岡田監督は二遊間のレギュラーを“白紙”にしている。昨季から二塁・糸原健斗、遊撃・中野拓夢の布陣だったが、岡田監督が遊撃に小幡竜平を起用する構想が、スポーツ紙で報じられた。今季は中野拓夢が不動の遊撃手として135試合に出場し、打率.276、6本塁打、25打点、23盗塁の好成績をマークしている。一方、小幡は49試合出場にとどまり、打率.188、1本塁打と結果を残せなかった。岡田監督が掲げた「遊撃・小幡」の狙いは何だろうか。

「小幡は遊撃の守備範囲が広く、肩も強い。まだまだ精度を上げなければいけないですが身体能力の高いスケールの大きなプレーが大きな魅力です。打撃も持っている能力を出し切っていない。積極性を出して結果を出せばガラッと変わる可能性がある。一方、中野は俊足ですが守備範囲が広いわけではなく、今季はリーグワーストの18失策を喫している。遊撃より二塁の守備の方が合うのではないかという話は以前から球団内で上がっていました。

 この構想が実現するかは小幡の頑張り次第ですが、二塁は中野、糸原、渡邊の争いになる。矢野燿大監督は昨季から二遊間でコンビを組ませた糸原、中野を高く評価していたが、岡田監督は2人のレギュラーを確約していない。チーム内の競争が激しくなることで、良い緊張感が生まれると思います」(在阪スポーツ紙記者)

 岡田タイガースの来季に向けての戦いは、すでに始まっている。

阪神ドラフト1位・森下翔太(右)は、即戦力として活躍できるか(左は岡田彰布監督。時事通信フォト)

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中野拓夢にとって勝負のシーズンになる(時事通信フォト)

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大山悠輔にも虎党の期待がのしかかる(時事通信フォト)

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