芸能

『鎌倉殿の13人』の新キャスト、山本千尋は中国武術の達人!すごい経歴の持ち主

新キャストとして登場する山本千尋

新キャストとして登場する山本千尋

 三谷幸喜氏脚本で注目を集めるNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。新キャストが発表されているが、注目はアクション女優として人気上昇中の山本千尋(25才)だ。時代劇研究家でコラムニストのペリー荻野さんが山本のすごい経歴について解説する。

 * * *
 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は、頼朝(大泉洋)が死去。跡を継いだ嫡男・頼家(金子大地)を補佐するべく、江間義時(小栗旬)ら13人の御家人が勢ぞろい。それが気に食わない頼家は、自ら選んだ若武者を側近にして、幕府の中はピリピリ。不穏な空気が漂っている。その一方、頼家の側室ですでに息子(一幡)を授かったせつ(山谷花純)と正室のつつじ(北香那)が早くもバトルを繰り広げ、頼家にとっては、家の中もピリピリ状態で大変なことになっている。

 後半に入り、新キャストも続々登場しているが、中でも私が注目するのは、これから登場するトウを演じる山本千尋だ。

 トウは、善児(梶原善)に育てられた孤児である。善児といえば、「出てくるたびに人が死ぬ」と恐れられるドラマ屈指の不吉な存在。まだまだ重要人物が謎の死を遂げることになるこのドラマで、いったいどれだけ登場するのかとドキドキするが、その人物に育てられたトウを山本千尋が演じるというんだから、こりゃ大変である。

 なにしろ、1996年生まれの山本は、幼い頃から中国武術を習い、2008年・2012年に世界ジュニア武術選手権大会「槍術」部門で金メダルを獲得するなど、卓越したキャリアの持ち主なのだ。

 私が初めて彼女に注目したのは、映画デビュー作『太秦ライムライト』。長年斬られ役として仕事をしてきたベテラン俳優(福本清三)に見込まれ、殺陣の指導を受けて大成する新人女優役だった。この作品で山本は2015年ジャパンアクションアワードでベストアクション女優優秀賞を受賞している。

関連キーワード

関連記事

トピックス

「父としての自覚」が芽生え始めた小室さん
「よろしかったらお名刺を…!」“1億円新居”ローン返済中の小室圭さん、晩餐会で精力的に振る舞った理由【眞子さんに見せるパパの背中】
NEWSポストセブン
関屋警部補を演じた原田大二郎(撮影/中庭愉生)
【放送50年特別インタビュー】原田大二郎が振り返る『Gメン\\\'75』の思い出、今だから話せる「関屋警部補が殉職した理由」 降板後も続いた丹波哲郎との良好な関係
週刊ポスト
多忙なスケジュールのブラジル公式訪問を終えられた佳子さま(時事通信フォト)
《体育会系の佳子さま》体調優れず予定取り止めも…ブラジル過酷日程を完遂した体力づくり「小中高とフィギュアスケート」「赤坂御用地でジョギング」
NEWSポストセブン
麻薬密売容疑でマグダレナ・サドロ被告(30)が逮捕された(「ラブ・アイランド」HPより)
ドバイ拠点・麻薬カルテルの美しすぎるブレイン“バービー”に有罪判決、総額103億円のコカイン密売事件「マトリックス作戦」の攻防《英国史上最大の麻薬事件》
NEWSポストセブン
東京都議選の開票を見守る自民党の木原誠二選対委員長(左)と井上信治・東京都連会長=22日夜、東京・永田町の同党本部(時事通信フォト)
《都議選で歴史的大敗》今や自民党は保守じゃない、参院選に向けてウリは2万円給付だけか 支持層から「時代について行けない集団」「消費期限切れ」「金払って党員になっても意味ない」の声
NEWSポストセブン
アナウンサーのオンカジ疑惑を早めに公表したフジテレビ(イメージ)
《オンカジの”儲からない”実態》逮捕されたフジテレビPは2400万円のマイナス、280億円賭けた「バカラのカリスマ」も数千万円のマイナス 勝てない前提のイカサマか
NEWSポストセブン
広島県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年6月、広島県。撮影/JMPA)
皇后雅子さま、広島ご訪問で見せたグレーのセットアップ 31年前の装いと共通する「祈りの品格」 
NEWSポストセブン
無期限の活動休止を発表した国分太一(50)。地元でもショックの声が──
《地元にも波紋》「デビュー前はそこの公園で不良仲間とよくだべってたよ」国分太一の知られざる “ヤンチャなTOKIO前夜” 同級生も落胆「アイツだけは不祥事起こさないと…」 【無期限活動停止を発表】
NEWSポストセブン
出廷した水原被告(右は妻とともに住んでいたニューポートビーチの自宅)
《水原一平がついに収監》最愛の妻・Aさんが姿を消した…「両親を亡くし、家族は一平さんだけ」刑務所行きの夫を待ち受ける「囚人同士の性的嫌がらせ」
NEWSポストセブン
TOKIOの国分太一(右/時事通信フォトより)
《あだ名はジャニーズの風紀委員》無期限活動休止・国分太一の“イジリ系素顔”「しっかりしている分、怒ると“ネチネチ系”で…」 “セクハラに該当”との情報も
NEWSポストセブン
夫・井上康生の不倫報道から2年(左・HPより)
《柔道・井上康生の黒帯バスローブ不倫報道から2年》妻・東原亜希の選択した沈黙の「返し技」、夫は国際柔道連盟の新理事に就任の大出世
NEWSポストセブン
新潟で農業を学ことを宣言したローラ
《現地徹底取材》本名「佐藤えり」公開のローラが始めたニッポンの農業への“本気度”「黒のショートパンツをはいて、すごくスタイルが良くて」目撃した女性が証言
NEWSポストセブン