国内

九州北部豪雨の土砂崩れ復旧作業を手伝った九州プロレス・TAJIRIの思い「心配していますと言うだけでは」

地元密着型プロレス団体・九州プロレスのレスラー6人

突然田舎に現れた大男の集団(撮影/よっちゃん)

 7月上旬の九州北部豪雨で被害を受けた佐賀県唐津市の七山地区では、土砂崩れが各地で発生し、3人が亡くなった。高齢者が多いこともあり復旧作業はなかなか終わらない。重機が入れない場所もあるほか、県道ではない場所は県庁の管轄外といったこともあり、復旧が進んでいない場所も多数だ。

 そんな状況下、この8月に創設15周年を迎えた地元密着型プロレス団体・九州プロレスのレスラー6人が3日、同地を訪問。宴会・仕出しを提供する「松浦屋」と土砂崩れが発生した農家の2軒で復旧のボランティア活動を行った。参加したのは世界最大のプロレス団体・WWEで活躍したTAJIRIをはじめ、めんたい☆キッド、桜島なおき、ジェイク・リード、ニコ・インベラルディ、ミルコ・モーリの6選手。

 突然田舎に現れた大男の集団に地元住民は驚いていたが、もっと驚いたのはそのパワー。店の人、農家の人が20日以上撤去できなかった土砂を次々とスコップで掻き出していく。松浦屋では貯水槽と側溝に溜まった土砂を片付けた。側溝には崩れた石垣の重い石がスタックしており、これも選手が処分した。店主の女性は「このままだと何年かかるか分かりませんでした。本当に助かりました」と語った。

 農家では土砂の撤去を行ったが、レスラー達の力強いスコップさばきから高速で土砂を作業用一輪車に次々と移していく様には唖然とする人も。また、太いホース状の水路が土砂で分断され、水が流れない状態になったため、この土砂も除去した。農家経営の男性は「ここまでやっていただけて、本当に驚きました。感謝します」と語った。

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