芸能

映画『マイ・エレメント』で声優初挑戦、川口春奈&玉森裕太インタビュー 2人の“初めて”

映画『マイ・エレメント』で声優初挑戦、川口春奈&玉森裕太インタビュー 2人の“初めて”

映画『マイ・エレメント』でアニメーション作品の声優に初挑戦した川口春奈と玉森裕太が、語ってくれた

 ディズニー創立100周年を迎えた今年、ディズニー&ピクサーが贈る劇場『マイ・エレメント』がついに日本で公開される。世界10か国以上で大ヒットを記録し、ピクサー史上最もロマンティックと話題だ。日本版でアニメーション作品の声優に初挑戦した2人に、“初めて”についてたっぷり話を聞きました!

 本作で火の女の子・エンバーと、水の青年・ウェイドを演じた川口春奈と玉森裕太。声のみで感情を表現するアニメーション作品の吹き替えの世界は、2人にとって初めての刺激を受けたようだ。

川口「ひとりきりでお芝居をする環境自体が珍しかったので、最初は不安になりました。掛け合う相手がいないなか、ほぼゼロの状態からエンバーを作っていったので、かなりイマジネーションが必要な現場でした。監督からは『とにかくテンション高く!』という演出をいただいたんです。自分が思っている何倍もの感情表現を求められたので、これまで以上に感情を思いきり解放して収録しました。ドラマや映画の撮影との違いを感じるポイントはたくさんありましたね」

玉森「ぼくは、監督から『声を張って』という演出がありました。どんなに相手が近くにいても、自分が思っている以上に声を張らないと、ちゃんと声に感情が乗らないんだなとそこで学びました。何もかもが手探り状態でしたけど……それでも楽しんでできたのはよかったです。明るい物語だから、前向きな気持ちになれたんでしょうね」

川口「私も同じでした。収録は映像を見ながらやるんですけど、とてもきれいでポップな世界観なので、見ているだけで幸せな気分になるんです。作品の世界に浸って収録できる喜びを、しみじみと感じていました」

玉森「アニメーション作品の声優は初めてで、ぼくなりに全力で挑戦したので、また機会をいただけたらうれしいです!」

 この作品は、エンバーとウェイドの交流を通し、“相手を理解し、深くかかわり合う大切さ”や、“ひとりでは気づけなかった可能性に気づく”といったメッセージが込められている。2人に人とのコミュニケーションについて聞いてみると……。

玉森「人見知りなので得意ではないですね。特に初対面のかただと『いま話しかけない方がいいよな』とか、すごく考えたりと気にしがちです」

川口「私も、初対面だと戸惑っちゃうし、会話できるようになるまで時間がかかるタイプです。でも人に興味はあるので、タイミングをみて話しかけることも。そこで共通点が見つかればうれしいし、話が弾むと楽しくなります」

 そんな2人は今作で初共演。実はプライベートでニアミスしていたという。

川口「初めて言いますけど、このお仕事が決まった翌々日くらいに、街中で玉森さんをお見かけしたんですよ」

玉森「えっ、そうだったんですか!? 声かけてくださいよ!」

川口春奈

「声優に決まったときは『まさか!』と驚いた気持ちと、ピクサーの世界に仲間入りできる喜びなど、ワクワクとドキドキが混ざっていました」

川口「迷ったんですけど、話しかけたところでどうしていいかわからなくなりそうじゃないですか? なので、いま初めて言いました(笑い)」

玉森「まあね、ぼくもいざ声をかけられたらアワアワしちゃいそうです(笑い)」

川口「でもあれは『マイ・エレメント』がつないだ縁なんだろうなと思いましたよ」

玉森「確かに、“縁”を感じますね」

「声優に決まったときは『まさか!』と驚いた気持ちと、ピクサーの世界に仲間入りできる喜びなど、ワクワクとドキドキが混ざっていました」

撮影/田中智久 取材・文/松本まゆげ

※女性セブン2023年8月10日号

関連記事

トピックス

記者が発行した卒業証明書と田久保市長(右/時事通信)
《偽造or本物で議論噴出》“黄ばんだ紙”に3つの朱肉…田久保真紀・伊東市長 が見せていた“卒業証書らしき書類”のナゾ
NEWSポストセブン
解散を発表したTOKIO
《国分太一コンプラ違反で解散のTOKIO》山田美保子さんが31年間の活動を振り返る「語り尽くせぬ思い出と感謝がありました」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《女優・遠野なぎこのマンションで遺体発見》近隣住民は「強烈な消毒液の匂いが漂ってきた」「ポストが郵便物でパンパンで」…関係者は「本人と連絡が取れていない」
NEWSポストセブン
JESEA主席研究員兼最高技術責任者で中国人研究者の郭広猛博士
【MEGA地震予測・異常変動全国MAP】「箱根で見られた“急激に隆起”の兆候」「根室半島から釧路を含む広範囲で大きく沈降」…5つの警戒ゾーン
週刊ポスト
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
モンゴルを訪問される予定の雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、「灼熱のモンゴル8日間」断行のご覚悟 主治医とともに18年ぶりの雪辱、現地では角界のヒーローたちがお出迎えか 
女性セブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト
佐々木希と渡部建
《六本木ヒルズ・多目的トイレ5年後の現在》佐々木希が覚悟の不倫振り返り…“復活”目前の渡部建が世間を震撼させた“現場”の動線
NEWSポストセブン
東川千愛礼(ちあら・19)さんの知人らからあがる悲しみの声。安藤陸人容疑者(20)の動機はまだわからないままだ
「『20歳になったらまた会おうね』って約束したのに…」“活発で愛される女性”だった東川千愛礼さんの“変わらぬ人物像”と安藤陸人容疑者の「異変」《豊田市19歳女性殺害》
NEWSポストセブン
たつき諒著『私が見た未来 完全版』と角氏
《7月5日大災害説に気象庁もデマ認定》太陽フレア最大化、ポピ族の隕石予言まで…オカルト研究家が強調する“その日”の冷静な過ごし方「ぜひ、予言が外れる選択肢を残してほしい」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で、あられもない姿をする女性インフルエンサーが現れた(Xより)
《万博会場で赤い下着で迷惑行為か》「セクシーポーズのカンガルー、発見っ」女性インフルエンサーの行為が世界中に発信 協会は「投稿を認識していない」
NEWSポストセブン