芸能

氷川きよし「引退する状況ではない」ディナーショーで明かしたズンドコ覚悟

氷川きよし

引退を否定した氷川きよし(写真は2021年)

「引退ということではないということですよね? 歌はやめない?」と司会者に聞かれると、まっすぐ前を向きこう答えた。

「だってやることがないですから。歌を書いていないと。引退することもないし、必要もない。引退する必要があればするけど、そういう状況ではないから、歌は続けていきます」

 10月9日のホテルニューオータニ大阪でのディナーショーのトークコーナー。年内限りで活動休止に入ると宣言していた歌手の氷川きよし(45才)は、優しいほほ笑みを携えながら、きっぱりと表明した。

 これには、満席に埋まったテーブル席のファンたちも一様に安堵した。ある60代女性ファンは「Kiina(キイナ)様はちょっとお休みするだけと信じていましたが、はっきり目の前で言ってくれたことは、すごくうれしかったです。まだまだ一生、応援していきます」とうれしそうに話した。

 このディナーショーの直前には、『週刊文春』が氷川の所属事務所社長による、事務所幹部への暴行事件を報道。その幹部らを始め約10人ものスタッフが退社する内情や、氷川の独立説まで明らかにされた。実際に、同事務所は今月に会社が移転して、オフィススペースを縮小。周囲が騒がしくなる中での出演だったが、氷川はその話題には触れず、自身の引退説を払拭した形となった。

 今年1月に「なかなか心と体が思うようにならなくなり、ご期待にお応えできないこともあり、リフレッシュのため」と1年後からの活動休止について説明していたが、あるコンサート制作関係者は「『昔は朝起きたら氷川きよしになるのかと思うと眠れなかったけれど、40代になってからはよく眠れるようになった』と話しています。メンタル面は外からは分かりませんが、生活は忙しい中でもリズム良く過ごせているようです」と話した。

 デビュー20周年を迎える2019年の年末に「世間が求める氷川きよし=演歌の王道、男らしく生きてほしいって言われると、自殺したくなっちゃうほど辛かった」と本音を明かしてからは、衣装も髪型もメイクも大胆にイメージチェンジ。見た目にはジェンダーレスな美しさを追求して、楽曲では激しいロックミュージックなど、より多彩な表現をするように進化してきた。呼び名も、自ら「Kii(キー)」「Kiina」と名乗るようになり、発信するメッセージも大きく変わってきた。

 ある芸能関係者は「今回の活動休止も、数年前からの大胆なイメチェンが無事に成功して、ファンも応援し続けてくれたことを確認できたことで、ホッと一息つきたくなったんだと思っています。一休みした後に活動再開する際には、さらにパワーアップするはずでしょう」と予想する。

関連記事

トピックス

旧統一教会は今後どう動くのか(時事通信フォト)
解散命令を受けた旧統一教会 「自民党への復縁工作」もありうると鈴木エイト氏指摘、教団と議員の関係を示す新情報リークの可能性 石破首相も過去に接点
週刊ポスト
藤川新監督(左、時事通信フォト)の船出とともに、名物商店街にも大きな変化が
阪神「日本一早いマジック点灯」のボードが電光掲示板になっていた! 名物商店街が今季から「勝った翌日に減らす」方式を変更 貼り替え役の店長は「ようやく解放される」と安堵
NEWSポストセブン
ドバイの路上で重傷を負った状態で発見されたウクライナ国籍のインフルエンサーであるマリア・コバルチュク(20)さん
《ドバイの路上で脊椎が折れて血まみれで…》行方不明のウクライナ美女インフルエンサー(20)が発見、“危なすぎる人身売買パーティー”に参加か
NEWSポストセブン
公開された中国「無印良品」の広告では金城武の近影が(Weiboより)
《金城武が4年ぶりに近影公開》白Tに青シャツ姿の佇まいに「まったく老けていない…」と中華圏のメディアで反響
NEWSポストセブン
女子ゴルフ界をざわつかせる不倫問題(写真:イメージマート)
“トリプルボギー不倫”で揺れる女子ゴルフ界で新たな不倫騒動 若手女子プロがプロアマで知り合った男性と不倫、損害賠償を支払わずトラブルに 「主催者推薦」でのツアー出場を問題視する声も
週刊ポスト
林芳正・官房長官のお膝元でも「10万円疑惑」が(時事通信フォト)
林芳正・官房長官のお膝元、山口県萩市の元市議会議長が“林派実力者”自民党山口県連会長から「10万円入りの茶封筒を渡された」と証言、林事務所は「把握していない」【もうひとつの10万円問題】
週刊ポスト
本格的な活動再開の動きをみせる後藤久美子
後藤久美子、本格的な活動再開の動き プロボクサーを目指す次男とともに“日本を拠点”のプラン浮上 「国民的美少女コンテスト」復活で審査員を務める可能性も 
女性セブン
24時間テレビの司会を務めた水卜麻美アナ
《水卜アナ謝罪の『24時間テレビ』寄付金着服事件》「まだ普通に話せる状況ではない」実母が語った在宅起訴された元局長の現在
NEWSポストセブン
すき家の「クチコミ」が騒動に(時事通信、提供元はゼンショーホールディングス)
【“ネズミ味噌汁”問題】すき家が「2か月間公表しなかった理由」を正式回答 クルーは「“混入”ニュースで初めて知った」
NEWSポストセブン
スシローから広告がされていた鶴瓶
《笑福亭鶴瓶の収まらぬ静かな怒り》スシローからCM契約の延長打診も“更新拒否” 中居正広氏のBBQパーティー余波で広告削除の経緯
NEWSポストセブン
すき家がネズミ混入を認める(左・時事通信フォト、右・HPより 写真はいずれも当該の店舗、スタッフではありません)
《丸ごとネズミ混入》「すき家」公式声明に現役クルーが違和感を覚えた点とは 広報部は「鍋に混入した可能性は著しく低い」と回答
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 山本太郎が吠えた!「野党まで財務省のポチだ」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 山本太郎が吠えた!「野党まで財務省のポチだ」ほか
NEWSポストセブン