国内

6億5000万円売り上げた乱交パーティ 主催者を追い詰めた「密告ツイッター」運営者の告白

(小山麻代容疑者のインスタグラムより)

インスタのフォロワーに向けてさまざまな発信をしていた小山麻代容疑者(インスタグラムより)

 東京都内で複数人での性的な行為を伴う“大人のパーティ”を開催し、会場用に民泊施設などを提供したとして、男女5人グループが逮捕された事件。警視庁によれば、沢村雅也容疑者(32)、小山麻代容疑者(42)ら5人は都内の民泊など18か所で、月15回ほど定期的にパーティを開催していたとみられている。「パーティは毎回20人から60人が参加し、10年間でおよそ6億5000万円を荒稼ぎしていたようだ」と全国紙記者。このグループはパーティ愛好家の間で悪名が轟き、警察への“密告”の動きが加速していたという。

 その動きに最初に火を付けたのが、今年6月、ツイッター上に突如表れたアカウント「乱交パーティ内部通報用」だ。

〈金で女性を釣り、男性を嘘の情報で集め、お金をぼったくり、脱税し、警察からも情報を得ながら公然と乱交パーティ開催する首謀者が許せなくなりました〉

 開設した動機についてそう綴るこのアカウントでは、各地で開かれるみだらなパーティの情報提供を呼びかけ、自ら警察に通報していることを明かす。そして数あるパーティ主催者のなかで、摘発を狙う“本命”が、今回逮捕された沢村容疑者や小山容疑者らのグループだったという。同アカウントを立ち上げた男性Aさんが週刊ポストの取材に応じた。

ツイッターアカウント「乱交パーティ内部通報用」(その1)

ツイッターアカウント「乱交パーティ内部通報用」(その1)

「私もパーティの主催者側の人間ですが、沢村容疑者と小山容疑者の主催するパーティは業界のルール無視があまりにも目に付いたのです。そのひとつが行きすぎた営利目的。1回2万円、3万円の参加費で『女性10人と楽しいひと時を』などと謳いながら実際は3人しかいなかったり、その3人は素人女性ではなくプロだったりと、趣味のパーティとは程遠いものでした。集められた女性たちは沢村容疑者らから金銭を受け取って雇われていた形で、パーティと称して風俗営業をしていたようなものでした」(Aさん)

 また、沢村容疑者らはパーティの主催者側から疎まれる“御法度”の行為を重ねていたとAさんは証言する。

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