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日本ハムルーキー・松浦慶斗投手がチーム遠征に「大遅刻」で猛ダッシュ

大阪桐蔭で活躍した松浦(写真/時事通信フォト)

大阪桐蔭で活躍した松浦(写真/時事通信フォト)

 9年ぶりの最下位となった日本ハム。ビッグボスこと新庄剛志監督が「今シーズンはトライアウト」と位置付けた通り故障のガント以外の全選手を一軍で起用したが、ペナントが終了すると大量の戦力外通告やトレードが発表されるなど、来シーズンに向けた戦力の再編成が急速に進んでいる。

 そんな中、空港内を全力疾走する日本ハムのルーキーの姿が目撃されていた。昨年のドラフト7位で指名された左腕投手の松浦慶斗(19)だ。この日は宮崎県内で10月10日から始まる秋季教育リーグ「みやざきフェニックスリーグ」に参加するため、日本ハムの若手選手が宮崎へ移動するために搭乗口に集まっていたようだ。

 搭乗口には、教育リーグへの参加選手として球団が発表していた昨年ドラフトの高卒1年目トリオである達孝太と畔柳亨丞も搭乗が始まるのを待っていたが、松浦の姿だけがなかった。目撃した男性は言う。

「球団のほかの選手たちは搭乗が開始された出発20分前にはゲートを通過していきましたが、出発5分前になっても現われない選手がいたようで、搭乗口では球団職員らしい男性が空港職員に事情を説明していました。球団職員らしき男性は落ち着かない様子で遠くを見ていましたね。

 そこに長い通路を遠くから、シャツのボタンがはち切れんばかりに猛ダッシュしてくるスーツ姿の男性がいたんです。それが松浦選手でした。搭乗口にやってきたのは出発2分前。通常だと出発10分前までに到着しなければ搭乗できないルールになっていると思いますが、球団職員の説明のお陰なのか、松浦選手は球団職員と一緒に搭乗ゲートの中へ消えていきました」

 松浦といえば、186センチ94キロの恵まれた体格を生かし、大阪桐蔭高校の背番号「1」として甲子園にも出場した150キロ左腕だ。中学時代から世界大会を経験し、大阪桐蔭では1年秋からベンチ入り。

 2年夏の甲子園(交流試合)では東海大相模戦に救援登板して勝ち投手になっている。3年春のセンバツでは先発した智弁学園戦で負け投手になったが、夏は東海大菅生戦で7回を投げて降雨コールドで勝ち投手になっている。スポーツ紙担当記者が話す。

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