あおりんごさんは本職が料理人だという(「あおりんご」さん提供)
「実は私は本職が料理人。料理学校の講師もやっていたし、自分で料理教室も開催していました。差し入れを始めたきっかけも、私の本職を知った前の担当から、カロリー計算をしたダイエットメニューを作ってくれ、と頼まれたことでした。というのも、元担当の店は歌舞伎町でも有数の有名店で、それ故に従業員のルックスにも厳しく、従業員全員でダイエットのグループLINEを作ってその日食べたものを、写真とともにカロリーや栄養価まであわせて報告する義務があったからです。
結局、その担当とは切れてしまったのですが、彼への差し入れの数々を見ていた今の担当から、『オレにも作って欲しい』と頼まれて、現在通っているお店にも差し入れるようになったんですよね。今では卓でヘルプの子たちも一緒に食べていますよ(笑い)」
それでも、ホストクラブへの手料理の持ち込みが「アリ」か「ナシ」かと聞かれると、答えは分かれるだろう。あおりんごさんのようにホストと信頼関係ができていて初めて「アリ」と言えるようなハードルの高い問題ではある。
メニューは豊富だ(「あおりんご」さん提供)