【宮崎大学】世界中から畜産を学びに来る伝統の牧場
宮崎大学農学部の住吉フィールドは、1930年に始まった歴史ある牧場だ。准教授(附帯施設長)・小林郁雄氏が言う。
「宮崎は昔から畜産がさかんな地域。戦後『宮崎牛』ブランドを作る際も、当大学出身者が深く関わってきました」
2008年からは、大学独自ブランド牛の生産・販売を始めた。
「『宮崎大学Beef』は学生や職員の愛情を受けて、住吉フィールドで生まれ育った黒毛和牛です。世界人口の増加や環境問題により、2050年には牛肉などのタンパク質の供給が追い付かなくなるといわれています。そうした状況のなか、私たちは持続可能な畜産に取り組んでいます」(小林氏)