▼スクロールで次の画像

(画像 1 / 19)

リリースの瞬間をハイスピードカメラで撮影。回転数や回転軸の数値を確認しながら、実際の球筋と感覚を一致させていく(撮影/藤岡雅樹)

リリースの瞬間をハイスピードカメラで撮影。回転数や回転軸の数値を確認しながら、実際の球筋と感覚を一致させていく(撮影/藤岡雅樹)

(画像 2 / 19)

大谷翔平のスライダーより大きな幅で曲がる「スイーパー」に五十嵐亮太氏が挑戦(写真/共同通信社)

大谷翔平のスライダーより大きな幅で曲がる「スイーパー」に五十嵐亮太氏が挑戦(写真/共同通信社)

(画像 3 / 19)

図の縦軸はリリースの高さ、横軸はプレートからリリースポイントまでの距離を示す。スイーパーと直球とで腕の位置にはっきりした違いがあるため、打者は球種を予測しやすくなるが、「良質のボールが投げられればアウトにできると考えているはず」(神事氏)。同じ球種でもリリースポイントにばらつきがあるのは、試合の中でその日の状態に合わせて微調整しているのだろう(提供/NEXT BASE。数値は前半戦最終登板7月5日時点)

図の縦軸はリリースの高さ、横軸はプレートからリリースポイントまでの距離を示す。スイーパーと直球とで腕の位置にはっきりした違いがあるため、打者は球種を予測しやすくなるが、「良質のボールが投げられればアウトにできると考えているはず」(神事氏)。同じ球種でもリリースポイントにばらつきがあるのは、試合の中でその日の状態に合わせて微調整しているのだろう(提供/NEXT BASE。数値は前半戦最終登板7月5日時点)

(画像 4 / 19)

スイーパー:「横投げ」に近い投げ方で、投手方向から左に平均42.5cmの曲がり幅を生み出す。前半戦の投球の35.4%を占めた(写真=AFP/AFLO)

スイーパー:「横投げ」に近い投げ方で、投手方向から左に平均42.5cmの曲がり幅を生み出す。前半戦の投球の35.4%を占めた(写真=AFP/AFLO)

(画像 5 / 19)

速球、カーブetc.:スプリット、カーブ、速球は地面から180~200cm程度の高い位置から投げており、腕の振りは「縦振り」に近い(Getty Images)

速球、カーブetc.:スプリット、カーブ、速球は地面から180~200cm程度の高い位置から投げており、腕の振りは「縦振り」に近い(Getty Images)

(画像 6 / 19)

大谷より球種が豊富なダルビッシュ有(パドレス)だが、リリースの位置は大谷よりも一定の箇所に集まっている。力で打者をねじ伏せようとする大谷に対し、「あらゆる球種を駆使して打者の裏をかくのがダルビッシュ投手」(五十嵐氏)。神事氏も「直球の質に関しては大谷投手より100回転ほど多く、ボール1個分ぐらい大谷投手より伸びている良質のボール。スイーパーも直球に近いリリース位置から投げていて打者が判別しにくい」と語る(提供/NEXT BASE 。数値は前半戦最終登板7月8日時点 )

大谷より球種が豊富なダルビッシュ有(パドレス)だが、リリースの位置は大谷よりも一定の箇所に集まっている。力で打者をねじ伏せようとする大谷に対し、「あらゆる球種を駆使して打者の裏をかくのがダルビッシュ投手」(五十嵐氏)。神事氏も「直球の質に関しては大谷投手より100回転ほど多く、ボール1個分ぐらい大谷投手より伸びている良質のボール。スイーパーも直球に近いリリース位置から投げていて打者が判別しにくい」と語る(提供/NEXT BASE 。数値は前半戦最終登板7月8日時点 )

(画像 7 / 19)

ダルビッシュ有(写真/AFLO)

ダルビッシュ有(写真/AFLO)

(画像 8 / 19)

図が示すのは、大谷が上下左右、全方位への変化球を操っていることだ。スイーパーは最も変化量が大きく、投手方向から見て左側へ曲がることを表わす。2023年2月に肘の手術をしたばかりという五十嵐氏がスイーパーに挑戦するも、解析した変化量はスプリットやカットボールの位置にとどまり、スイーパーのような左側への大きな変化量は出なかった(提供/NEXT BASE。数値は前半戦最終登板7月5日時点)

図が示すのは、大谷が上下左右、全方位への変化球を操っていることだ。スイーパーは最も変化量が大きく、投手方向から見て左側へ曲がることを表わす。2023年2月に肘の手術をしたばかりという五十嵐氏がスイーパーに挑戦するも、解析した変化量はスプリットやカットボールの位置にとどまり、スイーパーのような左側への大きな変化量は出なかった(提供/NEXT BASE。数値は前半戦最終登板7月5日時点)

(画像 9 / 19)

真上から投げ下ろすタイプの五十嵐氏がいきなりサイドから投げてもなかなか思い通りのデータが得られない

真上から投げ下ろすタイプの五十嵐氏がいきなりサイドから投げてもなかなか思い通りのデータが得られない

(画像 10 / 19)

神事氏が「縫い目に対し、人差し指と中指を深く握れば回転数が上がる」と説明すると、「逆だと思っていた」と五十嵐氏(撮影/藤岡雅樹)

神事氏が「縫い目に対し、人差し指と中指を深く握れば回転数が上がる」と説明すると、「逆だと思っていた」と五十嵐氏(撮影/藤岡雅樹)

(画像 11 / 19)

「僕は腕を縦振りさせるタイプなので、下げたところでスイーパーは難しいですね。悔しい!」(撮影/藤岡雅樹)

「僕は腕を縦振りさせるタイプなので、下げたところでスイーパーは難しいですね。悔しい!」(撮影/藤岡雅樹)

(画像 12 / 19)

大谷のようなサイドスローに挑戦(撮影/藤岡雅樹)

大谷のようなサイドスローに挑戦(撮影/藤岡雅樹)

(画像 13 / 19)

動作解析技術は著しく進歩(撮影/藤岡雅樹)

動作解析技術は著しく進歩(撮影/藤岡雅樹)

(画像 14 / 19)

アスリート向けに動作解析を行なう「ネクストベース」の上級主席研究員・神事努氏(撮影/藤岡雅樹)

アスリート向けに動作解析を行なう「ネクストベース」の上級主席研究員・神事努氏(撮影/藤岡雅樹)

(画像 15 / 19)

現役時代はMAX158キロの豪速球を投げ込んだ五十嵐氏(撮影/藤岡雅樹)

現役時代はMAX158キロの豪速球を投げ込んだ五十嵐氏(撮影/藤岡雅樹)

(画像 16 / 19)

ネクストベースの解析のもと、「大谷スイーパー」を実践(撮影/藤岡雅樹)

ネクストベースの解析のもと、「大谷スイーパー」を実践(撮影/藤岡雅樹)

(画像 17 / 19)

ハイスピードカメラなども活用(撮影/藤岡雅樹)

ハイスピードカメラなども活用(撮影/藤岡雅樹)

(画像 18 / 19)

様々なデータがとれる(撮影/藤岡雅樹)

様々なデータがとれる(撮影/藤岡雅樹)

(画像 19 / 19)

進化し続ける動作解析技術(撮影/藤岡雅樹)

進化し続ける動作解析技術(撮影/藤岡雅樹)

関連記事

トピックス

杏が日本で入院していた
杏が日本で極秘入院、ワンオペ育児と仕事で限界に ひっきりなしに仕事のオファーも数日間の休みを決断か
女性セブン
佳子さま
【不適切なクレームが増加?】佳子さまがギリシャ訪問中に着用のプチプライス“ロイヤルブルーのニット”が完売 それでもブランドが喜べない理由
女性セブン
都知事選に向けての出馬表明は不鮮明なまま
【最近のコンビニのお弁当は…】多忙を極める小池百合子都知事 同居男性の転居、愛犬との別れ、都庁で若手職員の離職が増加…深まる孤独感
女性セブン
一躍、注目の存在に(左から丸田湊斗、清原勝児、延末藍太)
「レクサスに乗りたい」慶大の“美白プリンス”丸田湊斗が明かした「将来の夢」にOBから心配の声「斎藤佑樹の“二の舞”にならないで…」
NEWSポストセブン
昭和42年(1967年)に創業の亀の湯。5月16日、公式Xにて度重なる客のマナー違反を理由に急きょ閉店を発表した。
【神奈川老舗銭湯がカスハラ閉店】サンダル盗難、蛇口破壊、女湯のぞき、ゴミで溢れる駐車場には包丁が……店主絶望の決断も再建に立候補の声「お風呂屋さんをやりたい人が」
NEWSポストセブン
活動を休止中のもたいまさこ、今秋ドラマ主演予定の小林聡美
《3年間女優活動ナシ》もたいまさこの復帰願う小林聡美、所属事務所が「終活」で第二の旅立ちへ
NEWSポストセブン
中村芝翫と三田寛子(インスタグラムより)
《三田寛子が中村芝翫の愛人との“半同棲先”に突入》「もっとしっかりしなさいよ!」修羅場に響いた妻の怒声、4度目不倫に“仏の顔も3度まで”
NEWSポストセブン
中村七之助の熱愛が発覚
【独占スクープ】中村七之助が京都のナンバーワン芸妓と熱愛、家族公認の仲 本人は「芸達者ですし、真面目なかた」と認める
女性セブン
田村瑠奈被告
【戦慄の寝室】瑠奈被告(30)は「目玉入りのガラス瓶、見て!」と母の寝床近くに置き…「頭部からくり抜かれた眼球」浩子被告は耐えられず ススキノ事件初公判
NEWSポストセブン
反自民、非小池都政の姿勢を掲げている
《一時は母子絶縁》都知事選出馬・蓮舫氏、長男が元自民議員との養子縁組解消&アイドルを引退していた
女性セブン
日本中を震撼させた事件の初公判が行われた
【絶望の浴室】瑠奈被告(30)が「おじさんの頭持って帰ってきた」…頭部を見た母は「この世の地獄がここにある」 ススキノ事件初公判
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 名古屋にも抜かれる「大阪沈没」衝撃予測ほか
「週刊ポスト」本日発売! 名古屋にも抜かれる「大阪沈没」衝撃予測ほか
NEWSポストセブン