岸田首相をとりまく大相関図(写真/時事通信フォト、共同通信社、AFP=時事)
岸田側近から「総理を野党に売った男」と厳しい視線を向けられているのが国会運営の要である高木毅・自民党国対委員長だ。
岸田首相は閣僚辞任が相次いだことについて、「任命責任を重く受け止めている」と国会で陳謝させられた。総理が閣僚人事について野党に謝罪するのは前代未聞だ。
「本来なら野党の謝罪要求をはねつけるべき高木国対委員長が、野党の要求をのんで総理をさらし者にした。総理も『国対は何をしてるんだ』と怒りが収まらない様子だった」(同前)
閣僚ばかりか、自民党幹部たちも首相を支えようとはせず、逆に足を引っ張って倒れるのを待っている。
※週刊ポスト2023年1月1・6日号