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「別れるなら殺すと首を絞められた」「キッチンハイターをかけられた」横浜・18歳女子大生殺人、 “4度の110番通報”苛烈な口論と暴力

殺害された女子大生・冨永紗菜さん

殺害された大学1年の冨永紗菜さん(SNSより)

 横浜市鶴見区で18歳の女子大学生を殺害したとして元交際相手の男が逮捕された事件。逮捕された伊藤龍稀容疑者(22)は、6月29日、大学1年の冨永紗菜さん(18)を自宅マンションの駐車場で待ち伏せし、包丁で刺すなどして殺害した疑いが持たれている。

「午前10時17分、紗菜さんの母親から『娘が血だらけで倒れている』と110番通報があった。その10分後、近隣の警察に伊藤容疑者が1人で包丁を持って自首。『彼女が家から出てくるのを待ち伏せして刺した』といい、容疑を認めているといいます。女性は凶器で複数箇所刺されたとみられ、警察は詳細を調べている」(全国紙社会部記者)

 事件を受けて冨永さんの遺族がコメントを発表し、「娘は伊藤容疑者と1週間前に別れたが、連絡が途切れなかった」と明らかにした一方、警察は2人の交際をめぐるトラブルで、冨永さん本人や第三者から2年間に4度の通報があったことを明らかにしている。その通報内容の詳細がわかった。

「初めて通報があったのは2021年の10月。紗菜さんが友人に当時交際していた伊藤容疑者との悩みを友人に相談していたところ、そこに伊藤容疑者がやってきて紗菜さんの腕を引っ張ったため、その友人が通報したそうです。

 2回目は2022年の6月。伊藤容疑者が紗菜さんに『俺の写真をSNSに載せろ』と迫ったことがきっかけで口論となった。伊藤容疑者は暴力を認めたとのことですが、その1か月後の警察の連絡に対しては紗菜さんは『仲直りした』とし、警察も対応をやめたといいます」(同前)

 紗菜さんは伊藤容疑者の自宅に頻繁に通っていたとみられる。3度目の通報は昨年12月で、このときは「男女が口論する大きな声がする」「モノが割れる音が聞こえた」と近隣住民が警察に通報した。

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