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「体臭に関するクレームが来た」「見ず知らずの中高年男性と性交する必要がある」と……22歳女性への性的暴行で逮捕された55歳男の卑劣手口

横浜地裁

横浜地裁(時事通信フォト)

「あなたの体臭でクレームが来ている」……そんな嘘をかたり、女性に性的暴行を重ねていたとして逮捕起訴された岩本正道被告(逮捕時55)の公判が現在、横浜地裁(渡辺史朗裁判官)で開かれている。

 岩本被告は、飲食店勤務の女性Bさん(22)に対して、その勤務先の経営会社社員を装い電話をかけ、「体臭に関する苦情が来ている。診察をうけなければ解雇になる」などと告げた。

 これを信じ込ませてBさんを神奈川県・小田原市に呼び出し、性的暴行を加えようとした準強制性交等未遂罪のほか、同様の手口で別の女性Aさんに性的暴行を加えたとして準強制性交等罪で起訴されている。

 6月19日の第二回公判ではBさんの事件に関する証拠調べが行なわれ、検察官は岩本被告の手口を明らかにした。起訴状や冒頭陳述によれば岩本被告は今年2月、飲食店で働くBさんに電話をかけ、まず冒頭の体臭に関する架空のクレームを伝えた。

 そのうえで、「早急に診察を受けなければならず、受けなければ解雇になる。見ず知らずの男性と性行為をしてその臭いや体液の味を判断してもらわないと診察できない」などと言い、これをBさんに信じ込ませたのだという。

 そしてBさんを小田原駅近辺に呼び出した後、「性行為の結果を病院の書類に記載しないと診察が受けられない。勤務先や同僚にも迷惑がかかる」などと電話で伝え、「性行為をして臭いや体液の味を判断するための見ず知らずの男性」になりすましてBさんに近づき、ホテルへ。そこで被告は逃げようとするBさんに無理やり性交しようとした。

 抵抗を続けたことから岩本被告はホテルを出たが、Bさんはその直後、勤務する飲食店の上司に電話で確認。すると「そのようなクレームは把握していない」と言われ、警察に相談するに至ったのだ。

 当の岩本被告はBさんに対する事件に対して「わいせつ行為はしていません」と述べ否認している。このBさんやAさんの事件だけでなく、他の事件でさらに起訴が予定されている。

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