スポーツ

ファームに配置転換の中日・中村紀洋打撃コーチ 「今季限りで退団したらもったいない」の声

起用でも二転三転が目立ち、ファンから戸惑いの声(時事通信フォト)

起用でも二転三転が目立ち、ファンから戸惑いの声(時事通信フォト)

 前半戦を終えて借金12で最下位に低迷する中日。貧打の解消が最重要ポイントだったが、試行錯誤を繰り返している。今季は89試合消化でリーグワーストの256得点。1試合平均2.88得点と得点力不足は深刻だ。名古屋のテレビ局のスポーツ担当者はこう指摘する。

「昨年もリーグワーストの405得点だったのに、新外国人の野手をオフに補強しなかった時点で球団は本気で優勝したいのか疑問に感じました。気になるのは中村紀洋2軍打撃コーチの去就です。立浪和義監督に招聘される形で指導者としては14年ぶりに1軍打撃コーチで復帰しましたが、交流戦開幕前日の5月23日に波留敏夫打撃コーチと入れ替わる形で2軍に配置転換されました。

 打撃は一朝一夕で結果が出るわけではありません。ファームで熱心に指導していますし、若手たちに聞くと『ノリさんに教わったことが試合で発揮できれば1軍でも結果を残せると思います』と信頼を口にしている。1年契約と聞いていますが、今年限りで退団したらもったいない。来季以降も契約延長のオファーを出すべきではないか」

 BIGBOSSこと新庄剛志監督が就任した日本ハムは清宮幸太郎、万波中正、今川優馬ら長距離砲が素質の片鱗を見せ始めている。首脳陣の見る目は温かくも厳しい。中途半端なスイングや打席で迷いが見られたら、試合から外してファームへの降格を命じることも。ただ、自分のストロングポイントを磨く方針は首脳陣と選手で共有しているため、個々の選手たちが目指す打撃のイメージは明確だ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
【新宿タワマン殺人】和久井被告(52)「バイアグラと催涙スプレーを用意していた…」キャバクラ店経営の被害女性をメッタ刺しにした“悪質な復讐心”【求刑懲役17年】
NEWSポストセブン
幼少の頃から、愛子さまにとって「世界平和」は身近で壮大な願い(2025年6月、沖縄県・那覇市。撮影/JMPA)
《愛子さまが11月にご訪問》ラオスでの日本人男性による児童買春について現地日本大使館が厳しく警告「日本警察は積極的な事件化に努めている」 
女性セブン
女優・遠野なぎこの自宅マンションから身元不明の遺体が見つかってから1週間が経った(右・ブログより)
《上の部屋からロープが垂れ下がり…》遠野なぎこ、マンション住民が証言「近日中に特殊清掃が入る」遺体発見現場のポストは“パンパン”のまま 1週間経つも身元が発表されない理由
NEWSポストセブン