飲み続けると…
薬の値段と効能は比例しない
間違ったのみ方によって薬を毒に変えないために常備すべきは「おくすり手帳」だ。三上さんがアドバイスする。
「自分だけの“薬のカルテ”を作るつもりで活用してほしい。もし以前に経験した副作用やおかしいと思うことがあれば、書き残してください。いまのんでいる市販薬やサプリメントの情報はもちろん、好きな食べ物や飲み物など嗜好品も書き込んでおくと、副作用やのみ合わせに気がつきやすいので安心です。おくすり手帳を更新するときは、副作用を書いた部分だけを切り取って、次の手帳に貼り付けて引き継いでください」
市販薬を購入するときはなるべく副作用が出ない、自分の体に合ったものを選びたい。「そのときに留意すべきは“薬の値段は高ければ高いほどいい”という考えを捨てること。よく購入者に『解熱鎮痛剤は高い方が効くのか』と聞かれますが、化粧品と同じで成分がすべて。薬は単に高いからといって効果が高い訳ではまったくない。成分表をしっかり確認し、自分の症状や体調に合ったものを選択してください」(三上さん)
その1粒を毒にするか救世主にするかはあなた次第。
※女性セブン2022年12月8日号