「友達とカラオケボックスで自分の歌を選ぶと、子供の頃の自分が出てくるんですよ。恥ずかしいの一言! 『顔が変わってない』と言われるので悲しい(笑い)。『綺麗になった』と言われたい。仕事が嫌で反抗したこと? ないです。仕事は生活費を稼ぐもの、と割り切って、仕事以外の遊びも勉強も満足できるくらいやってきたので」
我慢強いんだなぁ。
「嫌なことがあっても、爆発するよりネチネチ派ですね(笑い)。学校行事が好きだったので、運動会当日に仕事が入って参加できなくなったときはガッカリして、『あ~あ、すごい練習したのに』『出たかったなぁ』と文句を言いましたけど、おいしいものを食べたらご機嫌になれました」
カラッとしている。恋愛のほうはどうなのか。好きな先輩に片思いしてモジモジ……なんて、なかった?
「学費を自分で払って学校に通っていたので、恋愛より『モトを取らなきゃ!』という気持ちが強くて……。まだ男の人を好きになったことがないんです。結婚も一度ぐらいしなきゃいけないとは思うんですけど、まったく願望がありません。顔の好み? う~ん……よくわかりません。頭が良くて、地に足が付いている頼りがいのある人がいいかな(笑い)」
◆取材・文/中野裕子 写真/山口比佐夫