自身も息子も発達障害という漫画家の

自身も息子も発達障害という漫画家のモンズースーさんが体験を語る

 そんな自分を大らかに見守ってくれた母親のおかげで、子供の頃はまだ受け入れられてきた。しかし、成長するにつれて問題が……。

「特につらかったのは中学や高校時代。女子は集団行動が基本で、ちょっとした失言で仲間外れにされます。私は、他人や流行への興味が薄いからうまく立ち回れず、行動を否定されてばかり。高校では授業についていけず、ノートをとることすら難しいこともありました」

 専門学校卒業後は、倉庫内の仕分け、居酒屋のホール担当、リゾートバイト、介護、製造などの仕事をした。

「働くのは好きなのですが、飽きやすく、それで辞めたことも。

 なんで私はほかの人のようにできないんだろう、人に嫌な思いをさせてしまうんだろうと悩みました。大人になると空気も多少は読めるようになり、何が悪かったのかはわからなくても、違和感は察知できるんです。

 ちょっとした言動で、変な目で見られたり、否定されることもあり、とにかく毎日とても疲れていました」

 人に気持ちを伝えることが苦手で、相談もできなかった。

「診断されたときは、腑に落ちたところもあります。投薬治療の選択肢もあるとわかり気が楽になりましたし、予防できることもあると知ると、安心できました」

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