求められているのはカメレオン型(イメージ)
だがエッジの利いたコメントが、これまで通り聞けるかどうかはわからない。復帰後は口調は前のままながら、内容的には無難にまとめている?という感じがしなくもない。NEWSポストセブンの『玉川氏が”本格復帰”元NHK武田真一アナへの対抗でテレ朝が求めた「数字をもってる男」の”劇薬”』にも書かれていたが、いくら数字を持っていても、もう一度失言してしまえば、次のチャンスはない。この記事によると、玉川氏に求められているのは「”バランスに気を配りつつ、話題になるような発言をする”というアクロバティックなポジション」という。
今まで通り独自の見解を舌鋒鋭く、手厳しく、勢いに任せてずけずけ言っていると、つい口が滑ってしまうことが無いとは言い切れない。そのため、今後は置かれた環境、扱うテーマだけでなく周りの状況や場の雰囲気に合わせつつ、切れ味鋭い突っ込んだコメントが期待されているということになる。そう考えると復帰した玉川氏に求められるのは、ペンシルベニア州立大学のマーティン・キルドフがいう「カメレオン人間」のような言動かもしれない。
カメレオン型人間とも呼ばれるこのタイプは、人間関係や置かれた状況、相手の期待などに合わせて、態度や言動などをうまく変えていけるため、人からの評判もよく出世も早いという。簡単にいえば、臨機応変、空気を読むのがうまいタイプということだ。その反対が「シマウマ型人間」。これはシマウマの縦縞のように、いつも変わらず自分の価値観に従って発言し行動するタイプだ。国葬に関する玉川氏の発言は、自分の考えのままに意見してしまうシマウマ型人間の対応ということになるのだろう。
状況や場に応じて自分の言い方や態度、見せ方を変えるというカメレオン人間。二度と失言しないため試してみてはいかがだろうか、玉川さん。