「つむじ・尾骨離し呼吸」で狭窄体質を改善
その他、日常動作で気を付けるべきことは何か。
「もっとも良くないのが中腰の姿勢です。低い位置の物を取ろうとする時などは、胸椎、股関節、ひざを曲げて、腰はなるべくまっすぐ保つように意識します。床でのあぐら座りは腰が曲がるため、なるべく椅子に座る生活を心がけましょう」
脊柱管狭窄症に薬で対処するのは治療にならない、と西良医師は言う。
「一時的に痛みが和らいでも、日常動作がそのままでは炎症が続き、症状は悪化する一方。薬に頼らず、運動療法を実践したほうがはるかに治療効果が高いことは明白です」
※週刊ポスト2023年5月5・12日号