ライフ

ラーメン1杯シェア問題で考える「カッコ悪い客」「迷惑な客」チェックリスト

食事

マナーは大切にしたい

 客としての振る舞い、がよく議論される昨今である。大人力について日々研究するコラムニスト・石原壮一郎氏が考察した。

 * * *
「ふたりでラーメン店に入って自分は何も注文せず、連れのラーメンをシェアしてもらうのはアリかナシか」

 そんな議論がネット上で盛り上がっています。きっかけとなったのは茨城県のあるラーメン店のツイッターへの投稿。ある日、若い女性2人組が来店し、ひとりは「ほかで食べてきたから」と何も注文せず、ふたりで一杯のラーメンをシェアして食べていたとか。

 釈然としないものを感じた店主が、ツイッターに「お客様へ 今後、食べない方の入店はお断りします」と投稿。それに対して賛否両論の意見が寄せられている次第です。

 あれこれ屁理屈をつけて客側を擁護したり、がんばって店主の落ち度をあげつらったりしている人もいますが、これは「客が悪い」と言っていいでしょう。「悪い」は言葉がきつすぎるなら、「カッコ悪い」と言い換えます。以前、ハンバーガーショップでも、何も注文しないで店内にいることの是非が議論になったことがありました。

 議論するまでもないことが議論になるところに、穏やかに言えば世の中の変化、ストレートに言えば世の中の幼児化を感じてしまいます。「そんな決まりがどこにあるんだ!」「ダメなら最初から明記しておけ!」とドヤ顔で言いたがる輩もいますが、決めてもらって言ってもらわないとわからないのは何の自慢にもなりません。

「店に入って何も注文しない」というのは、まだわかりやすい「やってはいけない」の例です。しかし、たくさんある「暗黙のマナー」は、なんせ「暗黙」で誰もあらためて教えてくれないだけに、指摘されて初めて「え、ダメだったの」と気づくことも。無自覚のまま「カッコ悪い客」や「迷惑な客」にならないために、やらかしがちな「暗黙のマナー」をチェックテスト形式で押さえておきましょう。

あなたは大丈夫!? 「カッコ悪い客」&「迷惑な客」度チェック

次の10の項目のうち、あなたが飲食店で「それはやっちゃいけないだろ」と考える行為はいくつありますか?

【1】居酒屋で食べ物だけ頼んで飲み物は頼まない

【2】顔見知りでも何でもない店員にタメグチで話す

【3】食べ終わったお皿や小鉢をどんどん重ねる

【4】おしぼりで汚れたテーブルを拭く&使ったティッシュを器に入れる

【5】店員が持っているトレイからジョッキなどを勝手に取る

【6】喫茶店やファミレスで2時間も3時間もいるのに追加オーダーをしない

【7】大皿の料理を「逆さ箸」で自分の皿に取り分ける

【8】馴染みの店で店主に「みんなに食べてもらって」と旅行のお土産などを渡す

【9】オーセンティックバーで並べてあるボトルに無断で触る

【10】大きな声で料理や店に対するネガティブな感想を語る

関連記事

トピックス

ヘアメイク女性と同棲が報じられた坂口健太郎と、親密な関係性だったという永野芽郁
《「めい〜!」と親しげに呼びかけて》坂口健太郎に一般女性との同棲報道も、同時期に永野芽郁との“極秘”イベント参加「親密な関係性があった」
NEWSポストセブン
すべり台で水着…ニコニコの板野友(Youtubeより)
【すべり台で水着…ニコニコの板野友美】話題の自宅巨大プールのお値段 取り扱い業者は「あくまでお子さま用なので…」 子どもと過ごす“ともちん”の幸せライフ
NEWSポストセブン
『週刊文春』からヘアメイク女性と同棲していることが報じられた坂口健太郎
《“業界きってのモテ男”坂口健太郎》長年付き合ってきた3歳年上のヘアメイク女性Aは「大阪出身でノリがいい」SNS削除の背景
NEWSポストセブン
2泊3日の日程で新潟県を訪問された愛子さま(2025年9月8日、撮影/JMPA)
《雅子さまが23年前に使用されたバッグも》愛子さま、新潟県のご公務で披露した“母親譲り”コーデ 小物使い、オールホワイトコーデなども
NEWSポストセブン
卒業アルバムにうつった青木政憲被告
《長野立てこもり4人殺害事件初公判》「ごっつえーナイフ買うたった 今年はこれでいっぱい人殺すねん」 被告が事件直前に弟に送っていた“恐怖のLINE”
NEWSポストセブン
独走でチームを優勝へと導いた阪神・藤川球児監督(時事通信フォト)
《いきなり名将》阪神・藤川球児監督の原点をたどる ベンチで平然としているのは「喜怒哀楽を出すな」という高知商時代の教えの影響か
週刊ポスト
容疑者のアカウントでは垢抜けていく過程をコンテンツにしていた(TikTokより)
「生徒の間でも“大事件”と騒ぎに…」「メガネで地味な先生」教え子が語った大平なる美容疑者の素顔 《30歳女教師が“パパ活”で700万円詐取》
NEWSポストセブン
西岡徳馬(左)と共演した舞台『愚かな女』(西武劇場)
《没後40年》夏目雅子さんの最後の舞台で共演した西岡徳馬が語るその魅力と思い出「圧倒されたプロ意識と芝居への情熱」「生きていたら、日本を代表する大女優になっていた」
週刊ポスト
《悠仁さま成年式》雅子さまが魅せたオールホワイトコーデ、 夜はゴールドのセットアップ 愛子さまは可愛らしいペールピンクをチョイス
《悠仁さま成年式》雅子さまが魅せたオールホワイトコーデ、 夜はゴールドのセットアップ 愛子さまは可愛らしいペールピンクをチョイス
NEWSポストセブン
LUNA SEA・真矢
と元モー娘。・石黒彩(Instagramより)
《80歳になる金婚式までがんばってほしい》脳腫瘍公表のLUNA SEA・真矢へ愛妻・元モー娘。石黒彩の願い「妻へのプレゼントにウェディングドレスで銀婚式」
NEWSポストセブン
万博で身につけた”天然うるし珠イヤリング“(2025年8月23日、撮影/JMPA)
《“佳子さま売れ”のなぜ?》2990円ニット、5500円イヤリング…プチプラで華やかに見せるファッションリーダーぶり
NEWSポストセブン
次の首相の後任はどうなるのか(時事通信フォト)
《自民党総裁有力候補に党内から不安》高市早苗氏は「右過ぎて参政党と連立なんてことも言い出しかねない」、小泉進次郎氏は「中身の薄さはいかんともしがたい」の評
NEWSポストセブン