芸能

有村架純は“悪妻”をどう演じるか 『どうする家康』での注目ポイントを時代劇研究家が解説

かつてはバイト掛け持ちの苦労人で『ひよっこ』のヒットもあり大人気の有村架純

かつてはバイト掛け持ちの苦労人で『ひよっこ』のヒットもあり大人気の有村架純

 今冬、話題作への出演が続く有村架純(29歳)。目黒蓮との共演映画、そして来年にはNHK大河ドラマ『どうする家康』の出演を控える。徳川家康(松本潤)の正室・瀬名(築山殿)を演じる有村の注目ポイントについて、コラムニストで時代劇研究家のペリー荻野さんが解説する。

 * * *
 今年、もっとも多くの人の胸をざわつかせた二枚目といえば、目黒蓮(Snow Man)だろう。朝ドラ『舞いあがれ!』で、ヒロインの舞(福原遥)に「俺、お前のこと…」と言い出し、おいおい告白か!?とざわついたまま土日をはさみ、月曜日開けてみれば続きが「ごめん、何でもない」で、世間をカックンとさせたばかり。

 また、川口春奈と共演するドラマ『silent』では、難病のために音のない世界で生きていた青年が、8年前に別れた恋人と再会し、少しずつ心を開く姿を演じ、話題になっている。

 その目黒が公開中の映画『月の満ち欠け』で、熱烈に愛する相手となったのが、有村架純だ。ふたりの物語の始まりは、1980年。大学生の三角哲彦(目黒)は、正木瑠璃(有村)と運命的な出会いをし、恋に落ちる。しかし、それは許されない恋だった。ずっと彼女のことを思う哲彦は、27年という長い時を経て、最愛の妻と瑠璃という名の娘を事故で亡くした男(大泉洋)を訪ねる。

 この映画を観て、しみじみ感じたのは、有村架純がすっかり大人の女性になっていたことだ。有村といえば、同じく80年代を舞台にした朝ドラ『あまちゃん』(2013年)で、小泉今日子演じるヒロインの母・天野春子の若き日を演じて注目を集めた。アイドル志望の18歳の彼女は、前髪とサイドがふわりとカールした「聖子ちゃんカット」で登場。懐かしさと可愛らしさで視聴者を沸かした。その彼女が、約10年の時を経て、黒い革のジャケットにストレートヘア、ビールを片手に哲彦とほほ笑みながらも、どこか翳を感じさせる。80年代の大人女性・瑠璃となっている。これはなかなかに感慨深い。

 さらに有村は、来年の大河ドラマ『どうする家康』で、主人公・徳川家康(松本潤)の正室・瀬名(築山殿)として出演が決まっている。

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
女性セブン
山下智久と赤西仁。赤西は昨年末、離婚も公表した
山下智久が赤西仁らに続いてCM出演へ 元ジャニーズの連続起用に「一括りにされているみたい」とモヤモヤ、過去には“絶交”事件も 
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン