「30年前」の田村容疑者(本人のSNSより)
〈何かあるたびにTVでは精神科医が色々コメントしますが、社会は全然よくなっている気がしないのはなぜ? 精神医学におまかせではなく、一人ひとりが正しい意識をもって、身近な問題として向き合うことが大切です。なんでも医学で解決できるかのような幻想を持つのは、やめましょう〉
事件発生から警察の捜査は難航していた。猟奇的な事件の容疑者が精神科医の父親と娘だったことがわかり、親子が住む厚別区には動揺が走っている。逮捕があった24日の午前中には警察による家宅捜査が行なわれた。近隣に住む女性が語る。
「昼過ぎからヘリコプターが飛んでいてびっくりしたんですが、まさかあの事件の犯人だとは思いませんでした。父親の修さんは、玄関前で毎日カップラーメンやコンビニ弁当を食べている姿を見ましたね」
被害者である浦さんの遺体が見つかった日の前日、浦さんは現場となったホテル近くで開催されていたディスコイベントに参加していた。当日イベントに参加していた浦さんの知人によると、「浦さんは当時、当日夜の予定は決めていなかったんじゃないか」と言う。
「浦さんと親しい50代の女性に、イベントがあった当日『いまディスコイベントに来ているんだけど来ない?』と浦さんから連絡が来ていたそうです。女性は誘いを断ったそうですが、そののち浦さんと連絡がとれなくなったと慌てていました。
浦さんは当日、イベントには一人で来ていた。先約があれば、そうして当日女性を誘ったりしないのではと思うのですが」
なぜ容疑者親子は共謀し、これほどの猟奇的な犯行に至ったのか。道警は容疑者親子への事情聴取を続けている。