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『逃走中』ほか特番引っ張りだこの女子バスケ・馬瓜エブリン 「起業家としてのプレゼンもスゴく上手」という異能

東京五輪ではチームの銀メダル獲得に貢献した馬瓜エブリン(中央。AFP=時事)

東京五輪ではチームの銀メダル獲得に貢献した馬瓜エブリン(中央。AFP=時事)

 12月31日放送の『逃走中~大みそかSP お台場大決戦!~』(フジテレビ系)や年明け1月2日の『夢対決2023 とんねるずのスポーツ王は俺だ!!5時間スペシャル』(テレビ朝日系)などに相次いで出演する注目のアスリートが、女子バスケ日本代表メンバーとして東京五輪で銀メダルを獲得した馬瓜エブリン(27)だ。陽気なキャラクターでバラエティ番組でも人気を博しているが、現役トップアスリートながら起業家としての顔を合わせ持つ異色の存在でもある。

 愛知県豊橋市に生まれた彼女は、両親がガーナ出身。14歳で日本国籍を取得し、女子バスケの名門・桜花学園に進学すると3年時には高校三冠を達成し、ウインターカップのベスト5にも選ばれた。卒業後はWリーグでプレーし、トヨタ自動車アンテロープスでは2020-21シーズン、2021-22シーズンのリーグ2連覇に貢献している。

 2021年の東京五輪では持ち前のスピードを活かしたプレーでチームを支え、女子バスケ史上初となる銀メダル獲得という快挙を成し遂げる。その後のテレビ出演では、トム・ホーバス代表監督に怒られたエピソードなどについて身振り手振りを交えて披露してスタジオの爆笑を誘うなど、「面白すぎるキャラ」にも注目が集まった。

 とはいえ、12月はバスケットボールのシーズン真っ只中。そうした中で年末年始の特番に相次いで出演できるのは、彼女が現在、「休養中」という背景がある。今年7月に1シーズンの休養を発表し、自身のツイッターには〈どのチームにも所属せず過ごします。引退ではありません。人生の夏休み〉と投稿した。

 チームのリーグ連覇に貢献し、選手として脂の乗り切った時期に休養に入るのは異例のことだが、それだけではない。彼女は現役アスリートでありながら「Circle Of Life株式会社」「LAUNDRY JAPAN合同会社」の代表を務める起業家としての顔を持つという点でも異色の存在だ。休養中は、ビジネスの世界でも飛躍を目指して努力を重ねている。

 今年7月にはCircle Of Life社として、スポーツの練習アップするとプロのアスリート・コーチからアドバイスを受けられるというサービス「Quick Coach」を立ち上げた。8月には地元・愛知県によるスタートアップ支援〈Accelerate Aichi by 500 Global「Seed Program」〉にも参加。愛知県の経済産業局革新事業創造部スタートアップ推進課海外連携グループの担当者はこう説明する。

「このプログラムは、スタートアップ企業の経営者がメンターからアドバイスを受けるなどしながら8週間にわたって事業計画を練り、最後に支援してくれる企業に向けてプレゼンをするというプログラムです。Accelerateとあるように、もとからあるそれぞれの企業の事業計画を加速するのが目的ですね。66社の応募があって、そこから15社が選ばれました。エブリンさんのCircle Of Lifeはそのなかの1社です」

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