国内

生稲晃子参議院議員とおニャン子クラブの元メンバーたちの“シアワセ比べ”

窮地の生稲氏(時事通信フォト)

「生稲さんはタレントとしても苦労をしてきた」と山田さん(時事通信フォト)

 先の参院選で初当選した、おニャン子クラブの元メンバーである生稲晃子・参議院議員(54才)。ほかの元メンバーたちは今、どうしているのか。コラムニストで放送作家の山田美保子さんが綴る。

 * * *

生稲さんはタレントとしても苦労してきた

「暑かったので、顔を直すこととか、自分が何を話すか間違えないように必死で」とは、旧統一教会の施設訪問報道を受けて8月18日、“ぶらさがり”に応じた生稲晃子参議院議員の弁です。

 汗くずれが気になっちゃったのですね。選挙戦中も半袖ポロシャツに合わせてアームカバーで日焼け防止。投開票日の7月10日、予想より遅かった当確に「本当によかった」とコメントした声はまったく枯れていませんでした。ここでもタレント気分が抜けず、声の温存に徹していたのでしょうか。女性議員特有の「〜であります」という言葉遣いがまだ身についていないのは個人的には好感が持てますけれど、旧統一教会問題以外にも問題山積の生稲さんです。

 匿名を条件とした“身内”から「国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りないから」選挙特番に生出演しない……との声が聞こえたのは、投開票日の『池上彰の参院選ライブ』(テレビ東京系)でのこと(直後、生稲さんの広報担当を務めていた、元テレビ朝日アナウンサーでプロレスデビューもした都議会自民党の川松真一朗議員・41才が猛抗議)。その前にも、各局・各紙からのアンケートでの“無回答”や“コピペ”が問題視されていた生稲さんは、初登院の日も、おニャン子時代からの男性ファンが集まる正門を避け、北門からひっそり登院したことにも批判が。さらに音楽業界4団体が生稲さんと今井絵理子議員(38才)の支援を表明してからは、同業者からも少なからず批判の声があがっているのです。

 実はタレントとしても、なかなかの苦労をしてきた生稲さん。「ホリプロスカウトキャラバン」と「ミス南ちゃんコンテスト」での“落選”を経て、「おニャン子クラブ」のオーディションを受けたそうです。

 会員番号40番の生稲さんは、すでに“おニャン子ブーム”が確立されてからのメンバー。内海和子サン(55才)や、人気絶頂期に「歯科衛生士になる」ため電撃卒業した中島美春さん(54才)、そして人気ナンバーワンだった新田恵利サン(54才)ら素人っぽさを売りにするメンバーが前列を占めていた頃に比べると、プロ臭がただよっていたものです。

 後にネプチューンの名倉潤サン(53才)と結婚する“元祖・意識高い系タレント”渡辺満里奈サン(51才)のバックコーラスに工藤静香サン(52才、説明は不要ですね)とつき、その工藤サン、斉藤満喜子さん(51才)との「うしろ髪ひかれ隊」を経てソロ歌手へ。女優として大御所からかわいがられ、ご主人と切り盛りする庶民的な鉄板焼き店へのテレビや雑誌からの取材依頼に協力的だった生稲さんは、超売れっ子ではないものの好感度は抜群でした。

 42才のときに乳がんが判明、実は5度の手術を受けていたことを「ピンクリボン」のイベントで告白。「心理カウンセラー」になり、その後、「働き方改革実現会議」の有識者委員に選出され、今春は、有名美容室チェーン『田谷』の社外取締役にもなっていた生稲さんに対し、安倍元首相が「擁立」に動いたのは自然な流れだったと言えましょう。

 そんな生稲さんきっかけで、元おニャン子クラブのメンバーの“いま”が、そこかしこで取り沙汰されています。

関連記事

トピックス

行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
嵐について「必ず5人で集まって話をします」と語った大野智
【独占激白】嵐・大野智、活動休止後初めて取材に応じた!「今年に入ってから何度も会ってますよ。招集をかけるのは翔くんかな」
女性セブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
不倫騒動や事務所からの独立で世間の話題となった広末涼子(時事通信フォト)
《「子供たちのために…」に批判の声》広末涼子、復帰するも立ちはだかる「壁」 ”完全復活”のために今からでも遅くない「記者会見」を開く必要性
NEWSポストセブン
前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
SNSで「卒業」と離婚報告した、「第13回ベストマザー賞2021」政治部門を受賞した国際政治学者の三浦瑠麗さん(時事通信フォト)
三浦瑠麗氏、離婚発表なのに「卒業」「友人に」を強調し「三浦姓」を選択したとわざわざ知らせた狙い
NEWSポストセブン
昨年ドラフト1位で広島に入団した常広羽也斗(時事通信)
《痛恨の青学卒業失敗》広島ドラ1・常広羽也斗「あと1単位で留年」今後シーズンは“野球専念”も単位修得は「秋以降に」
NEWSポストセブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
元工藤會幹部の伊藤明雄・受刑者の手記
【元工藤會幹部の獄中手記】「センター試験で9割」「東京外語大入学」の秀才はなぜ凶悪組織の“広報”になったのか
週刊ポスト
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン