池氏が保守系の野党議員をまとめて新党をつくり、選挙後に自公連立に参加する道がある」と期待している。しかし、「小池氏が考えているのは新党ではない」とみているのは前出の小池ブレーンだ。「小池さんは総選挙で自民党や公明党議員の中で自分の支援が欲しい候補に推薦を出し、応援に回るつもりだろう。二階さんも“勝てるなら誰の推薦をもらってもいい”と後押しする。そうすれば逆風に苦しむ多くの候補が頼ってくるはずだ。 新党結成にはカネがかかる。だが、この方法なら公認料など選挙費用は自民党が出すから1円も使わず、選挙後には黙っていても自民党内に親小池勢力ができる。自民党以外にも、希望の党の生き残りなど保守系無所属の一部の野党議員を推薦し、自民党が大きく議席を減らせば彼らを自民に合流させればいい。 自民党内に小池印の勢力を拡大し、無所属の親小池議員との『保守合同』で内と外から乗っ取りをかける戦略と言えます」 だが、3Aの「反小池」同盟がそれを黙って見ているはずがない。小池氏の選挙介入を防ぐために、二階幹事長交代の動きを強めるはずだ。「対立状況のまま総選挙を迎えれば、自民党は小池氏の推薦をもらった“小池印”の候補と“反小池”候補に色分けされて選挙を戦うことになる可能性もある。小池氏を“総裁”とする“もう一つの自民党”ができるに等しく、事実上の分裂選挙になってしまうということです」(角谷氏) かつて小泉政権の郵政解散(2005年)では、自民党議員が郵政民営化賛成派と反対派に割れて戦った。このとき、反対派への“刺客候補”となったのが小池氏だ。 だが、今回は自民党が「コロナと五輪」の失政で連帯責任を負う菅首相派と小池派に見かけだけ分かれて総選挙を戦ったとしても、どちらも民意の受け皿になり得るとは思えない。五輪後に始まる「小池劇場」で“溺れる自民党”が“ユリコの藁”を掴んでも、党勢の凋落は止まらないだろう。※週刊ポスト2021年7月30日・8月6日号
2021.07.17 11:00
週刊ポスト
自民党総裁選に出馬した経験を持つ小池百合子氏(写真/共同通信社)
「安倍再々登板潰し」に動く二階氏 見えてくる「小池連立政権」
 菅義偉・首相にもはや積極的に解散に打って出る力はなく、衆院議員の任期満了(今年10月)目前の9月の“追い込まれ解散”になると与野党の見方は一致している。自民党内では菅氏のもとでの選挙は苦戦必至と見られており、次期政権の有力候補もコロナ対応で失敗を繰り返している。そこで党内ではまさかの安倍晋三・前首相の再々登板説まで浮上している。安倍氏本人も満更ではない様子だ。 そんな安倍氏に“冷水”を浴びせたのが二階俊博・幹事長だ。「私は関与していない」。5月17日の記者会見で二階氏は、2019年参院選の際、自民党本部が河井案里氏(公選法違反で有罪判決)陣営に提供した1億5000万円への関与を否定した。 この発言でいったん収まったかに見えた河井夫妻選挙買収事件が再びクローズアップされた。 会見に同席した二階側近の林幹雄・幹事長代理は「当時の選対委員長が広島を担当しており、(二階氏は)細かいことは分からない」と補足し、当時の選対委員長で安倍氏に近い甘利明・元経済再生相に矛先を向けた。ところがその甘利氏も「私は1ミクロンも関わっていない」と完全否定したことで、今度は安倍氏に疑惑の目が向けられている。 安倍氏は参院選で自分の秘書団を河井陣営に派遣して異例ともいえる肩入れをしたからだ。「幹事長と選対委員長が関与を否定したということは、党本部の指揮命令系統から考えて1億5000万円もの大金の支出を決裁できるのは当時の総裁の安倍さんしかいない」(自民党元役員) 二階発言の狙いは、疑惑再燃で安倍氏の再々登板の動きを牽制することにあるとみられている。二階派議員が語る。「安倍さんは森友、加計学園問題に続いて、桜を見る会問題では国会で100回以上ウソの答弁をするなど、多くの負の遺産を残して退陣した。今さら再々登板なんて時計の針を戻すようなことはできない。安倍出馬となれば党内に大きなハレーションが起きる」 ポスト菅をめぐる自民党内の嵐を前に、“政界の寝業師”と呼ばれる二階氏が連携を図っているのが小池百合子・東京都知事だ。五輪問題でも、二階氏は「中止」に言及して物議を醸し、小池氏と会談を重ねている。 政治ジャーナリスト・藤本順一氏が語る。「昨年の都知事選で都民の圧倒的な支持を得ていることを見せつけた小池氏は、自身に有利か否かを見定めながら五輪中止宣言をうかがっている状態。五輪強行路線で尻を突かれている菅首相はそんな小池氏の存在を強く意識せざるを得ない。今や国政に議席がない小池都知事が政局のキーマンになっている。 二階氏はその小池氏を“カード”にできると考えているし、小池氏も二階氏との蜜月を演出して国政への切り込みを狙っている」小池が自民党政権を乗っ取る 女性政治家で唯一、自民党総裁選に出馬した経験を持つ小池氏には、安倍─菅政権に対する怨念がある。小池氏に近い自民党OB議員が明かす。「第2次安倍政権の内閣改造の際、女性の目玉大臣を探していた安倍さんはかつて自分の内閣で防衛大臣を務めた小池さんの起用を考え、官邸で面接したことがある。しかし、菅さんが『あの女は石破茂を支持した』と強く反対したことから入閣は見送り、その後、小池さんは重要ポストから完全に干されてしまった。小池さんは安倍―菅体制が続く限り自分の総理の目はないと考えて都知事選への転出を決断した」 2017年の前回総選挙では、小池氏が反撃に出た。安倍氏が野党の選挙準備が整っていないうちに衆院解散に踏み切ると同時に、小池新党「希望の党」を旗揚げして野党の保守系議員を結集、「小池に負けるかもしれない」と安倍氏を慌てさせた。新党は途中で失速したが、「あの時、小池氏自身が出馬していれば、小池政権ができていた」(野党重鎮)とも言われた。 小池氏はまだ「総理の椅子」を諦めていない。「小池氏は自らが戦略をつくるのは苦手だが、政治の流れに乗ることは得意としている。その流れを見極めているところでしょう。もう1つは、戦う時は仮想敵をつくる。それが安倍前首相になる」(前出・藤本氏) その潮目が変わってきた。 解散・総選挙が五輪後の9月に行なわれれば、フリーハンドになる小池氏にはもう一度、小池新党で勝負するチャンスがめぐってくる。 次の総選挙で逆風の自民党は大きく議席を減らし、菅首相は敗戦の責任をとって総辞職に追い込まれる可能性が高い。小池氏の政敵の一人がまず失脚する。選挙後の総裁選に安倍氏が出馬した時こそが、小池氏にとって最後の勝負をかけるタイミングだ。自民党反主流派議員が指摘する。「総選挙後は自民党内の勢力地図が大きく変わる。地盤が弱い魔の3回生をはじめ安倍チルドレンは軒並み落選し、安倍支持派の力が落ちる。その時点で小池新党が政界第3極の勢力を獲得し、自民党を過半数割れに追い込むことができていれば、二階氏や石破氏ら自民党の反安倍勢力と組んで安倍再々登板を阻止し、小池連立政権をつくる道筋が見えてくる」 3度目の安倍政権なんて私が許さない──彼女が動いたその時、「小池氏が自民党政権を乗っ取る日」になる。※週刊ポスト2021年6月4日号
2021.05.25 07:00
週刊ポスト
「週刊ポスト」本日発売! 五輪スポンサー71社の言い分ほか
「週刊ポスト」本日発売! 五輪スポンサー71社の言い分ほか
 5月24日発売の「週刊ポスト」は、菅義偉・首相はじめ政権幹部が壊れたレコードのように「安全・安心なオリンピック」と繰り返す絶望のニッポンで何が起きているのか、テレビや新聞では絶対に知ることができない深層を抉り出す。沈黙を続ける五輪スポンサー企業71社を総直撃、政界では「小池百合子総理」の蠢動が。そして、結婚問題に揺れる眞子内親王と小室圭氏にとっても、オリンピックは重要な意味を持っていた――。今週の見どころ読みどころ◆<カラーグラビア>『オレたちひょうきん族』40年目の真実いまや伝説となったお笑い番組『オレたちひょうきん族』を振り返る8ページの渾身特集。本誌連載も絶好調のビートたけしが明石家さんまとのカラミの内幕を語る。「今じゃすっかりカネもアイデアもなくなったテレビ業界」を憂いつつ、「『アドリブ』の実力に関しちゃ、やっぱり明石家さんまは群を抜いてたね」と振り返った。後半では、片岡鶴太郎、西川のりお、島崎俊郎が鼎談し、さらに初代ひょうきんアナ・山村美智も当時を語る。◆東京五輪「賛成」か「反対」か スポンサー71社の回答 全社掲載!国内の公式五輪スポンサーは71社ある。これは過去の五輪と比べるとケタ違いの多さである。それは、これまで「スポンサーは1業種1社」としてきた不文律を破って、日本の組織委員会がカネを集めまくった結果だった。しかも、そこには朝日、読売、毎日、日経、産経という5大全国紙も含まれるから、スポンサーへの批判の声が報じられることもなければ、スポンサーを直撃する取材もない。みんな同じ「五輪ムラ」の住人なのだ。ならば、週刊ポストがやる! 全社を直撃し、その回答をすべて全文掲載した。五輪をやるべきかどうか、すべての国民が考えるための一級資料を公開する。◆「ワクチン上級国民」の抜け道接種あの手この手政府肝いりの「大規模接種」はシステムトラブルを連発し、早くも炎上している。そもそも、五輪ごり押しのために「7月末までに高齢者接種完了」とか「一日100万回接種」などと総理大臣がぶち上げていることからして嘘八百なのだ。今のペースとワクチン供給では、オリンピックの開会が予定されている7月末には高齢者の半分も接種完了していないだろう。ちょっとカネや情報のある国民ほどそれを知っているから、接種の抜け道も次々と生まれている。「医療従事者」に潜り込む者、闇ワクチンに手を出す者、外国に「接種ツアー」に出かける者――政府の無策が生んだワクチン狂騒曲をリポートする。◆<スクープ>「紀州のドン・ファン」を刺した元暴力団幹部が自民党支部代表についに元妻が殺人容疑で起訴された「紀州のドン・ファン殺害事件」に新たな火種が見つかった。自民党のドン、二階俊博・幹事長のおひざ元で、なんとそのドン・ファンこと野崎幸助氏を襲って現金を奪った前科のある元暴力団幹部が自民党支部のトップに就いていたのである。直撃取材に自民党県連は絶句し、「支部代表になることは承認していない」と答えたが、当の代表は強盗事件について「何か関係あるんですか?」と開き直った。◆<スクープ>オリックス新4番打者が宿舎で秘密の“3密合コン”5月中旬のある夜、緊急事態宣言下の都内のホテルで6人の男女が「合コン」を開いた。男性陣3人は、オリックス・バファローズの主力選手だった。そのなかには「ラオウ」の異名を取るスラッガー、杉本裕太の姿もあった。彼らは夜の街に飲みに行けないことが不満だったのか、知人女性に「女の子を集めて」と懇願し、宿舎となったホテルの別室で深夜3時過ぎまで騒いでいたという。なかには「俺の部屋に来ない?」と誘われた女性もいて……。◆「東京五輪はやめないで」眞子さまの願いと「小室さん帰国」秋篠宮家の眞子内親王と婚約している小室圭氏は、ニューヨークでの留学をまもなく終えて、7月には同州の弁護士試験に臨む。その後、帰国して秋篠宮夫妻や国民に「金銭トラブル」の経緯を説明すると見られているが、宮内庁関係者の間では、「タイミングがまずいかも」と懸念する声があがっているという。オリンピックが開かれていれば国民の目はそちらに向くはずだったが、もし中止になれば「小室炎上」は避けられないからだ。◆菅が辞めたら“またまた安倍”説に女帝・小池が「うっせぇわ!」菅政権はもはや風前の灯火だが、自民党内の「ポスト菅」候補は揃いも揃ってコロナ戦犯ばかりで、後任探しは混沌としている。党内ではまことしやかに「安倍の再々登板」も囁かれるが、その安倍晋三・前首相は大規模接種のシステムトラブルをめぐる報道に「悪質な妨害愉快犯」と毒づいたことで、逆に自ら批判の的になっている。その裏で、二階俊博・幹事長、石破茂・元幹事長という党内実力派2人が、小池百合子・東京都知事と気脈を通じて「自民党乗っ取り」を狙っているという極秘情報が飛び込んできた。◆昭和の傑物が成し遂げた「世紀の復活劇」昭和のスターを振り返る人気企画。今回は「復活劇」に焦点を当てる。スポーツ界からはボクシングの輪島功一、プロ野球の江夏豊、大相撲の貴ノ花、政財界では田中角栄、松下幸之助、芸能界は美空ひばり、黒澤明というビッグネームが、いかにして「世紀の復活」を遂げたか、その経緯と秘密を紹介する。◆<新連載第3回>永井豪『柳生裸真剣(やぎゅうらしんけん)』ますます快調、話題沸騰の新連載は、早くもヒロイン・柳生十兵衛が大ピンチに。女であることを将軍・家光に知られた十兵衛は、全裸で土下座し、「女として仕えろ」という家光の要求に許しを請う。しかし、すでに下半身をたぎらせた家光は、十兵衛を足蹴にし、その「女の証しそのもの」に襲い掛かろうとするのだった――。◆「子供のために」その気配りで大失敗!幸せな老後と最期を探求する巻頭特集は、「子供への気配り」が仇になった悲劇を紹介する。マイホームを処分する、不動産投資を始めるといった「死後の備え」によって財産や家族の絆を失うケースは多い。その他、生前贈与でかえって税金が増えてしまう、医療保険で生活苦に、墓や葬式の準備が子供には大迷惑、といった実例を追い、何がいけなかったか、どうすればよかったかを分析する。実は「自分とパートナーのことだけ」考えておくのが正解ではないのか。そのための「15の手続き」も一覧表でわかりやすく解説する。※全国の書店、コンビニで絶賛発売中!
2021.05.24 07:00
NEWSポストセブン
2021年の開催の現実味は…(時事通信フォト)
東京五輪と揺るがぬ民意 国民はとっくに危機感を持っている
 様々な見地からの意見があるのは事実だが、民意ははっきりしているようにも見える。コラムニストのオバタカズユキ氏が東京五輪について考察した。 * * *「感染拡大を二度と起こしてはいけない、その決意を今回の宣言解除に当たり、改めて私自身、自らにも言い聞かせております」という菅内閣総理大臣の言葉と共に2回目の緊急事態宣言が解除されたのは、3月の21日だった。それから1か月あまり、たったそれだけしか経っていないのに、早くも3回目の緊急事態宣言が発出されることになってしまった。 今回の宣言期間は、東京都、大阪府、京都府、兵庫県に対して、4月25日から5月11日まで。菅総理曰く、「ゴールデンウィークを中心に集中的に対策を講じて感染拡大をなんとしても抑え込みたい」ということだが、17日間という中途半端な期間で、変異ウイルス感染が急拡大している今の第四波を抑え込むことができるのだろうか。 専門家の中には一か月間が適切とする意見もあったそうだ。そこを2週間半としたのは、補償金との兼ね合いが大きいのだろう。今回は飲食店への時短営業要請だけでなく、休業も要請・命令できる。飲食店だけでなく、商業施設や劇場なども対象となる。この原稿の執筆時点では、東京都と大阪が飲食店での酒類の提供を禁止とする予定だ。 4月22日に東京都で行われた新型コロナウイルスの感染状況などを分析するモニタリング会議の中で、小池知事はこう呼びかけた。「皆様方へのお願いでございますが、感染拡大を抑止するには、人と人との接触を避けることが最も重要なポイントであることは既に知られるところであります。改めて申し上げております。都民の皆様には、よって、外出は必要最低限、都県境を越える移動は自粛、ゴールデンウィークの旅行、帰省は中止または延期でお願いを申し上げます。また、路上や公園での飲み会も止めてください。これについても感染の飛沫が飛ぶということも分析されています」「そして都外にお住いの皆様には、エッセンシャルワーカーなど、どうしても出勤が必要な方以外、ゴールデンウィークも都内には来ないでいただきたい。事業者の皆様には、テレワークの推進をお願いいたしております。毎日、企業のトップの方に、私、ご連絡を申し上げて、そしてテレワークの徹底を改めてお願いしているところでございます。そして、ゴールデンウィーク中の有給休暇の取得の促進など、従業員の出勤の抑制にご協力をたまわりたく存じます」そんなに大変な状況であるならば 内容的にはこれまでなされたきたものとそう変わりはないものの、口調がなかなか厳しい。特に「飲み会も止めてください」「都内には来ないでいただきたい」の箇所は語気を強めていた。危機感を煽ると言っては語弊があるかもしれないが、コロナ疲れしている我々に気合を入れる意気込み十分といった感じだった。 しかし、そんなに大変な状況であるならば、だ。なぜ、東京オリンピック・パラリンピックの中止が真剣に議論されないのだろう。そこが非常に不思議である。 五輪が開催されると、選手だけで1万人以上、スタッフや大会関係者などを含めると10万人以上が海外から東京に集まってくる。無観客大会にするとしても、それだけ巨大な規模のイベントが、7月23日から8月8日まで17日間行われるのだ。 参加国は約200か国に及ぶ。コロナ的には、世界中のありとあらゆる変異ウイルスが一堂に会する可能性のある場だともいえる。そこで何が起こるかは未知数だ。今、日本で急増している変異ウイルスだって従来のものより強い感染力を持っているところが、ハイブリットに掛け合わされることによって、もっととてつもない感染力で暴れまわるスーパー変異ウイルスを誕生させてしまうかもしれない。そういう危険性について、専門家のみなさんはどう考えているのだろう。 新型コロナが流行してすぐに危惧されていたのは、大会におよそ1万人必要とされる医療スタッフをどう確保するかだ。それでなくても、現段階で阪神エリアは医療崩壊しかけている。後追いで東京の医療事情も厳しいことになる心配はリアルにある。自分たちの身を守るだけで手一杯なのに、どうして世界中からお客様を呼び集めて大密集大会を開き、どんちゃん騒ぎをしたいとなるのだろうか。 去年も東京五輪は中止すべきだという内容のコラムを、このNEWSポストセブンで書かせてもらった(12月20日配信)。そこでは12月にNHKが実施した世論調査を紹介した。「来年に延期された東京オリンピック・パラリンピックの開催についてどう思うか」に対し、「開催すべき」27%、「中止すべき」32%、「さらに延期すべき」31%。62%の人が来年のオリンピック開催に否定的ではないか、と指摘した。 五輪が近づけば世論も変わるという見方をする人もいたのだが、では、最近の世論調査ではどうなっているのか。今年の開催に否定的な人が圧倒的多数派 4月9~12日にかけて、時事通信が実施した調査では、「中止する」との回答が39.7%で最も多く、「開催する」28.9%、「再延期する」25.7%が続いた。「中止する」と「再延期する」を足したら65.4%。去年末のNHK調査のものより増えている。 さらに、産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が4月17~18日に行った調査もある。与党寄りのマスコミの調べなのでどんなもんかと思ったら、びっくり。「中止もやむを得ない」との回答が56.8%と図抜けて多く、「予感染対策を徹底して定通り開催できる」は24.3%、「再延期せざるを得ない」は17.6%であった。「中止」と「再延期」を足したら、74.4%だ。今年の開催に否定的な人が圧倒的多数派なのだ。 小池知事に煽られなくても、とっくに危機感を持っているということである。オリンピックをやってる場合じゃないでしょ、というのが揺るがぬ民意なのである。 ちなみに、同様の世論調査を海外に対して行った結果もある。公益財団法人「新聞通信調査会」が3月20日に、米国、フランス、中国、韓国、タイの五か国で調査したのだが、そこでは「中止すべきだ」と「さらに延期すべきだ」を合わせた回答がすべての国で7割を超えた。高い順に並べると、タイが95.6%、韓国が94.7%、中国が82.1%、米国が74.4%、フランスが70.6%。世界の民意もまた同じだった。 そうした空気を感じてのことなのかどうか、真意は測りかねるのだが、4月の15日に自民党の実質的ドン、二階俊博幹事長がTBSのCS番組収録で意外な発言をした。五輪開催に新型コロナの感染拡大を心配する声があるという司会者の促しに、こう答えた。「それはその時の状況で判断せざるをえないですよね。これ以上とても無理だということだったら、こりゃもう、スパッと止めなきゃいけない」 ちょっと驚いた司会者が、「そういう選択肢もある?」と問いただしたらこうだ。「そりゃ、当然ですよね。オリンピックでたくさん感染病をね、蔓延させたっていったら、これは何のためのオリンピックかわからんですよね」極めて常識的でまっとうな感覚 二階幹事長、まったくもって正しい。極めて常識的でまっとうな感覚だ。後日、弁解めいた追加コメントを出していたが、発言を撤回まではしなかった。与党内部から、しかもトップから五輪中止の流れが作られていく?  そううまくいくかどうかはわからないが、期待したいところである。 この発言から少し経った19日、今度は山梨県の長崎知事が、記者会見の中でこれまた意外な発言をした。記者から東京五輪の開催について見解を問われたところ、「いちばん重要なのは国民や県民の生命や健康で、オリンピックのほうが県民の命より大切ということはありえない。国民や県民の健康に極めて大きな深刻な影響を及ぼすような感染状況であれば、オリンピックをやっているどころではない」と述べたのである(NHK記事より)。 長崎知事は二階派だそうだが、やはりまっとうなことを言っている。開催時期は感染の第五波が来ているころかもしれない。そんな状況下、オリンピックをやっているどころではないのである。二階、長崎に続く、常識的な発言がどんどん出てくることを願う。 そういえばちょっと忘れかけていたが、4月6日の報道で、この夏の東京五輪について、「新型コロナウイルスによる世界的な保健の危機状況から選手たちを守るため」参加しない方針を明らかにした国があった。北朝鮮である。自国のコロナ禍で五輪代表団を海外に派遣する余裕がないから不参加表明したとされているけれども、言っていることは正しい。日本にも堂々と開催中止を表明していただきたい。
2021.04.24 16:00
NEWSポストセブン
二階俊博・幹事長の“奇言”が目立つように(時事通信フォト)
奇言乱発の二階幹事長 ドンの地位を守るため菅氏による解散阻止へ
 無派閥で党内の足場が弱い菅義偉・首相の政権基盤を支えているのは、「二階」「創価学会」「維新」の3本柱といわれる。 後見人の二階俊博・幹事長が自民党内に睨みを利かせ、与党では公明党・創価学会とのパイプに支えられ、野党には友好関係にある日本維新の会という“補完勢力”を持つ。その微妙なバランスで、コロナ対策に失敗しても「菅おろし」の動きを防ぎ、政権を維持してきた。 だが、その柱が1つずつ折れていく。蜜月だった二階氏との関係は、いまや冷め切っていると言っていい。 首相を支える者が誰もいなくなると、自民党内で仲間割れが始まった。政権をかき乱す側に回ったのが二階氏だ。「そこまで言うのか」。さる3月10日、超党派の「日朝国交正常化推進議員連盟」の会合で二階氏の発言を聞いた自民党議員たちは衝撃を受けた。 議連は4月に訪米する菅首相にバイデン大統領との日米首脳会談で拉致問題解決への協力を働きかけるよう求めたが、二階氏は首相が「条件をつけずに会う用意がある」と金正恩総書記に呼びかけていることに、「条件をつけずに向き合うって、それどうするんだ。こんなことでは国民は納得していない」 と真っ向から批判の言葉を浴びせたからだ。 二階氏の“奇言”はそれだけではない。大規模な選挙買収事件の被告、河井克行・元法相が公判で議員辞職を表明したことに、二階氏は会見(3月23日)で、「他山の石としてしっかり対応していかなくてはならない」と発言。「妻の案里氏は二階派で“他山”とは言えないだろう。無責任だ」と党内でも批判が出ている。二階氏側近に言わせると、「河井は菅首相の側近。“菅の監督責任、不始末で迷惑している”という思いがあったんじゃないか」ということになる。 その二階氏が気色ばんだのは解散・総選挙をめぐる問題だった。菅首相が会見で「9月までが(総裁)任期だから、その中で考えていく」と発言し、10月の衆院任期満了の前にあくまで自分の手で解散する姿勢を示せば、下村博文・政調会長も「追い込まれ解散という構図はつくりたくない」と4月の首相訪米後の解散の可能性に言及するなど、自民党幹部たちから一斉に解散論が流された。 それに対して、二階氏は自民党大会後の会見(3月21日)で、「(下村氏は)どれだけ仲間の選挙のために汗をかいたのか。自分の選挙は大丈夫なのか」と言い切った。 その背後にあるのは二階氏の焦りだ。党内第4派閥の勢力しか持たない二階氏が“自民党のドン”と呼ばれる力を持ったのは、菅政権の生みの親で、後見人として菅首相に強い影響力を持っていたからだ。一蓮托生だった2人の関係が悪化すれば、菅首相が求心力を失うと同時に、二階氏も“ドン”の座は維持できない。 実際、菅首相の長男の接待など一連の総務省接待問題では、二階派幹部の武田良太・総務相や二階氏が「次の総裁候補」として目を掛けている野田聖子・元総務相らに火の手が広がり、二階氏の力にはっきり翳りが見えてきた。政治ジャーナリスト・野上忠興氏が指摘する。「二階派には選挙基盤が弱い議員が多く、総選挙になれば大きく勢力を減らす可能性が高い。そうなると総裁選への発言力もなくなり、二階氏の幹事長続投は難しい。総裁選まで幹事長として党内の実権を握っておきたい二階氏は、菅首相の手で解散・総選挙を絶対にさせたくない」※週刊ポスト2021年4月9日号
2021.03.30 07:00
週刊ポスト

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