国際情報

性的暴行で中国で逮捕された韓国グループ・EXO元メンバーに懲役13年4カ月の判決

中国北京市の裁判所で判決を言い渡された

中国北京市の裁判所で判決を言い渡された

 中国系カナダ人で、韓国の男性アイドルグループEXOの元メンバー、クリスこと呉亦凡(ウー・イーファン)(32)が11月25日、中国北京市の裁判所で、強姦罪などで計13年4カ月の懲役刑を言い渡されたことが分かった。呉は刑に服したあと、カナダに強制送還されるとみられる。香港のオンライン・ニュースポータル「香港01」などが報じた。

 裁判所の判決によると、呉は2018年7月1日、北京の自宅で、3人の未成年の女性と酒を飲んで、泥酔させ、動けない状態にして強制的に性的な関係を持った。その後、3人の女性の1人の女子高生が被害を警察に訴え、呉は逮捕された。

 一方、呉は3人との女性との間で、金銭を渡して性的行為をするとの合意が成り立っていたと反論していた。

 しかし、その後の裁判で、被害者側の言い分が認められ、呉に強姦罪で11年6カ月の懲役刑、さらに別件で他の男らと行った集団わいせつ罪で懲役1年10カ月の判決が下された。呉の弁護士は控訴しないことを明らかにしており、これで判決は確定したことになる。

 この裁判は呉の国籍があるカナダの中国大使館員も傍聴しており、今後、カナダへの送還に向けた手続きを裁判所側と交渉することになるという。

 呉の弁護士によると、刑に服さないで強制送還されることは考えにくく、ある一定期間、中国の刑務所で服役した後、外交的な交渉を経て、中国からカナダに強制送還される可能性が高いという。

 これについて、香港01のコメント欄には「裁判所に出廷した呉は囚人服を着せられ、脚には鎖の足かせがはめられていた。歩くときには看守が両脇から抱えられるなど、非常にかわいそうだ。もっと人道的な扱いをしてほしい」などと同情的な声もあった。

関連キーワード

関連記事

トピックス

愛子さま
【愛子さま、日赤に就職】想定を大幅に上回る熱心な仕事ぶり ほぼフルタイム出勤で皇室活動と“ダブルワーク”状態
女性セブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
嵐について「必ず5人で集まって話をします」と語った大野智
【独占激白】嵐・大野智、活動休止後初めて取材に応じた!「今年に入ってから何度も会ってますよ。招集をかけるのは翔くんかな」
女性セブン
不倫騒動や事務所からの独立で世間の話題となった広末涼子(時事通信フォト)
《「子供たちのために…」に批判の声》広末涼子、復帰するも立ちはだかる「壁」 ”完全復活”のために今からでも遅くない「記者会見」を開く必要性
NEWSポストセブン
前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
昨年ドラフト1位で広島に入団した常広羽也斗(時事通信)
《痛恨の青学卒業失敗》広島ドラ1・常広羽也斗「あと1単位で留年」今後シーズンは“野球専念”も単位修得は「秋以降に」
NEWSポストセブン
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
元工藤會幹部の伊藤明雄・受刑者の手記
【元工藤會幹部の獄中手記】「センター試験で9割」「東京外語大入学」の秀才はなぜ凶悪組織の“広報”になったのか
週刊ポスト