小池栄子一覧
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『鎌倉殿の13人』の新キャスト、山本千尋は中国武術の達人!すごい経歴の持ち主
三谷幸喜氏脚本で注目を集めるNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。新キャストが発表されているが、注目はアクション女優として人気上昇中の山本千尋(25才)だ。時代劇研究家でコラムニストのペリー荻野さんが山本のすごい経歴について解説する。 * * * 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は、頼朝(大泉洋)が死去。跡を継いだ嫡男・頼家(金子大地)を補佐するべく、江間義時(小栗旬)ら13人の御家人が勢ぞろい。それが気に食わない頼家は、自ら選んだ若武者を側近にして、幕府の中はピリピリ。不穏な空気が漂っている。その一方、頼家の側室ですでに息子(一幡)を授かったせつ(山谷花純)と正室のつつじ(北香那)が早くもバトルを繰り広げ、頼家にとっては、家の中もピリピリ状態で大変なことになっている。 後半に入り、新キャストも続々登場しているが、中でも私が注目するのは、これから登場するトウを演じる山本千尋だ。 トウは、善児(梶原善)に育てられた孤児である。善児といえば、「出てくるたびに人が死ぬ」と恐れられるドラマ屈指の不吉な存在。まだまだ重要人物が謎の死を遂げることになるこのドラマで、いったいどれだけ登場するのかとドキドキするが、その人物に育てられたトウを山本千尋が演じるというんだから、こりゃ大変である。 なにしろ、1996年生まれの山本は、幼い頃から中国武術を習い、2008年・2012年に世界ジュニア武術選手権大会「槍術」部門で金メダルを獲得するなど、卓越したキャリアの持ち主なのだ。 私が初めて彼女に注目したのは、映画デビュー作『太秦ライムライト』。長年斬られ役として仕事をしてきたベテラン俳優(福本清三)に見込まれ、殺陣の指導を受けて大成する新人女優役だった。この作品で山本は2015年ジャパンアクションアワードでベストアクション女優優秀賞を受賞している。 その後、NHK『そろばん侍 風の市兵衛』に出演。ここでは、そろばんを懐に商家や武家のコンサルタントをする市兵衛(向井理)をつけ狙う女殺し屋・青だ。物静かで涼し気な市兵衛は、実は「風の剣」の遣い手。クライマックスで市兵衛と青は、燃える弁財船の屋根の上で決闘する。三角で不安定な足場、目の前の炎、逃げ場のない緊迫感、そこで互いに一度、刀を鞘に納め、一瞬の居合で勝負! 女殺し屋、忍びなどは多くの時代劇に登場しているが、こういう技をビシッとしかも華やかに見せられる女優はめったにいない。 さらに2019年には特撮アクション時代劇『BLACKFOX:Age of the Ninja』に主演。根来衆に殺された父の仇を討ってほしいと頼みに来た宮(矢島舞美)と頼まれた謎の忍者集団・狐の娘・石動律花(山本)は、黒い装束を纏い、闘いの渦に飛び込む。私は京都太秦でこの撮影現場を取材したが、凸凹の土の道をダッシュで駆け抜けて、大勢の敵と戦う場面を何度もテストし、スタッフともども納得いくまで、本気で闘う姿に圧倒された。 ほんの一呼吸のズレ(素人の私にはまったくわからない)も即座に訂正してやり直す。鋭く、タフで美しい。自らもスタントマン経験があり、『仮面ライダー』『戦隊シリーズ』『ウルトラマンシリーズ』知られる坂本浩一監督・アクション監督も彼女の持つスピード感と能力を高く評価している。『鎌倉殿』トウは、善児に何を教えられ、何を思って育ったのか。山本の持つ技は活かされるのか。そう思っただけでゾワリとする。トウがなにを狙うのか。注目したい。
2022.07.21 16:00
NEWSポストセブン

『鎌倉殿の13人』小池栄子は“これぞ北条政子!”立場や状況によって威厳を増していく
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、劇中では源頼朝(大泉洋)が死亡し、物語はいよいよ後半戦へ。ストーリーの鍵をにぎる女性たちの暗躍を、歴史学者が解説する。【全3回の3回。第1回から読む】 * * *第三の妻の「夫暗殺説」 北条義時(小栗旬)の元に嫁いだ比企家の比奈(堀田真由)は、その伯父・比企能員(佐藤二朗)と妻の道(堀内敬子)が北条家と対立した『比企の乱』ののち、離婚を余儀なくされた。その後、「第三の妻」となるのが、有力御家人である伊賀朝光の娘・のえ(菊地凛子)だ。鎌倉時代に詳しい歴史学者の細川重男氏が解説する。「ふたりの最初の息子・政村が生まれるのが1205年。比企の乱がその2年前なので、比奈との離婚後わりとすぐに結婚したことになります。 のえは義時の没後、息子の政村を執権に就けようとして、義時の長男・泰時(坂口健太郎)を退けるよう画策します。しかし政子(小池栄子)と対立し敗れ、流刑となる(伊賀氏の変)。その年の12月に病没したようです」(「」内以下同) 歴史資料『明月記』には、義時は「のえに暗殺された」という説が記されているという。「伊賀氏の変から数年後、ある僧侶が京都で捕まった時、『早く俺の首を切れ! 切らないんだったら、伊賀の方が義時を殺した毒で俺を殺せ!』と叫んだ。それを聞いた泰時と初(福地桃子)の子・北条時氏たちは驚いたと書かれています。のえは自分の息子を執権にするために、義時が邪魔だと考えたのかもしれない。 ただ、義時は当時としては高齢の62歳で死んでいるので、わざわざ毒殺する必要はなかったとも考えられる。『義時暗殺説』が噂話である可能性は高いですが、三谷さんはどう描くか」最後に生き残る「悪女」 熾烈な権力闘争に勝ち残るのが北条政子だ。「『草燃える』(1979年放送)で岩下志麻さんが演じた政子は、少し威厳がありすぎる印象だったので、個人的には今回の小池栄子さんは“これぞ政子だ!”という感じ。 歴史上『悪女』と捉えられがちですが、田舎(伊豆)の元気なお姉ちゃんで、立場や状況によってそれなりに威厳を増していくという人物だったように思います。 政子は夫・頼朝が死亡する前に、ドラマで丹後局(鈴木京香)に皮肉られていた長女・大姫(南沙良)を亡くし、頼朝の死から半年後には次女・三幡も病没。長男・頼家と次男・実朝は暗殺されてしまう。その後、孫にあたる頼家の子・公暁(寛一郎)や一幡らも次々に殺され、政子の存命中に生き残ったのは孫娘ひとりだけでした。 そういう意味では、政子はとても可哀想な女性。ドラマでは頼朝が死んだばかりですが、これから政子は次々と悲劇に見舞われることになる。そうした中で、政子のキャラクターも変貌していくのかもしれません」 政敵を倒し続けた政子は「尼将軍」と称され、朝廷の権力者だった藤原兼子(シルビア・グラブ)と相まみえるなどして、幕府に君臨することになる。「政子は夫・頼朝の死後、当時の慣例に従ってすぐに出家しているので、ドラマ内でも近いうちに小池さんが“尼削ぎ”というオカッパのような髪型で尼さんの格好になるのではないでしょうか。 のちの承久の乱で御家人たちを奮い立たせ、義時の死後も活躍する政子は、頼朝からバトンを受け継いだこの時代の主役といえるでしょう」 後半戦は女たちの「生き残りレース」に注目だ。(了。第1回から読む)※週刊ポスト2022年7月22日号
2022.07.10 19:00
週刊ポスト

『鎌倉殿の13人』北条家内部の争いでは宮沢りえ演じる「りく」がキーパーソン
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は、源頼朝(大泉洋)が死亡し、物語はいよいよ後半戦へ。ストーリーの鍵をにぎる女性たちの暗躍を、歴史学者が解説する。【全3回の1回】 * * *夫を操る権力の亡者 第26話(7月3日放送)では死亡した源頼朝の後継を巡り、妻の北条政子(小池栄子)とその妹・実衣(宮澤エマ)が言い争うなど「女同士の対立」が浮き彫りになってきた。 この後、政子の父である北条時政(坂東彌十郎)が幕府の権力を握ることになるが、その時政を掌で転がしているのが、妻のりく(宮沢りえ)だ。 鎌倉時代に詳しい歴史学者の細川重男氏によれば、この先の北条家内部の争いでは、りくがキーパーソンになるという。「りくは北条義時(小栗旬)を押し退け、時政との子・政範を後継者として担ごうとします。しかし先妻の子である政子からすれば、政範が家を継ぐのは面白くない。これがのちの親子争いの火種となっていくのです」(以下、「」内はすべて細川氏) 政範は16歳の若さで亡くなるが、それでもりくの暗躍は続く。「りくは時政を唆し、実権を握ろうとする。義時の異母妹・ちえ(福田愛依)の夫である畠山重忠(中川大志)に謀反の罪を着せて滅ぼし、さらには娘婿の平賀朝雅(山中崇)を将軍に就けようと、政子の子・実朝(柿澤勇人)の暗殺まで謀ります。 しかし暗殺の企みは失敗し、りくは時政とともに伊豆に流刑とされる。 彼女は京都の公家の生まれで、元々はそれなりのお姫様でした。年の離れた田舎のオヤジとの結婚で最初は嫌だったと思いますが、『ここから出世してやる』と権力志向が芽生えたのでしょう。『吾妻鏡』では“権力の亡者”として描かれていますが、ドラマでは悪女っぽく見えて実はけっこう良い人として描かれているところが印象的」おしゃべり妹の告げ口 りくが画策した実朝暗殺を阻止したのは、頼朝の異母弟・阿野全成(新納慎也)の妻となった義時の妹・実衣だった。「源頼家(金子大地)の追放後、実朝が将軍になる際に、政子のもとで育てられていた実朝を時政が引き取ることになる。そこに実衣も一緒にくっついていったのですが、数日すると政子のところに飛んでいき、『時政とりくは絶対、実朝様を殺そうとしているわ!』と訴える。それを聞いた政子はすぐに実朝を呼び戻したとされています。 ドラマ内では忖度のないおしゃべりなキャラとして描かれている。彼女の“告げ口”が状況をどう動かすかに注目すると面白いでしょう」(第2回につづく)※週刊ポスト2022年7月22日号
2022.07.08 19:00
週刊ポスト

【動画】大河でバトルの鈴木京香と小池栄子 私生活では実は親友同士
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で壮絶なバトルを繰り広げた鈴木京香さんが演じる丹後局と小池栄子さん扮する政子。 2人は、私生活ではよく一緒に食事に行く親友だそうです。 ベテラン芸能ライターによると「小池さんにとって京香さんは、バラエティから女優に転身する上で強く影響を受けた憧れの存在だそうです。一方の京香さんは、一生懸命で真摯に役柄と向き合う小池さんを高く評価しています」とのこと。 2人の信頼関係があってこその迫力のバトルシーンだったようです。【↑ 上の写真クリックで動画へ】
2022.07.01 07:00
NEWSポストセブン

『鎌倉殿の13人』鈴木京香と小池栄子 私生活では親友同士だからこその「壮絶バトル」
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の6月19日放送回で、鈴木京香(54)演じる丹後局が小池栄子(41)演じる政子を追い詰める壮絶バトルが描かれた。丹後局が政子を「田舎者」呼ばわりし、「あなたはただの東夷(あずまえびす)。その娘がたやすく入内などできるとお思いか」「そなたの娘など、帝からすればあまたいる女子(おなご)の一人にすぎぬのじゃ、それを忘れるな」と恫喝するシーンは視聴者を戦慄させたが、2人も手応えを感じていたようだ。 2人は放送後、番組の公式ツイッターでそれぞれ音声コメントを公開した、小池は「苦しかったです。汗びっしょりになりました」と言い、「何をしゃべっても空回りしそうな雰囲気に追い込まれて。丹後局が四方八方にいて、私たちを囲んでいるみたいな雰囲気がありましたね。『さすが』と思いました」と唸った。一方の鈴木は、「実際は圧を感じるというか、プレッシャーを感じていたのは私です」と告白、「年上の女性としてアドバイスがしっかり届いて、強い政子をいじめなきゃいけないというか、いじめているように見えなきゃいけないのは、結構プレッシャーでしたから、終わってホッとしました」と明かした。 壮絶バトルを演じたこの2人、実は私生活ではよく2人で食事に行く親友なのだという。ベテラン芸能ライターが言う。「小池さんにとって京香さんは、バラエティから女優に転身する上で強く影響を受けた憧れの存在だそうです。一方の京香さんは、どんな仕事も一生懸命で真摯に役柄と向き合う小池さんを高く評価していて、小池さんが今作で大河のヒロインを射止めたことを我が事のように喜んだそうです。重要な場面で共演が叶ったことも、お互いに感慨深かったのではないでしょうか」 昨年6月11日放送の『あさイチ』(NHK)に鈴木がゲスト出演した際、VTR出演した小池が2人の交友関係について語ったことがある。小池は食事に行った際の鈴木の様子を、「慎重に、次のこの作品の舞台『どうだろうね?』とか『どう思う?』なんて。どうしてもっと自信持って『私は鈴木京香よ』でいないのかなって。あれだけのキャリアを積んで、あそこまで謙虚でいられるのかなって。食事したときに『どう思う?』って後輩の私なんかにも意見を求めて下さる姿とか見て、自分もそういうふうになりたいなと思ってました」と明かした。 これを受けて鈴木は、「でもこれね、栄子ちゃんだからですよ。ご存じの方は多いと思いますけど、本当に受け止めてくれる菩薩のような優しい方なのでね。方っていうか、年下だけどちょっと頼りたくなるムードのある女優さんなので。会ったらすぐに、あーゆっくりおしゃべりしたいと思いますね」と語っていた。 その2人が、大河ドラマという大舞台でついに相対したのがこの場面だった。「2人が培ってきた信頼関係があるからこそ、今回のバトルシーンが生まれたのでしょう。京香さんがあれだけ激しく“口撃”したのも、小池さんがしっかり受け止める実力があるからこそ。まさに修羅と菩薩が対峙した名場面でした」(同前)
2022.06.26 16:00
NEWSポストセブン

『鎌倉殿の13人』歴史研究家が指摘「このペースでは最後まで終わらない」
好調が続くNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。5月22日(日)に放送された第20回「帰ってきた義経」では、平氏追討の立役者となった源義経(菅田将暉)が兄・源頼朝(大泉洋)らの策謀によって死に追いやられ、〈過去最高の神回〉とSNSで評判を呼んだ。毎回で見どころ満載の同ドラマだが、一方で「ある懸念」が浮上している。歴史研究家の河合敦氏が語る。「第20回まで終わりましたが、進行がやや遅すぎると感じています。主人公である北条義時(小栗旬)が活躍するのは頼朝が死んでからなのに、物語は弟・義経の追討がようやく終わったところで、頼朝はまだ征夷大将軍にもなっていません。このペースだと物語のクライマックスである『承久の乱』をしっかり描けるかどうか……」 頼朝が征夷大将軍に就任し鎌倉幕府が成立するのは、義経の死の3年後。その直前には暗躍を続けている後白河法皇(西田敏行)の崩御もあり、まだまだ「未消化イベント」が多く残っている。あるドラマウォッチャーが語る。「昨年放送の『青天を衝け』の放送回数は、新型コロナの影響を受けて全41話。コロナ前の2019年放送『いだてん~東京オリムピック噺~』が全47話だったことを考慮すると、『鎌倉殿』も45話前後で最終回を迎えると予想されます。尺的にはすでに折り返し地点にさしかかっていることを考えると、相当な駆け足で進まないと義時の生涯を描ききれない」『承久の乱』で義時と対立する「ラスボス」である後鳥羽上皇のキャストには、すでに尾上松也が内定済。北条政子(小池栄子)の覚醒など多くの重要イベントが待つ後半、ここまでの濃さを維持できるのか──。前出のドラマウォッチャーが言う。「例えば『屋島の戦い』で最も有名な那須与一が扇子を射貫くシーンを完全に省略するなど、登場人物の造型に影響を持たないと判断された出来事は思い切ってカットされている。それでいて登場人物が多く複雑なこの時代をわかりやすく描ききっているのは、三谷脚本の妙技と言えるでしょう。 進行上の問題もあり、今後も歴史上有名な出来事がバッサリとカットされる可能性はあります。一般的な通史にとらわれない人間ドラマをどう描くか、注目です」 ノンストップで走り抜けられるか。
2022.05.29 16:00
NEWSポストセブン

結局「#鎌倉殿どうでしょう」の大泉洋、悪役でも嫌われない強み
三谷幸喜氏による脚本で話題を集めているNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。主演の小栗旬を凌ぐほどの存在感を放っているのが源頼朝を演じる大泉洋(49才)だ。SNS上には「#鎌倉殿どうでしょう」なるハッシュタグも登場。悪役でも嫌われない強みを発揮する大泉の魅力についてコラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。 * * * このところ大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)のムードが一変し、ネット上には「怖い」「重すぎる」「鬱展開」などのコメントが書き込まれています。 その理由は源頼朝(大泉洋)が、伊東祐親(浅野和之)、上総広常(佐藤浩市)、木曽義仲(青木崇高)、木曽義高(市川染五郎)、一条忠頼(前原滉)、藤内光澄(長尾卓磨)の殺害指令を次々に出し、立て続けに命を落としたから。しかも北条義時(小栗旬)や政子(小池栄子)らに止められても強行したことで、頼朝の悪さが際立ちました。 これまでの頼朝は大泉さん自身、「前半はとにかく笑えるシーンが多い」と語っていたように、女装して逃げたり、後白河法皇(西田敏行)の生き霊に絡まれたり、石橋山の戦いで敗れてボヤいたり、逃げ延びた安房で漁師の娘・亀(江口のりこ)にちょっかいを出したりなどのコミカルなシーンが目立っていました。 だからこそここに来ての非情な言動はギャップが大きく、視聴者はネット上に悲鳴のようなコメントを書き込んでいます。ただ、頼朝を演じる大泉さんは放送前から、「大泉洋の好感度は下がるだろう」と覚悟していましたが、頼朝や大泉さんを嫌うような声はほとんど挙がっていません。 視聴者は重苦しいシーンの連続に気分を沈ませながらも、むしろ「#全部大泉のせい」「#鎌倉殿どうでしょう」というハッシュタグで大泉さんをイジるようなコメントを書き込んで盛り上がっているのです。 大泉さんは、もはや嫌われるどころか、主人公の北条義時と演じる小栗旬さんを上回るほどの存在感と人気を見せていますが、この現象にはどんな背景と理由があるのでしょうか。キャスト発表時からイジられていた『鎌倉殿の13人』は、1月9日のスタート時から放送されるたびに毎週ツイッターのトレンドランキングを賑わせてきました。なかでも特に視聴者を楽しませてきたのは、「#鎌倉殿どうでしょう」のツイート。これは大泉さんの出演番組であり代名詞とも言える『水曜どうでしょう』(北海道テレビ)に引っかけたもので、ファンたちが両番組のシーンを重ねて遊んでいるのです。 たとえば第1話で女装姿のまま逃げるシーンや、敗走して逃げ惑うシーン、関東武者たちに取り入る人たらしぶりを見せたシーン、妾・亀の住む家を妻・政子が壊したシーン。これらのシーンで魅せた頼朝の表情を『水曜どうでしょう』の大泉さんと重ねて大喜利のように笑いを競っているのです。頼朝がどんなに悪い男になっても、演じる大泉さん自身がファンを通じて笑わせ続けているため、嫌われづらいのはないでしょうか。 実は「#鎌倉殿どうでしょう」は、今年1月ではなく頼朝を大泉さんが演じることを発表した昨年11月に生まれたハッシュタグ。何と放送開始前からファンたちにイジられ、楽しませていたのです。さらにさかのぼると、2016年に放送された同じ大河ドラマ『真田丸』でも大泉さんは主人公の兄・真田信幸を演じ、「#真田丸どうでしょう」というハッシュタグでつぶやかれていました。 主演の小栗さんもマスクに「全部大泉のせい」と書いて使っていたエピソードを明かすなど、撮影現場でも大泉さんへのイジリは活発。政子を演じる小池さんからも「大泉」と呼び捨てにされていますが、これらのイジリは最大限の賛辞であり、親しみと愛情の証でしょう。大泉さんは視聴者と出演者の両方から愛される、まさに「みんなの人気者」なのですが、その背景には演技へのリスペクトがあります。複雑極まりない頼朝を演じる凄み『鎌倉殿の13人』ホームページの「登場人物」に書かれた源頼朝のプロフィールは、「源氏のプリンスだったが、一族を平家に滅ぼされ流罪に。伊東家で監視され、長く孤独な生活を送ってきたため、他人には決して本心を明かさない。のちの鎌倉幕府初代将軍」。「源氏のプリンス」だけに大泉さんは脚本家の三谷幸喜さんから「雅な頼朝を演じてほしい」と言われていたそうです。また、流人として耐え忍ぶ日々を送ってきため警戒心が強く、それでいて女性からはめっぽうモテる。さらに、目的のためには手段を選ばない冷徹さがある一方で、髷の中に観音像を隠し持つ信心深さもあり……という複雑極まりない人物像なのです。 高貴であり、冷徹さもあり、コミカルさもある……そんな変幻自在の演技を評価されていることも大泉さんの強み。実際、ネット上のコメントを見ていくと、「最初イメージが全然違うと思っていましたが、今ではすっかり大泉洋=頼朝です。あの顔で冷酷さを出せるのがすごい」という声が多いことに気づかされます。 しかし、頼朝の非情な面がフィーチャーされているということは、それだけ将軍になり、さらには「死が近づいていている」ということ。『鎌倉殿の13人』というタイトル通り、頼朝の死後に行われた13人の合議制を描くドラマであり、主人公が北条義時である以上、大泉さんの登場シーンが少なくなっているのは間違いありません。 残り少なくなりつつある出番で大泉さんはどんな演技と新たな頼朝像を見せてくれるのか。また、視聴者たちはどんな「#鎌倉殿どうでしょう」ツイートをするのか。これまで以上に注目を集めることになるでしょう。ただ、菅田将暉さん演じる弟・源義経に対する仕打ちがどんなに酷いものだとしても、大泉さんはけっきょく悪役にならず、やっぱり愛情たっぷりのイジリを受けるのではないでしょうか。【木村隆志】コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月30本前後のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』などの批評番組に出演し、番組への情報提供も行っている。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。
2022.05.08 07:00
NEWSポストセブン

『鎌倉殿の13人』で菅田将暉演じる源義経が「一味も二味も違う」と評される理由
三谷幸喜の脚本で話題を集めているNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。キャラの濃い人物が多数登場しているが、中でも注目を集めるのが菅田将暉演じる源義経だ。時代劇研究家のペリー荻野さんは従来の義経とは「一味もニ味も違う」と評する。その理由とは? * * * いよいよ本格的な源平合戦に突入してきた大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。そこで頭角を現すのが、菅田将暉演じる源義経だが、この義経はこれまでとはイメージが違って驚くことばかり。その個性を一言で言うなら、“デストロイヤー義経”だ。 源義経といえば、挙兵した兄・頼朝のところに駆けつけ、獅子奮迅の働きで、平家打倒に貢献。しかし、頼朝の怒りを買い、奥州平泉へ逃れたものの、そこで討伐される。悲劇の天才武将として知られる。八艘跳びなどアクロバティックな戦場での大活躍、恋人・静御前との純愛、弁慶ら主従との強い絆など、見せ場はたっぷり。時代劇のアイドルと言ってもいい存在だ。 大河ドラマでは、1966年『源義経』の尾上菊之助(現・菊五郎。朝ドラ『カムカムエヴリィバディ』の桃山剣之介役で注目された尾上菊之助の父)はじめ、志垣太郎、国広富之、野村宏伸、滝沢秀明、神木隆之介、大河ドラマ以外でも川野太郎、東山紀之らが多くの人の胸を熱くしてきた。 彼らに共通するのは、常に亡き父・義朝と兄を慕い、源氏の世のために命を捧げるまっすぐな若者であることだ。しかし、『鎌倉殿の13人』の義経は、一味も二味も違う。黄瀬川での頼朝との初対面では、本物かと困惑する頼朝に「兄上~」と走り寄り、大泣き。政子に「甘えていいですよ」と言われると、さっそく膝枕してもらってうっとり。経験もないのに戦には自信満々で、年長武将に対しても態度がデカい。戦に参加できないと駄々をこねたり、すねたりもする。無邪気、天真爛漫、やんちゃなこどものような愛らしささえ感じるが、その勢いでさまざまなものを破壊するのだ。 佐竹軍との戦いでは、急な斜面からの奇襲攻撃を進言し、頼朝にほめられたものの、実行する前に戦は終結。義経は怒りに任せて、土で作った敵陣の模型をぶっ壊す。政子による「後妻(うわなり)打ち」の際には、頼朝の妾の亀の家をほんの少し壊すはずが、完全に破壊して見せる。文字通りのデストロイヤー。 さらに文武両道で優秀な兄弟・義円を陥れて戦に向かわせ、結果、義円は戦死。兄弟関係をも壊してしまう。ダークな一面も見えてきた。 13話では、肝心な時に前夜、初めて出会った娘・里(三浦透子)と朝寝をして、義時らに置いてきぼりされる。おいおい、純愛キャラじゃなかったの!? 今後、平家との激戦では、義経はそれまでタブーとされていた戦法で激戦を制したともいわれる。戦のやり方までも壊すことになるのか…。義経は、鞍馬山の天狗に兵法を授けられたとの伝説があるし、平家が滅んだあとは、「日本一の大天狗」と言われた策謀家の後白河法皇(西田敏行)とも関わるはず。W天狗に影響され、人間離れした姿を見せるとすれば、もはや天狗と人間の垣根も壊してますな。 感心するのは、菅田将暉はこんなニュータイプの義経にぴったりだということ。さすが、「あて書き」と言われる三谷幸喜作品だ。時代の改革者、挑戦者として軽やかに既成イメージを壊しながら、義経の切なさ、辛さを見せつけられたら、もう大変。今から心がざわつく。
2022.04.14 16:00
NEWSポストセブン

大河、小池栄子VS江口のりこで「亀の前事件」 三谷幸喜が“女のバトル”押し出す狙い
放送開始から何かと話題になっている三谷幸喜脚本のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。前回の放送で、歴史に残る正妻と妾のバトル「亀の前事件」が予告されネットでは話題沸騰。三谷氏はどんな脚本を書くのか? そして“女のバトル”を押し出す狙いとは? コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。 * * * 27日に放送される大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)第12話のタイトルは「亀の前事件」。これは源頼朝(大泉洋)の正室・北条政子(小池栄子)と愛妾・亀(江口のりこ)の騒動であり、次週予告でタイトルが発表されたとき、ネット上が沸きました。 その理由は、中世が舞台の大河ドラマで「女の戦い」をここまでフィーチャーするのは異例だから。亀の前事件は、ナレーションで済ませるか、あるいはスルー。扱うとしても、ワンシーン程度がスタンダードなところでしょう。 しかし、脚本家の三谷幸喜さんは大切な1話の多くを使い、タイトルにするくらいしっかり扱うことを選びました。ちなみにこのとき、主人公の北条義時(小栗旬)は基本的に蚊帳の外。ところが「歴史上の大きな出来事をじっくり描いてほしい」という傾向が強い大河ドラマファンを怒らせるどころか、期待の声が挙がっていることに驚かされます。 なぜ「亀の前事件」はここまでフィーチャーされ、どんな見どころがあるのでしょうか。中世も令和も変わらない嫉妬と怒り 第12話の予告映像は、「頼朝の浮気がバレた」というナレーションからスタート。妊娠中に発覚したこともあって北条政子は、「許せない。あの薄い顔の女ね」「このままでは腹の虫がおさまりません」と鬼の形相を見せています。さらに家の焼け跡を見た頼朝が、「ここまでするか?」と驚く様子や、継母・りく(宮沢りえ)の「とがめるべきは、夫のふしだら!」と火に油を注ぐようなシーンなどもありました。 浮気に対する嫉妬や怒り、夫より相手の女に向けられる強烈な嫌悪。「妻が妊娠中の浮気」というシチュエーションも含めて、中世も令和の今も変わらないところがあるだけに、三谷さんにとっては「面白い人間ドラマを見せる上でおいしい事件」なのでしょう。また、三谷さんが「原作のつもりで書いている」と語る『吾妻鏡』に「亀の前事件」が書かれていたことが、これほどフィーチャーされるベースになっています。 ここまで三谷さんは、「中世の言葉では視聴者が理解しづらい」という観点から、あえてわかりやすい現在の言葉でセリフを書いてきました。「亀の前事件」は現在の言葉を使うことで、より政子たちの感情が視聴者に伝わりやすいシーンになるため、盛り上がりが期待できそうです。 さらに、その当事者を小池栄子さん、江口のりこさん、宮沢りえさんが演じることも「亀の前事件」をこれほどフィーチャーする理由の1つでしょう。名女優たちがこの騒動をどう演じるのか。歴史マニアの三谷さんが、彼女たちをイメージして楽しみながらあて書きしている姿が浮かんでくるようです。女性の登場人物を軽視しない三谷幸喜 第12話では、前回のラストシーンで父・伊東祐親(浅野和之)と兄・祐清(竹財輝之助)を愛する頼朝に殺された前妻・八重(新垣結衣)の切ない心情も描かれます。さらに義時の妹・実衣(宮澤エマ)の人生にも動きがあるなど、やはり『鎌倉殿の13人』は「女性たちの物語もしっかり描く」というスタンスなのでしょう。三谷さんは2016年の大河ドラマ『真田丸』でも、戦国時代が舞台の作品でありながら、主人公・真田信繁(堺雅人)の母・薫(高畑淳子)、祖母・とり(草笛光子)、姉・松(木村佳乃)、信繁を慕うきり(長澤まさみ)、兄・信之(大泉洋)の妻・こう(長野里美)と稲(吉田羊)など、女性の登場人物を軽視せず、その生き様をしっかり描いて女性視聴者の支持を集めた実績があります。 このようなスタンスは女性視聴者の共感を集められる上に、他の大河ドラマとの差別にもなりうるもの。また、本編から切り離して楽しめるエピソードだけに、1年間放送される長丁場の大河ドラマにおけるアクセントになります。 これは裏を返せば、三谷さんが思い切り自由に書けるということ。史実をベースにしつつ、どんなセリフと描写を手がけ、それに小池さんら女優陣が応えるのか。戦のシーンと同等以上に期待してもいいのではないでしょうか。『鎌倉殿の13人』はこれまで何度となくツイッターの世界トレンド1位を獲得したほか、ランキングを席巻してきましたが、今回の放送でも期待大。番組名を筆頭に、どんなフレーズが上位にランクインするのか。「亀の前事件」を楽しみながら、チラチラとランキングを見るのも楽しそうです。【木村隆志】コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月30本前後のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』などの批評番組に出演し、番組への情報提供も行っている。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。
2022.03.27 07:00
NEWSポストセブン

女優・小池栄子の存在感 中井貴一ら共演者たちが明かすその魅力と努力
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で源頼朝の妻・北条政子を演じる小池栄子(41)。共演者から「場の空気を全部持って行っちゃう」と言われるほどの存在感を放つ女優はいかにして生まれたのか。共演者、監督らの証言から誕生秘話を解き明かす。【前後編の後編、前編を読む】どんな役でも品がある「表現力をつけさせたい」と考えた芸能事務所イエローキャブ元社長の野田義治氏(75)は、小池を舞台に売り込んだ。そして2002年、小池はラサール石井作・演出の舞台『ライアー・ガール』で初主演を果たす。ラサール(66)が語る。「彼女がまだ深夜ドラマに1、2本しか出ていなかった時期でした。印象的だったのはグラビアで体得した身のこなしと力強い瞳でした」『ライアー・ガール』は、人生に疲れた冴えない中年男性が若返りの薬を飲み、なぜかナイスバディのギャルに変身してしまうというコメディだ。「中年のサラリーマンが突然、若い女性に変わってしまう。驚いて自分のおっぱいをガーッと触って『なんじゃこりゃ!』と言うんだけど、彼女はそこで大きな笑いを取っていた。初舞台なのに大したものですよ。何をやっても品があるから、下ネタでもイヤらしくならない。これはコメディエンヌとしてはとても重要な要素なんです」(ラサール) 感心したのは、演技力だけではなかった。「とにかく肝っ玉が据わっていて、度胸があった。お金を儲けたいとか有名になりたいとかではなく、演技が上手くなりたいという純粋な思いを感じました。主役・脇役にこだわらず、どんな役もしっかりとやってきたからこそ、今の彼女があるんじゃないかな」(ラサール)お芝居の先に夢がある 2006年に『カンブリア宮殿』(テレビ東京系)のMCに抜擢され、他のバラエティ番組でも活躍するかたわら、小池は女優としても徐々に頭角を現わしていく。 過去に共演した草刈正雄(69)も「ダイナミックで存在感がある」と評する。 そんな小池が本格女優へと飛躍するきっかけになったのが、2009年に出演したドラマ『スマイル』(TBS系)だった。 共演者の中井貴一(60)に「小池さんは今後もお芝居をやっていくんですか?」と聞かれ、小池はこんな悩みを打ち明けたという。「私はお芝居が好きだけど、今はグラビアとかバラエティの仕事もしている。でももうグラビアの年齢でもなくなってきているし、かといってバラエティでもベースがない……」 自分の本当の居場所が見つからないという小池。だが、そんな彼女の中に、中井は女優としての“空気感”を感じていた。「お芝居を生業としてやっているのか、好きでやっているのかの違いは大きい。言ってみればお芝居の先にお金があるのか、それとも夢があるのかの差です。小池さんはお芝居が好きで、その先に夢を持っている方なのだなーと感じました」(中井) そのうえで中井は、小池にこんなアドバイスを送った。「人間、全てを得ることはなかなか難しい。もし女優・小池栄子としてやっていくのなら、バラエティの仕事が1本も来なくなる覚悟を持ってやったほうがいい」──と。 それから2010年。中井は映画『記憶にございません!』で再び小池と共演した。「小池栄子という立派な女優さんがそこに存在していました。“ああ、成長したな”とか、そういう感覚ではなかったです。初共演の時から女優としての“核”みたいなものを感じていて、当然、そうなるだろうと思っていましたから」(中井) 小池との芝居は“楽”なのだと中井は話す。「お芝居は一人でやるものではないので、常に心が揺れながら、そよぎながら相手の言うことに反射的に返さないといけない。これはある意味バラエティに通じる部分で、小池さんにはそこで培った経験がある。リハーサルとニュアンスが変わっても、それを瞬時に受けてくれるんです」樹木希林のように… 小池が日本アカデミー賞優秀助演女優賞に輝いた映画『八日目の蝉』の監督を務めた成島出氏(60)は、彼女の「練習量に驚いた」と語る。「我々の世界では『一声、二顔、三姿』の三拍子が揃ってこそいい役者だと言いますが、小池栄子は声が素晴らしい。それは本来、グラビア出身の人には珍しい声なんです。彼女はトップレベルの舞台に出る機会を自ら作り、陰の努力で手に入れてきたのでしょう。トレーニングの賜物です」 撮影現場での小池とのやりとりにも舌を巻いた。「役柄の理解度が深く、質問が的確なんです。『私はこう感じたけど、これでいいですか?』と、こちらがイエス・ノーで答えられるような具体的な質問をしてくる。時々大胆なことも聞いてくるんですが、演出家としてはそれも嬉しい。そこまで考えてくれているんだと。『カンブリア宮殿』のMCが務まるのも、勉強量と読書量が半端じゃないからでしょう。『八日目の蝉』の46日間の撮影期間中だけでも10冊くらいは本を読んでいたんじゃないかな。他の女優さんはセリフの最終確認をしているんですけど、彼女は小説だけじゃなくていろんな分野の本をとにかくずっと読んでいた。でもセリフは完璧に入っている。その姿がすごくかっこよかった。僕が出会った女優のなかで一番の勉強家で、読書家です」(成島氏)『鎌倉殿の13人』では、後に“尼将軍”として権勢を振るう北条政子という大役を務めている小池。成島氏はその演技についてこう語る。「三谷幸喜さんの音符の上にちゃんと乗って演じているなあと思います。この先は、命尽きるまで女優で居続けてほしいし、僕もいろんな年代の彼女を撮り続けたいと思う。50代・60代になっても主演を張った樹木希林さんのような女優です。彼女の後継者になってほしいですね」 動乱の時代を強く生き抜いた北条政子を、今後小池栄子はどう演じてみせるのか。(了。前編から読む)※週刊ポスト2022年3月18・25日号
2022.03.12 07:00
週刊ポスト

小池栄子「騙された」からの逆転人生 野田社長が回顧「グラビアでの本気度」
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で源頼朝の妻・北条政子を演じる小池栄子(41)。共演者から「場の空気を全部持って行っちゃう」と言われるほどの存在感を放つ女優はいかにして生まれたのか。関係者の証言から誕生秘話を解き明かす。【前後編の前編】ただ撮られてたまるか 今や演技派女優として確固たる地位を確立している小池栄子。だが、芸能界でのキャリアの始まりは、“Fカップ巨乳”がウリのグラビアアイドルだった。 18歳だった彼女をグラビア界に引き入れた芸能事務所イエローキャブ元社長の野田義治氏(75)がデビュー当時を振り返る。「もともとは女優志望だったけどなかなか仕事が決まらなくて、『辞めて、保育士になります』と言ってきた。それで『グラビアやってみないか?』と誘ったんです。グラビア1本で普通のアルバイトの1か月分だぞと。後で本人は『騙された』って言ってましたね(笑)」 野田氏は「バイト感覚で」とは言ったものの、小池はやる以上は本気で臨んだという。「グラビアを嫌がっているのは分かっていたから、『嫌な顔は俺だけに』って言っていたんだけど、俺に対しても嫌な顔ひとつしなかった。こんな仕事嫌だと口にしたこともない。他の子は結構顔に出ちゃうんだけどね。一切そんな素振りは見せず、最後まできっちりやっていた。小池は『グラビアでは120%のものを撮ってもらう。そうでないと(数あるカットのなかから)100%のものが選ばれない』とよく言っていた。本気度が他のグラビアアイドルと違ったね。 僕も最初から、巨匠と呼ばれるような一流のカメラマンにだけ彼女を撮ってもらうと決めていたんだけど、篠山紀信さんとの撮影は“戦争”でした(笑)。小池には『油断した顔を撮られちゃダメだぞ』と予め言っていたんです。 そしたら小池は“ただ撮られてたまるか”って顔つきをしていた。写真を見ると、普段の小池もいれば“なんじゃこいつ?”っていう般若みたいな顔やら仏様みたいな顔やらいろんな表情の小池がいて、篠山さんも『すごいよ』って」 グラビアアイドルとして名を馳せても、そこから女優の世界へ入っていくのは簡単ではない。野田氏は「一番大切なのは人柄」だと話す。「現場で“この子面白いね”って思ってもらえるのが大事。グラビアの知名度でバラエティ出演も増えていった小池は、共演者からあっという間に可愛がられるようになった。バリアを張らずに人の胸に飛び込んでいくし、話の輪にもどんどん入って全部を吸収していく。彼女が生まれ持った性格でしょうね」 野田氏は役者へのステップを踏むために「とにかく本を読め、舞台を観ろ」と言い、小池もそれを実践し続けていたという。(後編につづく)※週刊ポスト2022年3月18・25日号
2022.03.11 07:00
週刊ポスト

【動画】元イエローキャブ・野田義治氏「小池栄子の強さ」語る
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で北条政子役を演じる小池栄子さん。 小池さんを発掘したともいえる元イエローキャブ社長の野田義治氏が小池さんについて語りました。 2004年にイエローキャブを離れた野田氏。 事務所に残る選択をした小池さんについて「ついてくるかなと思っていたけど、『こいつについていくのはダメだ』と判断したんだろうね(笑)。その頃には共演者やスタッフにも可愛がってもらえる女優になっていたし、良かったなと思います。俺よりも小池のほうが頭が良かったし、強さや覚悟もある女性ですからね」と話しています。【↑ 上の写真クリックで動画へ】
2022.03.09 07:00
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「週刊ポスト」本日発売! 米国がウクライナを捨てる日ほか
3月7日発売の「週刊ポスト」は、ロシアのウクライナ侵攻で世界の秩序と経済が脅かされるなか、日本国民が命と生活を守るために何をすべきかの道しるべを示すプレミアム合併特大号。プーチン露大統領の暴挙に“口先介入”ばかりで抑止力を発揮できないバイデン米大統領は、アメリカ国内でも急速に求心力を失いつつある。超大国の重しが利かない時代には、国内政治も金融も荒れる。今、私たちは何をすべきか――。今週の見どころ読みどころ◆トランプ「プーチンは天才」の真意は「バイデンはウクライナを見捨てる」アメリカのトランプ前大統領は、ウクライナに侵攻したプーチン露大統領を「天才だ」と褒めちぎっている。ただの暴言、妄言と笑い飛ばすのは間違いだ。アメリカでは共和党支持者の半数以上、民主党支持者でも4割近くが「米軍派遣には反対」と答えており、バイデン大統領は「非難声明」と「経済制裁」はできても、実力行使でロシア軍を止めることは半ば諦めていたのである。◆<緊急対談>池上彰x横田増生「ウクライナ危機でトランプ復活が見えた」アメリカを分断した大統領選挙を潜入取材したジャーナリスト・横田氏と池上氏が緊急対談し、ウクライナ危機と日米政治の行方を論じた。アメリカではウクライナ情勢に及び腰のバイデン大統領に代わり、2024年にトランプ氏の大統領復帰の可能性が高まっている。対談した両氏は、安倍政権時代に日本でも政治の「トランプ化」が進んだという見解でも一致し、「国民の分断を煽る政治」に警鐘を鳴らした。◆<内幕摘出>大阪メディアは吉村維新の広報機関になったのか47都道府県で最悪のコロナ被害を出している大阪で、なぜ維新や吉村知事への批判が噴出しないのか。それは在阪メディアが吉村ヨイショに精を出し、社会の木鐸の役目を放棄していることにも原因がある。ワイドショーには吉村氏が“レギュラー”のごとく出演し、コメンテーターたちから厳しい質問は出ない。読売新聞にいたっては、大阪府の「情報発信」を担う協定まで結んでいた。◆大河ヒロイン・小池栄子は「誰よりも本を読む女優」大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で頼朝の妻・北条政子を演じる小池栄子は、鳴かず飛ばずの時代を経て巨乳グラドルとしてブレイクしたのち、天性の才能と人知れず重ねた努力で一流女優に成長した。中井貴一ら共演者やスタッフたちは、口をそろえて彼女の勉強家ぶりを強調する。他の女優が台詞を覚えるのに必死になっている間も、ずっと読書している姿が印象的だったという。◆テレ朝退社・富川アナが再就職先に「トヨタイムズ」を選ぶワケテレビ朝日を退社することを発表した富川悠太アナは、トヨタに入社すると報じられている。トヨタは自前のメディア「トヨタイムズ」に注力しているから、富川氏はその“局アナ”を次の舞台に選んだと見られている。その決断の背景は何か?◆総理を目指す高市早苗が激白「私は安倍派には入りません」昨秋の自民党総裁選では岸田首相に肉薄して力を示した高市早苗・政調会長に直撃インタビュー。安倍チルドレンと見られてきたが、実は今も派閥に所属していない。本人は安倍元首相への尊敬の念を語りつつ、「今は安倍派に入らない」と明かした。さらに女性議員の出世を阻む永田町の「ガラスの天井」を赤裸々に語った。◆<警告リポート>ワクチン3回目後に「風呂で死亡」の悲劇が続出先進国で最もブースター接種が遅れている日本で、気になる報告が相次いでいる。3回目接種後に風呂で死亡する高齢者が増えているのだ。政府も専門家も「接種後の風呂はOK」と言ってきたが、実はワクチンの治験で「風呂の影響」は調べられていない。製薬会社のある欧米では湯舟に浸かる習慣がないからだ。本当に大丈夫なのか、専門家の意見を集めた。◆利子は減らすわ、窓口は閉めるわ、「預金者を切り捨てて平然とする大銀行」すでにヨーロッパでは、預けるほど預金が減っていくという「マイナス金利」が現実になっている。日本でも、日銀は銀行に対してマイナス金利を課しており、預金者にその累が及ぶのも時間の問題といわれる。しかも、経営環境が厳しい大銀行は預金者サービスの切り捨ても進めている。人件費カットのために窓口業務は縮小し、支店も統廃合を急ぐ。さらに種々の手数料を利用者から徴収するのが業界のトレンドだ。かつて公的資金で救済された大銀行が、こんな態度でいいのか。◆悠仁さま「私服登校」で注目される脱・皇室ファッション秋篠宮家の悠仁親王が4月から通う筑波大附属高校は自由な校風で知られ、校則もほとんどなければ制服もない。生徒たちは自由なファッションを楽しんでいるが、悠仁親王はどんな格好で登校するのか。周囲は英王室のようなカジュアルな姿に期待するが、日本の皇室では不文律の「皇室ファッション」が常識とされていて……。◆吉岡里帆「どんぎつねから女郎蜘蛛へ」華麗なる変身「どんぎつね」のほっこり家庭的な雰囲気で多くの男性ファンを魅了した吉岡里帆が最新映画で大胆なイメチェンを果たした。4月29日公開の『ホリック×××HOLiC』で、妖艶な金髪ボンデージ美女「女郎蜘蛛」を演じ、「とにかくセクシーな所作が難しくて」と語った。◆<医療最前線>「5年後には治せるようになる」がんいまや国民の半数以上が罹患するがんは、一方で「治る病」にもなりつつある。手術、抗がん剤、放射線という「3大療法」に続く最新治療の最前線をリポートする。日進月歩の免疫療法では、ノーベル賞候補といわれる日本の技術者がインタビューに応じた。さらに、ウイルスを使った驚きの治療も紹介する。◆ヤラセ一切なし! 薄毛に悩む本誌副編集長に毛が生えてきた一部始終テレビCMでも電車広告でも「AGA治療」を謳うクリニックの宣伝を目にしない日はないくらいだが、薄毛に悩む多くの男性は「本当に治るの?」と懐疑的なのではないか。本誌副編集長(43)は昨年、一念発起してクリニックの門を叩いた。遊びと酒を控えて月2万円の治療費を捻出して5か月……驚きのビフォー&アフターは本誌でご確認ください。◆<カラーガイド>藤井聡太・五冠「勝負めし」の勝率がわかった!史上最年少、10代で五冠を達成した藤井聡太は、対局時の「おやつ」「ごはん」も注目を集める。会場周辺の名店からデリバリーされるのが通例だが、いずれ劣らぬ至高の一皿をカラーグラビアで紹介する。「藤井めしウォッチャー」が調べたメニューごとの勝率もあわせて公開。ランチにカレーを選んだ時は、なんと勝率100%! ところが夕食にカレーを食べると勝率は8割に下がっていた。そして極端に勝率を下げる“鬼門のランチ”も。◆<誌上拝観>奈良・京都「古寺の至宝」をめぐる旅奈良と京都の古刹・名刹に残る至宝をカラーグラビアでお届けする。国宝・重要文化財の仏像が300体もある法隆寺からは、金堂須弥壇の13体が並ぶ圧巻の光景や、普段は公開されていない夢殿の救世観音像の貴重な姿を紹介。美しい佇まいで知られる東寺の五重塔は、枝垂桜ごしにライトアップされた神々しさに息をのむ。※全国の書店、コンビニで絶賛発売中!
2022.03.07 07:00
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小池栄子の強さ知る野田義治氏「僕についてこなかったのは正しかった」
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で北条政子役を演じ、注目を集める小池栄子(41)。グラビアイドルとして名を馳せた当時、彼女を支えたのが、芸能事務所・イエローキャブの社長だった野田義治氏(75)だ。小池栄子を“発掘”したとも言える野田氏が、大河女優として大成するまでの軌跡について語った。 小池を芸能界に引き入れた際、野田氏は“ある約束”を交わしていたと明かす。「親御さんとの約束で、グラビアはなしってことになっていたんです。だから最初に小池に持ってきたのはドラマの仕事でした。でも新人だったから評価を得ることに苦労していたし、それなりの評価を受けても、なかなか売れるまでにはならない。そこでまずはグラビアをやっていこう、と持ちかけました。小池は『騙された』って言ってましたね(笑)」 本意ではなかったグラビアデビューだったが、小池は真剣に向き合った。「内面に秘めたものがガツガツしていたのかもしれない。『私、やる気あります!』じゃなくて『私、やります!』というタイプ。そのうちにバラエティの仕事の声もかかるようになって、小池はどんどん本気を出していった。 バラエティ番組の現場でも『あの子いいね』と言われるようになり、俺としても『小池をイロモノとして終わらせたくない』という思いが大きくなっていった。それから徐々にお芝居も評価されるようになって、内心では『良し!』と思っていましたね」(野田氏) デビューから共に歩んできた2人だったが、袂を分かつときが訪れる。小池はもともとイエローキャブの系列の芸能事務所・サンズ所属だったが、2004年に野田氏はイエローキャブを離れ、一方の小池は事務所(イエローキャブ)に残るという選択をしたのだ。「ついてくるかなと思っていたけど、彼女は『こいつについていくのはダメだ』と判断したんだろうね(笑)。その頃には共演者やスタッフにも可愛がってもらえるような女優になっていたし、良かったなと思います。俺よりも小池のほうが頭が良かったし、強さや覚悟もある女性ですからね」(野田氏) “発掘者”である野田氏のもとから小池が離れてずいぶん経つが、野田氏の“親心”は健在だ。「『鎌倉殿の13人』は毎回録画して欠かさず観ています。こんなに大河ドラマをしっかり観るのは久しぶり。小池の芝居はやっぱり『達者だな』と思わされますね。ずっとこの世界でやってきて良かったなと思うし、小池は何が自分に必要なのか自覚してずっと女優を続けていたっていうのが、演技を観れば分かる。 今から楽しみにしているのは、小池が尼将軍になったとき。彼女ならきっとラクにできるはずだと思うので、どう演じるのかすごく楽しみです」 小池はこれからの演劇界でも必要とされる存在だと話す。「杖をついて歩くほど歳をとっても、ずっと頑張っていける役者です。若手の俳優さんたちには小池の芝居を観てほしいし、そうすれば彼らも小池に追いついていけるんじゃないかな。 今のところ彼女に代わる女優はいないし、僕も出せていないですね。小池栄子のような原石が転がっていないかな~と思っています」(野田氏)
2022.03.06 11:00
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監督・演出家が「信頼できる」と口を揃える「小池栄子の品格」
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で北条政子を演じる小池栄子(41)。大泉洋(48)演じる源頼朝に恋する乙女のような表情を見せたかと思えば、しっかり者の長女、子を思う優しい母親、戦に出向く夫を見送る妻……と、どんどん表情を変え見事に演じ分けている。そんな小池に釘付けになっているのは、視聴者だけではない。演出家や監督も虜になってしまうという。 小池の初舞台『ライアーガール』(2002年)の演出を務め、グラビア時代からファンだというラサール石井は「サバサバしていて正直なところが信頼できる」と話す。「俺が小さな劇場で芝居をやっていてもわざわざ見にきてくれて、『もっと大きなところで上演されている芝居よりずっといい!』って素直な感想を言ってくれる。嘘をつかない人っていうのが分かっているから、お世辞じゃないんだな、という実感があって嬉しいですよね」 2016年に舞台『グッバイ』で小池栄子が第23回読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞した際には、小池の「律儀さ」に感動したこんなエピソードが。「受賞式には僕も違う作品の演出として出席していたんですが、わざわざ現場でのスピーチで『私を演劇界に入れてくれたのは、あそこにいるラサールさんです』と言ってくれた。その律儀さが素晴らしいなあと。僕をヨイショしたところで何もならないから、本心で言ってくれているんだなって。人間がいいっていうか、本当に魅力的な方ですね。そのうちまた、舞台でご一緒したいと思っています」(ラサール石井) 作家・角田光代の人気小説を映画化した『八日目の蝉』をはじめ、これまでに6回、小池の出演作品に携わった成島出監督は「小池栄子は“本物”だ」という。「小池さんは文学座とか青年座とか大きな劇団で演劇を学んだわけではないのに、俳優としての技術をちゃんと身につけています。いろんな舞台を観たり舞台に立ったりするなかで、自力で掴んでいったのでしょう。それだけ貪欲なのに、その貪欲さが下品じゃない。女優だなと思いますね。 それは彼女の演技にも通じていて、どんなに下品な役をやっても下品なセリフを言っても、決して下品になり切らずどこか品格がある。それがすごく不思議です。昔の女優さんはそういった風格を持っていたんだけど、今の女優さんにはなかなかいない。小池さんは、今や数少ない品格のある女優の一人ですね」 成島監督も小池に信頼を寄せる。「僕にとって小池さんは、一番信頼のおける女優ですね。ハマる役があれば、まず第一に彼女から考えていきたいし、また次も一緒にやりたいと思わせてくれる。そんなふうに思われるのって、実は大変なことなんですよ。しかも彼女はその期待に毎回応えていますからね。 彼女は自分の役に覚悟もあるし責任も持っている。人任せにしないんです。恩義や感謝も忘れない。どこか侍のようなところがあります。そういうところも彼女の魅力の1つです」 視聴者だけではなく演劇関係者からも絶大な支持を得る小池栄子。今後の活躍への期待が高まる。
2022.03.03 16:00
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