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夏の「ワキのにおい」対策 外出前にクリームかロールオンタイプの制汗剤、「意識的に汗をかく」ことが予防に

(写真/GettyImages)

ワキのにおいはどう防ぐ?(写真/GettyImages)

 汗をたくさんかく夏、特に気になるワキのにおい。どのように対策すればいいのか。臭気判定士でにおい・かおり環境アドバイザーの石川英一さんは言う。

「汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺があり、前者は全身にあり、主に体温調節のために汗を出します。後者は限られた場所にあり、特にワキの下に多く、脂質やたんぱく質などにおいのもととなる成分を多く含むため、皮膚の常在菌と混じってにおいの原因に。

 皮脂と汗の分泌は制汗剤で抑えられます。スプレータイプは手軽に吹きつけられ、清涼感も高いですが、ロッカーなど狭いところでは周囲に香りパウダーが漂い、『香害』になる恐れがあります。ワキのにおいが気になる場合は、クリームタイプかロールオンタイプを使用するといいでしょう。いずれも肌への密着度が高く効果が長持ちします。出かける前にクリームかロールオンタイプの制汗剤をワキの下に塗っておきましょう」(石川さん)

 さらに、今年は酷暑で冷房の効いた部屋で長時間過ごし、汗をかかないことも多いが、これもにおいの一因になる。『日本人はなぜ臭いと言われるのか』(光文社新書)の著者で内科医の桐村里紗さんは言う。

「ふだん汗をかかないと汗腺機能が衰え、においやすい汗が出るようになります。

 予防としては、ウオーキングなどの適度な有酸素運動をする、40℃程度の湯船に10〜15分程度つかるなど、意識的に汗をかくようにしましょう。運動をすることで汗腺機能も高まり、においにくいよい汗がかけるようになります」(桐村さん)

【ワキのにおい対策5か条】
・こまめにワキの下の汗を拭く
・ムダ毛の処理はこまめに行う
・38℃のお湯で洗い流す
・制汗剤はロールオンタイプかクリームタイプを使う
・40℃の湯船に10〜15分程度つかる

【ワキのにおいにおすすめ!】価格は編集部調べ

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取材・文/廉屋友美乃

※女性セブン2023年8月3日号

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