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楽天・浅村栄斗がFA権行使なら巨人も参戦?「吉川尚輝が消えてしまう」と危惧の声

シーズン終盤になり疲れも見える吉川尚輝(時事通信フォト)

シーズン終盤になり疲れも見える吉川尚輝(時事通信フォト)

 セ・リーグは首位のヤクルトが2位・DeNAを相手に3連勝を飾り、7ゲーム差に。リーグ連覇に向けて大きく前進した。他球団はCS進出に向けての戦いが残っているが、気になるのは今オフの戦力補強だ。

「西武・森友哉と楽天・浅村栄斗というFAの目玉がいる。権利を行使すれば、複数球団による争奪戦は必至でしょう。浅村は推定年俸5億円なので、FAで獲得に動く球団は限られる。資金力があるソフトバンク、阪神、巨人の動向が注目されます。楽天残留ももちろん考えられますが、V逸の場合は石井一久監督の進退問題に発展するかもしれない。浅村が西武からFA宣言した際に口説いた石井監督(当時はGM)がチームを去って、大幅減俸を提示された場合はどのような決断を下すか」(スポーツ紙デスク)

 2017年オフ、浅村がFA宣言するとソフトバンクは熱心にオファーした。二塁は三森大貴、牧原大成、野村勇らが台頭して当時と状況が変わっているが、「チームに大きなプラスアルファをもたらす一流の選手は獲得に動く」という方針は変わっていない。実際に今季途中に日本球界復帰を決断した秋山翔吾(現広島)の獲得に動いた。外野陣はグラシアル、柳田悠岐、故障で長期離脱したが栗原陵矢、上林誠知、若手の柳町達、増田珠、正木智也、佐藤直樹、谷川原健太と楽しみな素材が多いものの、秋山は「別格」と判断したのだろう。浅村も右の強打者として高く評価していることは間違いない。

 阪神は補強ポイントである「二塁を守れる右の強打者」に浅村がピタリとハマる。今季は糸原健斗、山本泰寛、小幡竜平が二塁を守っているが小粒な感が否めない。8月26日の中日戦では3点ビハインドの7回から4番の佐藤輝明を二塁で起用したことも話題を呼んだ。得点力不足という課題を解消するためにも、クリーンアップを張れる浅村が加入すれば心強い。

 巨人は吉川尚輝という正二塁手がいる。身体能力が高く、二塁の守備範囲はリーグ屈指。チームトップの15盗塁をマークし、打撃も難しい球をヒットゾーンに飛ばす。ただ、ミスも多く、評価が分かれる選手だ。8月28日の広島戦では2つの失策がいずれも失点に絡み、敗因のやり玉に挙げられた。

 不動の遊撃手だった坂本勇人が度重なる故障により今季は満足に試合に出場できなかったため、他のポジションへコンバートされる可能性が高い。遊撃の後釜として中山礼都、北村拓己、湯浅大などが起用されたが力不足は否めない。吉川を二塁から遊撃に回す案もメディアで報じられたが、巨人の担当記者は「吉川は二塁のままの方がいい。足が速く守備範囲も広いので遊撃に適任と思われるかもしれませんが、送球に不安を抱えています。真面目な性格で悩んでしまうタイプなので、遊撃に回ることで打撃にも悪影響を及ぼす恐れがある」と指摘する。

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