国内

「100%何も悪いことしていない」授業料500万円超の高級インターが閉鎖後の移転先からも退去 保護者側の弁護士が明かす返金トラブルの全貌

「100%悪いことしていない」と主張するリナ・ローズ氏

「100%悪いことしていない」と主張した創設者のリナ・ローズ氏(時事通信フォト)

 東京・港区のインターナショナルスクール「Xスクール(仮名)」が、約500万円の授業料をめぐり、保護者とのあいだで返金トラブルに発展していることが報じられ、大きな話題となっている。

 5月30日放送の『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)によると、建物を借りているスクール側と建物のオーナー側で、家賃の滞納により5年以上にわたってトラブルになっており、今年3月に建物のオーナー側への明け渡しの強制執行がされた。事態を把握した保護者たちが退学を決断して、前払いで振り込んだ授業料の返金を求めたところ、取り合ってもらえなかったという。

 上記の報道を受けて、「Xスクール」は公式声明をInstagramアカウントに掲出。〈虚偽の情報を流したり、学校のコミュニティについて中傷的な発言をしたり、私たちの評判に重大な損害を与えました〉(※原文は英語)とテレビ朝日に抗議する形で主張した。

 渦中の「Xスクール」は、2011年にリナ・ローズ氏によって創立された。一体どんなインターナショナルスクールだったのか。

「0歳から6歳までの乳幼児を対象に、外国語のほかにも音楽やダンスなどが学べました。子ども1人の授業料は1年間で約500万円と高額ですが、早期教育への関心が高い保護者が集まり、およそ100人が通っていたこともあったそうです。麻布エリアという立地もあって、子どもを通園させる芸能人や一流アスリートなども実際に複数名いたそうです」(教育系ライター)

 近所の住人が語る。

「スクールの前にはいつも送迎車が止まっていて、外国人の子供たちが多く出入りしていました。窓に星マークのシールが貼られていて、とてもかわいらしいスクールだと思っていました。日本人女性のスタッフや外国人の方もよく見かけましたが、今は誰も出入りしていないですよ」

 取材班がスクールのインターホンを鳴らすも、応答はなかった。

 授業料の返還を求めている保護者の代理人である加藤博太郎弁護士に話を聞いた。

関連記事

トピックス

モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
医療的ケア児の娘を殺害した母親の判決は執行猶予付きに(画像はイメージ、Getty)
「何もついてない、まっさらな状態で抱きしめたかった」呼吸器に繋がれた医療的ケア児の娘(7)を殺害した母(45)が語った「犯行時の心情」【執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁/時事通信)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者
《事故後初の肉声》広末涼子、「ご心配をおかけしました」騒動を音声配信で謝罪 主婦業に励む近況伝える
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト