芸能

『スッキリ』打ち切りは昨年末に決まっていた? 異例の「プロデューサーら10人削減」で制作陣は悲鳴

番組では「もう(打ち切りが)決まりましたから」と発言した加藤浩次

番組では「もう(打ち切りが)決まりましたから」と発言した加藤浩次

 11月11日、日本テレビは朝の情報番組『スッキリ』(月~金曜午前8時)と『バゲット』(月~木曜午前10時25分)を来年3月末で終了すると発表した。打ち切りの理由については「テレビを取り巻く環境や視聴者の皆さまのニーズの変化に対応するため」という。17年の歴史に幕を下ろすことになった『スッキリ』だが、制作の現場からは「昨年末で打ち切りは決まっていた」「もっと早く打ち切って欲しかった」という声が聞こえてくる。

 昨年12月、日本テレビ局内ではある人事異動が話題を呼んでいた。日本テレビ関係者が語る。

「『スッキリ』の中核を担っていたプロデューサー5人、ディレクターが3人、AD2人が一気に別番組に異動することになった。12月は定期人事異動の時期ではなく、彼らが大きな失態をおこしたわけでもない。実際、『真相報道 バンキシャ!』やBS日テレの『深層NEWS』などに異動していて制作の現場から外れていません」

 局員たちが驚いたのがこれだけの人数が異動したにもかかわらず、補充の人員はわずかだったという。現場のスタッフからは不満の声があがったが、プロデューサーもそうした声に耳をかたむける余裕はなかった

「それまでプロデューサーは芸能、政治など担当が決まっていたが、この人事異動後は人手が足りず、複数のポジションを兼任して番組を作っていました。スポーツ担当のプロデューサーがいきなり番組全体の構成を決める曜日プロデューサーも兼任させられ、不慣れな芸能や政治の扱う内容までも決めていた。視聴者離れも当然でした。

 ほかにもプロデューサーには放送前に映像やフリップなど番組で使う素材を確認する業務があります。多方面からの指摘が必要なので4~5人のプロデューサーで確認するのですが、この負担が大きい。前日も夜遅くまで仕事をしていますが、担当になると朝4時頃に出社する必要がある。以前の体制だったら多くても週に2~3回だったのが、この人事異動で残されたプロデューサーたちはほぼ毎日チェックしなくてはならなくなった。疲弊は色濃く、“この人数でいい番組なんか作れるわけがない”“どうせ打ち切られるのならもっと早くして欲しい”という声が上がっていた」

関連キーワード

関連記事

トピックス

ハトを虐待する男(時事通信)
〈私の力は強烈すぎて鳥の大腸を破裂させてしまう〉動物愛護法違反で逮捕された“ハトマスク男” 辻博容疑者(49)の虐待実態「羽をむしり解体」「音楽に合わせて殴打」
NEWSポストセブン
裁判が開かれた大阪地裁(時事通信フォト)
《無期懲役の判決》女児10人性的暴行の柳本智也被告(28)「死刑があれば、されて当然」法廷で涙まじりに語った懺悔の言葉
NEWSポストセブン
テスラCEOのイーロン・マスク氏(EPA=時事)と保守派インフルエンサーであり作家のアシュリー・セント・クレアさん(Xより)
《4人目のパートナー女性現る》イーロン・マスク氏に“13人目”の子どもが誕生か、米・インフルエンサーがSNSで主張、「赤ちゃんの父親はイーロンです」
NEWSポストセブン
歌手・岡田奈々が45年ぶりにステージへ復活
【伝説の美少女】女優・岡田奈々「45年ぶりの生歌唱」に挑戦へ 「自分の部屋で『青春の坂道』を歌っています」
週刊ポスト
二刀流復活に向けた肉体改造なのか(2025年2月撮影/共同通信社)
【大谷翔平の体型変化】やせて見えるのは「シーズン後半にピークを設定」「右肘への負担軽減」のためか 打撃の飛距離は落ちても“投手としてプラスに働く”可能性も
週刊ポスト
熱愛が明らかになった
【熱愛スクープ】柄本時生、女優・さとうほなみと同棲中 『ゲスの極み乙女』ではドラマーとして活動、兄・柄本佑と恋人役で共演 “離婚を経験”という共通点も
女性セブン
佳子さまを見られる機会が減ってしまうのか(時事通信フォト)
佳子さま、SNSで拡散された「公務ドタキャン説」の真相 昨年中に「多忙のため欠席」と連絡済み、昨年の公務数は134件で皇室屈指
週刊ポスト
終始心配した様子の桐山照史
WEST.桐山照史&狩野舞子、大はしゃぎのハネムーンを空港出発ロビーで目撃 “時折顔を寄せ合い楽しそうにおしゃべり”狩野は航空券をなくして大騒ぎ
女性セブン
徳永英明の息子「レイニ」が歌手としてメジャーデビューしていた
徳永英明、名曲の名を授けた息子「レイニ」が歌手になっていた “小栗旬の秘蔵っ子”の呼び声高く、モデル・俳優としても活躍
女性セブン
昨年12月末に20代女性との不倫関係が報じられた西武・源田壮亮
《不倫騒動の西武・源田壮亮》「奥さんは大丈夫だったのか?」「雲隠れしとったのか?」西口監督から“事情聴取”の現場
週刊ポスト
10月1日、ススキノ事件の第4回公判が行われた
「じゃあ眼球を摘出できますよね?」田村浩子被告を“ガン詰め”する検察官に弁護側が反撃「取り調べで録音されていない箇所が…」【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
水原一平の父が大谷への本音を告白した
《独占スクープ》水原一平被告の父が告白!“大谷翔平への本音”と“息子の素顔”「1人でなんかできるわけないじゃん」
NEWSポストセブン